敵意ある宿屋/Hostile Hostel

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*[[第1面]]の英語名は"hostile"と"hostel"で押韻、[[第2面]]の英語名は「忍び寄る」を意味する"creeping in"とかけたシャレ。
 
*[[第1面]]の英語名は"hostile"と"hostel"で押韻、[[第2面]]の英語名は「忍び寄る」を意味する"creeping in"とかけたシャレ。
 
*日本語名も「旅館」を本来の意味に加え、文字通りの「旅する館」と取れるようにしていると思われる。
 
*日本語名も「旅館」を本来の意味に加え、文字通りの「旅する館」と取れるようにしていると思われる。
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==開発秘話==
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このカードはデザイナーが[[ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey]]に感銘を受け、あちらの「クリーチャーを生け贄に変身する土地」というコンセプトは踏襲しつつも異なる[[フレイバー]]を持ったカードを作ろうとして生み出された。
  
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当初は「生きている屋敷」というフレイバーのカードで、第2面は4/3[[威迫]]・[[絆魂]]かつ[[屍肉喰らい/Carrion Feeder]]と同じ[[強化]]能力を持っていた。しかし調整の過程で[[飛行]]を追加されると共に[[クリーチャー・タイプ]]をホラー・構築物から[[デーモン]]に変更されてしまいフレイバーが変わってしまった。その後、[[プレイ・デザイン・チーム]]によるテストプレイの最中に第2面の性能に再調整が必要であると判断され、飛行を失うとともにクリーチャー・タイプも戻された。こうして、無事当初のフレイバーに回帰して印刷されたのである。
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*なお、上記の押韻を考えたのは[[Mark Gottlieb]]。
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;出典
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:[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/creeping-inn-hostile-hostel-2021-09-07 Creeping Inn to the Hostile Hostel]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0035402/ 敵意ある宿屋と忍び寄る旅館](Card Preview [[2021年]]9月7日 [[Reggie Valk]]著)
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[非マナ能力を持つ土地]]
 
*[[非マナ能力を持つ土地]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード:真夜中の狩り]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード:真夜中の狩り]] - [[神話レア]]

2022年4月6日 (水) 23:46時点における版


Hostile Hostel / 敵意ある宿屋
土地

(T):(◇)を加える。
(1),(T),クリーチャー1体を生け贄に捧げる:敵意ある宿屋の上に魂魄(soul)カウンター1個を置く。その後、これの上に3個以上の魂魄カウンターがあるなら、それらのカウンターを取り除き、これを変身させる。その後、これをアンタップする。起動はソーサリーとしてのみ行う。

Creeping Inn / 忍び寄る旅館
〔黒〕 アーティファクト クリーチャー — ホラー(Horror) 構築物(Construct)

忍び寄る旅館が攻撃するたび、あなたはあなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を追放してもよい。そうしたなら、各対戦相手はそれぞれX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xは、忍び寄る旅館によって追放されているクリーチャー・カードの枚数に等しい。
(4):忍び寄る旅館をフェイズ・アウトする。

3/7

土地からクリーチャー変身する両面カード。宿泊客3名の魂を喰らって動き出す、恐怖の宿屋

変身条件にやや難があり、都合2マナ+クリーチャー1体の生け贄が必要なソーサリー・タイミング限定の起動型能力を3回解決する必要がある。実質的なコストは合計6マナ+クリーチャー3体と非常に重い死亡誘発能力を持つクリーチャーや複数生成されるトークンなどを活用してアドバンテージを失わないよう意識したい。

手間がかかる分変身後の性能は高く、攻撃誘発ドレインフェイズ・アウトによる除去耐性を併せ持った大型クリーチャーになる。3/7と高タフネスで場持ちがよく、がっちりと守りつつ隙を見ての攻撃でドレイン能力と合わせて大きくライフを削り取れる。フェイズ・アウトによる除去耐性はなかなか優秀だが、4マナと結構なコストがかかるので、変身直後に除去されてしまわないように注意が必要。

リミテッドではクリーチャー同士が睨み合い膠着した盤面で輝く。攻撃しつつ迎撃されそうになったらフェイズ・アウトして逃れ、誘発済みのドレインでじわじわとライフを削り取っていく。変身のコストは新米密教信者/Novice Occultistや大量に出現する腐乱ゾンビ・トークンがうってつけ。ただしトークンは墓地に落ちないため、変身後のドレインを強化することは出来ない点に注意が必要となる。

構築ではネファリアのグール呼び、ジャダー/Jadar, Ghoulcaller of Nephaliaなど、生贄の供給を安定させて、手早く可能なカードとの併用がしやすい。ただし、登場時のスタンダードにはミシュラランドが多数存在しており、土地枠で搭載できるクリーチャーという強みが薄れてしまっている。ミシュラランドの影響で廃墟の地/Field of Ruinの搭載率も高いため、アドバンテージを失って終わり、となりがち。いざクリーチャー化してもドレインが有効な数値になるまでにはそれなりのターン数と、クリーチャー・カードが必要となる点も少々辛い。メタゲームによっては採用可能だが、サイドアウトの選択肢は常に持っておこう。ちなみに、クリーチャー化した後は土地としての性質を失う。廃墟の地は食らわなくなる一方、逆にクリーチャー除去アーティファクト破壊には弱くなってしまう。マナも生み出せなくなるためマナスクリューを引き起こしやすくなる点も忘れずに。

  • 変身は起動型能力の一部として実行されるので、何らかの手段で起動型能力を経由せずに魂魄カウンターが3個置かれたとしても変身はできない。
  • 色マナを生み出さず、起動型能力にも使わないためどの色でも使えるサクり台ではあるが、第2面であるため、固有色となる。統率者戦ブロールでは注意。
  • 第1面の英語名は"hostile"と"hostel"で押韻、第2面の英語名は「忍び寄る」を意味する"creeping in"とかけたシャレ。
  • 日本語名も「旅館」を本来の意味に加え、文字通りの「旅する館」と取れるようにしていると思われる。

開発秘話

このカードはデザイナーがウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbeyに感銘を受け、あちらの「クリーチャーを生け贄に変身する土地」というコンセプトは踏襲しつつも異なるフレイバーを持ったカードを作ろうとして生み出された。

当初は「生きている屋敷」というフレイバーのカードで、第2面は4/3威迫絆魂かつ屍肉喰らい/Carrion Feederと同じ強化能力を持っていた。しかし調整の過程で飛行を追加されると共にクリーチャー・タイプをホラー・構築物からデーモンに変更されてしまいフレイバーが変わってしまった。その後、プレイ・デザイン・チームによるテストプレイの最中に第2面の性能に再調整が必要であると判断され、飛行を失うとともにクリーチャー・タイプも戻された。こうして、無事当初のフレイバーに回帰して印刷されたのである。

出典
Creeping Inn to the Hostile Hostel/敵意ある宿屋と忍び寄る旅館(Card Preview 2021年9月7日 Reggie Valk著)

参考

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