魂の絆能力

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(新しいページ: ''''魂の絆能力'''(''Spirit Link Ability'')とは、「ダメージを与えるたび、その点数と同じ値のライフを得る」という誘発型能力...')
 
 
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
1行: 1行:
'''魂の絆能力'''(''Spirit Link Ability'')とは、「[[ダメージ]]を与えるたび、その点数と同じ値の[[ライフ]]を得る」という[[誘発型能力]]の呼称。この[[能力]]を与える代表的な[[カード]]の[[魂の絆/Spirit Link]]にちなむ(厳密には「与える」ではないが、本項では便宜上「与える」と表記する)。
+
'''魂の絆能力'''(''Spirit Link Ability'')とは、「[[ダメージ]]を[[与える]]たび、その点数と同じ値の[[ライフ]]を[[得る]]」という[[誘発型能力]]の呼称。この[[能力]]を与える代表的な[[カード]]の[[魂の絆/Spirit Link]]にちなむ(厳密には「与える」ではないが、本項では便宜上「与える」と表記する)。
  
 
==解説==
 
==解説==
 
魂の絆能力が最初に登場したのは[[アラビアンナイト]]で、[[黒]]の[[エル・ハジャジ/El-Hajjaj]]であった(当初はライフ[[回復]]に少しの制限があったが、2006年4月の[[オラクル]]更新で制限が取り除かれた)。その後、この能力を与える[[白]]の[[オーラ]]の[[魂の絆/Spirit Link]]が登場し、白の能力と確定されることになる。[[次元の混乱]]では、[[生命吸収/Drain Life]]などにある「ライフ吸収」として黒の役割となっている。
 
魂の絆能力が最初に登場したのは[[アラビアンナイト]]で、[[黒]]の[[エル・ハジャジ/El-Hajjaj]]であった(当初はライフ[[回復]]に少しの制限があったが、2006年4月の[[オラクル]]更新で制限が取り除かれた)。その後、この能力を与える[[白]]の[[オーラ]]の[[魂の絆/Spirit Link]]が登場し、白の能力と確定されることになる。[[次元の混乱]]では、[[生命吸収/Drain Life]]などにある「ライフ吸収」として黒の役割となっている。
  
魂の絆能力を持つ[[クリーチャー]]は[[戦闘]]を行いながらライフ回復も行えるため、[[ダメージレース]]をより有利に進めることができる。また、魂の絆などの一部のオーラは、'''そのオーラの[[コントローラー]]'''がライフを得るため、[[対戦相手]]のクリーチャーにつけることで[[攻撃]]を無力化させることもできる(ただし、回復前にライフが0になると[[状況起因処理]]によって敗北する)。
+
魂の絆能力を持つ[[クリーチャー]]は[[戦闘]]を行いながらライフ回復も行えるため、[[ダメージレース]]をより有利に進めることができる。また、魂の絆などの一部のオーラは、'''そのオーラの[[コントローラー]]'''がライフを得るため、[[対戦相手]]のクリーチャーに[[つける]]ことで[[攻撃]]を無力化させることもできる(ただし、回復前にライフが0になると[[状況起因処理]]によって敗北する)。
  
 
この[[能力]]を与えるだけの魂の絆自身の評価はあまり高くないが、能力自体は強力であるため、[[強化]]と[[トランプル]]付加を併せ持った[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]]や、これを持つ[[賛美されし天使/Exalted Angel]]などは高い評価を受け、[[トーナメント]]でもしばしば使用されている。
 
この[[能力]]を与えるだけの魂の絆自身の評価はあまり高くないが、能力自体は強力であるため、[[強化]]と[[トランプル]]付加を併せ持った[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]]や、これを持つ[[賛美されし天使/Exalted Angel]]などは高い評価を受け、[[トーナメント]]でもしばしば使用されている。
  
*[[未来予知]]で制定された[[絆魂]]は、当初、魂の絆能力と同じ機能の能力であり、魂の絆能力を持つ(与える)多くのカードが絆魂に変更された(しかし、ダメージを与えたクリーチャーのコントローラー以外が回復する可能性があるカード(魂の絆など)に関しては変更されていない)。そのとき絆魂に変更されたカードは、[[基本セット2010]]で絆魂の挙動が変わることに伴い、2009年7月11日のオラクル更新でキーワード能力を用いない能力に戻された。しかし、[[ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer]]に関しては、[[ミラディン]]版は魂の絆能力であったが、[[第10版]]で絆魂として印刷されたため、絆魂のまま戻されていない。
+
*[[未来予知]]で制定された[[絆魂]]は、当初、魂の絆能力と同じ機能の能力であり、魂の絆能力を持つ(与える)多くのカードが絆魂に変更された(しかし、ダメージを与えたクリーチャーのコントローラー以外が回復する可能性があるカード(魂の絆など)に関しては変更されていない)。そのとき絆魂に変更されたカードは、[[基本セット2010]]で絆魂の挙動が変わることに伴い、2009年7月11日のオラクル更新で[[キーワード能力]]を用いない能力に戻された。しかし、[[ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer]]に関しては、[[ミラディン]]版は魂の絆能力であったが、[[第10版]]で絆魂として印刷されたため、絆魂のまま戻されていない。
  
 
===ルール===
 
===ルール===
 
*ダメージは[[戦闘ダメージ]]に限らない。
 
*ダメージは[[戦闘ダメージ]]に限らない。
*現在の絆魂とは違い、複数の魂の絆能力を持つ場合、ダメージを与えるたびにそれぞれの魂の絆能力が誘発する。
+
*現在の絆魂とは違い、複数の魂の絆能力を持つ場合、ダメージを与えるたびにそれぞれの魂の絆能力が[[誘発]]する。
*魂の絆能力を持つクリーチャーがダメージを与えた時点で[[戦場]]を離れている場合には、その魂の絆能力は[[誘発]]しない。
+
*魂の絆能力を持つクリーチャーがダメージを与えた時点で[[戦場]]を離れている場合には、その魂の絆能力は誘発しない。
  
 
==カード一覧==
 
==カード一覧==
37行: 37行:
 
*[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]]
 
*[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]]
 
*[[魂の結合/Soul Link]]
 
*[[魂の結合/Soul Link]]
*[[一族の奮起/Stir the Pride]] ([[自分]]のクリーチャー全体に魂の絆能力を与えるモードを含むインスタント)
+
*[[霊化/Spiritualize]] ([[対象]]のクリーチャーに[[ターン終了時まで]]魂の絆能力を与えるインスタント)
*[[野の源獣/Genju of the Fields]] ([魂の絆能力付きの[[クリーチャー化]]能力を持つ土地)
+
*[[一族の奮起/Stir the Pride]] ([[自分]]のクリーチャー全体に魂の絆能力を与える[[モード]]を含むインスタント)
 +
*[[野の源獣/Genju of the Fields]] (魂の絆能力付きの[[クリーチャー化]]能力を持つ土地)
 
*[[魂の因縁/Spirit Loop]]
 
*[[魂の因縁/Spirit Loop]]
 
*[[吸血の絆/Vampiric Link]]
 
*[[吸血の絆/Vampiric Link]]

2014年10月20日 (月) 21:19時点における最新版

魂の絆能力(Spirit Link Ability)とは、「ダメージ与えるたび、その点数と同じ値のライフ得る」という誘発型能力の呼称。この能力を与える代表的なカード魂の絆/Spirit Linkにちなむ(厳密には「与える」ではないが、本項では便宜上「与える」と表記する)。

目次

[編集] 解説

魂の絆能力が最初に登場したのはアラビアンナイトで、エル・ハジャジ/El-Hajjajであった(当初はライフ回復に少しの制限があったが、2006年4月のオラクル更新で制限が取り除かれた)。その後、この能力を与えるオーラ魂の絆/Spirit Linkが登場し、白の能力と確定されることになる。次元の混乱では、生命吸収/Drain Lifeなどにある「ライフ吸収」として黒の役割となっている。

魂の絆能力を持つクリーチャー戦闘を行いながらライフ回復も行えるため、ダメージレースをより有利に進めることができる。また、魂の絆などの一部のオーラは、そのオーラのコントローラーがライフを得るため、対戦相手のクリーチャーにつけることで攻撃を無力化させることもできる(ただし、回復前にライフが0になると状況起因処理によって敗北する)。

この能力を与えるだけの魂の絆自身の評価はあまり高くないが、能力自体は強力であるため、強化トランプル付加を併せ持ったアルマジロの外套/Armadillo Cloakや、これを持つ賛美されし天使/Exalted Angelなどは高い評価を受け、トーナメントでもしばしば使用されている。

  • 未来予知で制定された絆魂は、当初、魂の絆能力と同じ機能の能力であり、魂の絆能力を持つ(与える)多くのカードが絆魂に変更された(しかし、ダメージを与えたクリーチャーのコントローラー以外が回復する可能性があるカード(魂の絆など)に関しては変更されていない)。そのとき絆魂に変更されたカードは、基本セット2010で絆魂の挙動が変わることに伴い、2009年7月11日のオラクル更新でキーワード能力を用いない能力に戻された。しかし、ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammerに関しては、ミラディン版は魂の絆能力であったが、第10版で絆魂として印刷されたため、絆魂のまま戻されていない。

[編集] ルール

  • ダメージは戦闘ダメージに限らない。
  • 現在の絆魂とは違い、複数の魂の絆能力を持つ場合、ダメージを与えるたびにそれぞれの魂の絆能力が誘発する。
  • 魂の絆能力を持つクリーチャーがダメージを与えた時点で戦場を離れている場合には、その魂の絆能力は誘発しない。

[編集] カード一覧

[編集] クリーチャー

[編集] その他カード・タイプ

特筆のない限り、エンチャントされたクリーチャーのダメージに対して誘発するオーラである。

[編集] 備考

未来予知からアラーラ再誕までのカードセットに登場した絆魂を持つ(与える)カードは、基本セット2010で絆魂のルールが変わる前は、魂の絆能力を持つ(与える)カードであった。

[編集] 参考

QR Code.gif