1996 World Champion

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{{#card:1996 World Champion}}
 
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かの[[Black Lotus]]を上回る価値のある[[カード]]。なぜならたった1枚しか存在せず、それが1996年の[[世界選手権]]の優勝トロフィーの中に封印されているからである。
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「'''もっとも希少な[[トレーディングカード]]'''」として[[Shichifukujin Dragon]]と共に[[ギネス世界記録]]に記載されている[[カード]]。たった1枚しか存在せず、それが[[世界選手権96]]の優勝トロフィーの中に封印されているからである。このカードの原版を破壊したイベントを収録したビデオが存在している。ゆえに、[[再版]]することもない。
このカードの原版を破壊したイベントを収録したビデオが存在している。ゆえに、[[再版]]することもない。
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もし普通に[[攻撃]]が[[通し|通って]][[戦闘ダメージ]]がそのまま与えられたら、確実に[[対戦相手]]を倒せるということになる。
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カードの性能は、[[対戦相手]]の[[ライフ]]と同値の[[P/T]]を持ち、[[被覆]]相当の[[能力]]に加え、自己[[教示者]]とでも言うべき豪快な能力を持つ[[白青黒赤緑|5色]]の[[伝説のクリーチャー]]。被覆による[[除去耐性]]を備えていながら[[攻撃]]が[[通し|通る]]だけで対戦相手のライフを0にできるため、[[フィニッシャー]]として非常に強力。例によって[[投げ飛ばし/Fling]]などと併用するだけでお手軽[[即死]][[コンボ]]。このカードが[[引く|引けて]]いない状況でも[[手札]]を犠牲にアクセスできるため、[[マナ]]さえ揃えば確実に[[唱える]]ことができ、隙がない(この点は後年の[[統率者戦]]における[[統率者]]の概念に似ている)。総合的に見て、世界チャンピオンにふさわしい強力な一枚に仕上がっている。
 
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1番目の[[能力]]は現在のルールに整合していない([[常在型能力]][[対象]]をとることはない)が、このカードの[[Oracle]]が存在するはずもないので修正はされていない。
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*決勝戦で対戦相手の[[デモコンデス]]により栄冠が転がり込んできたこの年の世界チャンピオン、オーストラリアの[[Tom Chanpheng]]は数年後にコレクター相手に数千ドルで優勝トロフィーを手放したと言われている。
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*[[トーナメント]][[リーガル]]のカードではなく、また[[オラクル]]も存在せず修正されることもないため、現在の[[総合ルール|ルール]]に整合していない点がいくつもある。
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**1番目の能力のような「戦場に出るに際し~」という能力は[[常在型能力]]([[置換効果]])であり、それらは[[対象]]をとることはないが、この能力は対象をとっている。ちなみに、これと類似したプレイヤーを指定する置換効果を持つ[[パーマネント]]がいくつか存在する(例:[[真の名の宿敵/True-Name Nemesis]])が、それらは「戦場に出るに際し、プレイヤーを1人選ぶ」などの書式となっており、対象にはしていない。
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**2番目の能力は被覆と同効果だが、被覆に改められてはいない。
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**4番目の能力の[[起動]]条件の「1996 World Championが[[あなた]]の[[ライブラリー]]の中にある」ことをどのように証明するのかが総合ルールで定義されていない。[[伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium]]などで[[裏向き]]で[[追放]]されている場合なども問題になる。また、「[[プレイ]]」が「起動」に改められていない。
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*決勝戦で対戦相手の[[デモコンデス]]により栄冠が転がり込んできたこの年の世界チャンピオン、オーストラリアの[[Tom Chanpheng]]は数年後に[[コレクター]]相手に17,500ドルで優勝トロフィーを手放した。
 
*[[フレイバー・テキスト]]には深い意味があるように思える。
 
*[[フレイバー・テキスト]]には深い意味があるように思える。
'''頂点に立つには、大変な犠牲を要する。'''
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{{フレイバーテキスト|It takes great sacrifice to make it to the top.(頂点に立つには、大変な犠牲を要する)}}
'''It takes great sacrifice to make it to the top.'''
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*Tom Chanphengの優勝時のデッキについては[[12Knights]]を参照。
<!-- -間違っても[[アンティ]]に賭けないように。
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手に入れることもできないカードに不要の心配です。 -->
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==彼の優勝時のデッキ([[12Knights]])==
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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|colspan="2"|''メインデッキ (60)''||
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|colspan="2" style="background:#ffddee"|''クリーチャー (20)''||
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|4||[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]||
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|4||[[白騎士/White Knight]]||
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|4||[[Order of Leitbur]]||
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|4||[[白き盾の騎士団/Order of the White Shield]]||
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|2||[[セラの天使/Serra Angel]]||
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|2||[[Phyrexian War Beast]]||
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|colspan="2" style="background:#ffeedd"|''インスタント・ソーサリー (13)''||
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|4||[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]||
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|1||[[増援/Reinforcements]]||
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|1||[[臨機応変/Sleight of Mind]]||
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|4||[[解呪/Disenchant]]||
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|1||[[復仇/Reprisal]]||
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|1||[[天秤/Balance]]||
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|1||[[ハルマゲドン/Armageddon]]||
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|colspan="2" style="background:#eeeeee"|''エンチャント・アーティファクト (3)''||
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|1||[[土地税/Land Tax]]||
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|1||[[Zuran Orb]]||
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|1||[[Lodestone Bauble]]||
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|colspan="2" style="background:#ddffee"|''土地 (24)''||
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|15||[[平地/Plains]]||
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|4||[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]||
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|4||[[露天鉱床/Strip Mine]]||
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|1||[[Kjeldoran Outpost]]||
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|colspan="2" style="background:#ddeeff"|''サイドボード''||
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|1||[[臨機応変/Sleight of Mind]]||
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|4||[[神への捧げ物/Divine Offering]]||
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|1||[[復仇/Reprisal]]||
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|1||[[流刑/Exile]]||
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|1||[[魂の絆/Spirit Link]]||
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|1||[[Energy Storm]]||
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|2||[[アレンスンのオーラ/Arenson's Aura]]||
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|1||[[黒の万力/Black Vise]]||
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|-
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|2||[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]]||
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|-
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|1||[[Kjeldoran Outpost]]||
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|}
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==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:非流通カード]]
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/tour-part-1-2004-07-26 On Tour, Part 1]([[Making Magic]] [[2004年]]7月26日 [[Mark Rosewater]]著)
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*[https://www.magiclibrarities.net/353-rarities-unique-cards-english-cards-index.html Unique Cards](Magic Rarities)
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*[https://web.archive.org/web/20081018190353/http://www.collectorsquest.com/blog/2008/08/16/magic-the-gathering-part-five-top-ten-cards/ Magic : The Gathering – Part Five : Top Ten Cards](Collectors Quest)
 
*[[デモコンデス]]
 
*[[デモコンデス]]
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr134 プロツアー巡業(パート1)](Wizards社;英語)
+
*[[5色カード]]
*[http://www.magiclibrary.net/rarities-unique.html Unique Cards](Magic Rarities、英語)
+
*[[カード個別評価:プロモーショナル・カード、特殊カード]]

2019年10月6日 (日) 18:45時点における最新版


1996 World Champion (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー

1996 World Championが戦場に出るに際し、対戦相手1人を対象とする。
1996 World Championは呪文や能力の対象にならない。
1996 World Championのパワーとタフネスはそれぞれ、選ばれたプレイヤーの総ライフに等しい。
あなたの手札を捨てる:あなたのライブラリーから名前が「1996 World Champion」であるカードを1枚探し、そのカードを公開する。あなたのライブラリーを切り直し、その上に1996 World Championを置く。この能力はあなたのアップキープの開始時にしかプレイできず、1996 World Championがあなたのライブラリーの中にある場合にのみプレイできる。

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もっとも希少なトレーディングカード」としてShichifukujin Dragonと共にギネス世界記録に記載されているカード。たった1枚しか存在せず、それが世界選手権96の優勝トロフィーの中に封印されているからである。このカードの原版を破壊したイベントを収録したビデオが存在している。ゆえに、再版することもない。

カードの性能は、対戦相手ライフと同値のP/Tを持ち、被覆相当の能力に加え、自己教示者とでも言うべき豪快な能力を持つ5色伝説のクリーチャー。被覆による除去耐性を備えていながら攻撃通るだけで対戦相手のライフを0にできるため、フィニッシャーとして非常に強力。例によって投げ飛ばし/Flingなどと併用するだけでお手軽即死コンボ。このカードが引けていない状況でも手札を犠牲にアクセスできるため、マナさえ揃えば確実に唱えることができ、隙がない(この点は後年の統率者戦における統率者の概念に似ている)。総合的に見て、世界チャンピオンにふさわしい強力な一枚に仕上がっている。

It takes great sacrifice to make it to the top.(頂点に立つには、大変な犠牲を要する)
  • Tom Chanphengの優勝時のデッキについては12Knightsを参照。

[編集] 参考

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