入れ替え
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入れ替えとは、
- switch。パワーとタフネスを入れ替える効果を指すルール用語。本項で解説する。
- 「手札を入れ替える」などの形で、カードを捨てるなどしながら引くことを指す俗語。サイクリングやルーターやホイーリングなど。「手札交換」などとも。手札入れ替えを参照。
- サイドボードによる調整(サイドインとサイドアウト)のこと。あるいはデッキの構築における調整そのものを指す一般的な言い方。
また、差し替えカードという用語もあるがこれは別物。
ここでは1.について解説する。
入れ替え/switchは、パワーとタフネスを入れ替える効果を指すルール用語。交換と違いキーワード処理ではなく、種類別に関する用語である。
Merfolk Thaumaturgist / マーフォークの秘術師 (2)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、そのパワーとタフネスを入れ替える。
1/2このような効果は、種類別の第7d種に分類され、種類別のルールに従って処理する。種類別には第7d種より後に分類されているものは存在しないため、結局入れ替えは他の効果全てを適用したあとに適用されることになる。
以下に例を挙げる。
- 1/2のクリーチャーが回れ右/About Faceの効果を受けると2/1になる。
- 1/2のクリーチャーが何らかの効果で+0/+6の修整を受けて1/8になっているとき、回れ右を使うと8/1になる。
- 1/2のクリーチャーが回れ右の効果を受けて2/1のとき、何らかの効果で+0/+6の修整を受けると、8/1になる。
- 1/2のクリーチャーが回れ右の効果を受けて2/1のとき、何らかの効果で0/2に変更されると、2/0になる(その後状況起因処理で墓地に置かれる)。
パワーとタフネスを入れ替える能力を持つクリーチャーは、その能力に意味を持たせるために頭でっかちもしくはその逆であることが多い。戦闘ダメージの割り振りがスタックに置かれていた時期は、戦闘ダメージをスタックに乗せた後、解決前に入れ替えを行うことによって、擬似的にパワーとタフネスを大きい方で統一することができた。基本セット2010のルール変更により戦闘ダメージの割り振りはスタックに置かれなくなったため、このような能力を持つクリーチャーは弱体化したと言える。
- 2度入れ替え効果が適用されると、パワーとタフネスは通常通りに戻る。
- 入れ替え効果を持つ古いカードには「そのクリーチャーのパワーを変える効果はタフネスの値を変化させ、そのクリーチャーのタフネスを変える効果はパワーの値を変化させる。(Effects that alter the creature's power alter its toughness instead, and vice versa)」という記載があり、比較的複雑なテキストだった。現在はこの部分が実質的に種類別ルールの方に移されたため、それらもオラクルの変更を受けてシンプルなテキストとなっている。
[編集] 色の役割
入れ替え効果は黒の変成/Transmutationで初めて登場し、次に登場した幻影の悪鬼/Phantasmal Fiendも黒のカード。
ウェザーライト以降はドワーフの秘術師/Dwarven Thaumaturgistや回れ右/About Faceが登場し、赤に移ってきた。
その後は青に役割が移りつつあり、アクアミーバ/Aquamoebaなどが登場する。