利用者:ブラー

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(1人の利用者による、間の51版が非表示)
18行: 18行:
 
<del>[[The Great Designer Search 3]]
 
<del>[[The Great Designer Search 3]]
 
全カードと総評までは追加したい</del>
 
全カードと総評までは追加したい</del>
 +
 +
*[[ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期]]
 +
*[[イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]
 +
*[[イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]
  
 +
*実演付与の条件は「最初に唱えた呪文であり、かつ手札以外から唱えられた場合」ではなく「手札以外から唱えた呪文のうち、最初に唱えたもの」である。
 +
*12代目ドクターが戦場に存在するようになってからではなく、ゲームの状況を見る。例えばあなたが[[統率]][[領域]]から12代目ドクターを唱えたならそれが1つ目の呪文であり、そのターン中は実演は付与されない。
 +
*[[解決]]時にすべての[[対象]]が[[不正な対象]]になっていた場合、は[[立ち消え]] することも出来ない。
 +
*[[誘発型能力]]は[[if節ルール]]を使用している。[[誘発]]時だけでなく[[解決]]時にも条件を満たしていないと、解決しても何も起こらない。
 +
*[[誘発型能力]]は[[再帰誘発型能力]を含む。コストを支払った場合に対象にダメージを与える能力が誘発し、プレイヤーは対象を知ってからそれに対応することができる。
  
'''唱える'''/''Cast''は、[[キーワード処理]]の1つ。[[呪文]]を使うときに行われる処理である。
+
'''サンダー・ジャンクション'''/''Thunder Junction''は、[[多元宇宙/Multiverse]]に存在する[[次元/Plane]]の一つ。[[サンダー・ジャンクションの無法者]]の舞台となった。
  
==定義==
+
==世界観==
'''[[呪文]]を唱える'''とは、やがて[[解決]]されてその[[効果]]が発生するよう、その呪文を現在ある場所から[[スタック]]に置き、[[コスト]]を[[支払う]]ことを意味する。呪文を唱えるためには、以下の一連の手順を踏む必要がある。手順はおおまかに’’’呪文の提示'''(1-5)と'''コストの支払い'''にわかれる。手順を完了できない場合、それは不正な処理として[[巻き戻し|巻き戻される]]。
+
アメリカの西部開拓時代、およびそれを舞台とした西部劇映画をモチーフとした次元。
  
#呪文を唱えることを宣言し、[[カード]]を元ある[[領域]]からスタックの一番上に乗せる。
+
[[領界路/Omenpath]]によって他の次元と繋がるまでは文明が存在していなかったらしく、領界路から渡ってきた他次元の人々が入植し、開拓が始まっている。次元の大部分は荒野であり、サボテンが群生し巨大な[[カード名百科事典#タンブルウィード|タンブルウィード]]が転がる中、鉄道が開拓地を繋いでいる。
#[[モード]]や[[代替コスト]]や[[追加コスト]]、[[マナ・コスト]]に[[X]]の値など、その呪文を唱える際に必要な選択を宣言する。
+
#[[対象]]の数を宣言したのち、対象を宣言する。
+
#対象への[[割り振る|割り振り]]がある場合は、それをどう割り振るかを宣言する。
+
#ここまでの宣言や選択を考慮し、呪文が適正に唱えられるかどうか判定する。不正であった場合は唱えることを宣言する直前まで巻き戻される。
+
#[[総コスト]]が決定される。これ以降、総コストは固定される。
+
#総コストに[[マナ]]の支払いが含まれる場合、[[マナ能力]]を起動する機会を得る。
+
#すべてのコストを好きな順で支払う。
+
  
これらの手順を完了することで、呪文は唱えられたことになる。この条件で[[誘発]]する能力はその時点で誘発する。
+
領界路の解放はサンダー・ジャンクションの野生の魔法を呼び覚ました。入植者たちはこれを「サンダー/Thunder」と呼び、農具から危険な武器まで、あらゆるものに利用した<ref>[[早撃ち/Quick Draw]]の{{Gatherer|id=656399|フレイバーテキスト}}</ref>。サンダー・ライフル/Thunder Rifleや[[サンダーの投げ縄/Thunder Lasso]]など。
  
==解説==
+
*文明が存在していなかっただけで次元の存在自体は[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]達に知られていた。
===1.呪文をスタックに置く===
+
*サンダー・ジャンクションの無法者直前の[[カルロフ邸殺人事件]]で領界路が開いた[[機械兵団の進軍]]のエピソードが去年とされている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037501/ 第4話 慈悲の前に正義を]([[Daily MTG]] [[2024年]]1月10日)</ref>ため、開拓史はまだ1年ほどである。
呪文を唱えることを提示する場合、プレイヤーはまずそのカード(あるいはそのカードのコピー)を元の領域からスタックへと動かす。それはスタックの一番上にあるオブジェクトとなる。プレイヤーは、ルールや効果によって唱えることが認められていない限り、呪文を唱え始めることはできない。通常、いつ、どこから呪文を唱えられるかは[[カード・タイプ]]ごとにルールによって許可されているが、ルールや効果によってそれが拡張されることがある([[#唱える領域やタイミングの拡張]])。あるいはルールや効果によって呪文を唱えることが制限されることもある([[#呪文を唱えることの制限]])。[[分割カード]]や[[当事者カード]]など唱える際に特性を選択する必要がある場合、それはカードをスタックに移動させる前に選択する([[#代替の特性があるカードの扱い]])
+
  
===2.呪文の選択を行う===
+
==組織==
[[対象]]と[[割り振り]]以外の、呪文を唱えるときに行う選択を行う。逆にここに書かれていない項目は、すべて解決時に行う選択である。
+
;スターリング社/The Sterling Company
*[[モード]]を持つ呪文の場合、プレイヤーはモードの選択を行う。
+
:[[ベルトラム・グレイウォーター男爵/Baron Bertram Graywater#ストーリー|ベルトラム・グレイウォーター/Bertram Graywater]]が社長を務める会社。鉄道や鉱山の運営をしている。
*プレイヤーがその呪文に他のカードを[[連繋]]したい場合、そのカードを手札から公開する。
+
;精鋭射手団/Slickshot
*そのカードが[[バイバック]]や[[キッカー]]といった選択式の[[追加コスト]]や、[[フラッシュバック]]や[[マッドネス]]など[[代替コスト]]を持っている場合、、プレイヤーはそのコストのうちどれを払うかを宣言する({{CR|601.2f}})。単一の呪文に対し、複数の代替法で唱えたり、あるいは代替コストを支払ったりすることはできない。
+
;地獄拍車団/Hellspur
*マナ・コストに含まれる{X}など、その呪文が、唱える間に支払う可変のコストを持つ場合、プレイヤーはその値を宣言する。その数字が、そのプレイヤーが後でその呪文の宣言中あるいは解決中に行う選択によってその呪文の文章中で定義されている場合、プレイヤーはその選択をこの時点で行う。
+
;荒野無頼団/Outcaster
*その呪文を唱える間に支払うコストに[[混成マナ・シンボル]]が含まれている場合、プレイヤーは混成でないマナでどう支払うかを宣言する。
+
;自由放浪団/Freestrider
*その呪文を唱える間に支払うコストに[[ファイレクシア・マナ]]が含まれている場合、プレイヤーはそれらの各シンボルごとに2点のライフを支払うかその色のマナを支払うかを宣言する。
+
;アティイン/Atiin
 +
:何処かの次元出身の遊牧民族。領界路の出現によって多元宇宙全体を放浪する文化を得て、サンダー・ジャンクションにも訪れた。[[アニー・フラッシュ/Annie Flash]]など幾人かはサンダー・ジャンクションに定住した。
  
これらの宣言は順番は決まっているものの、後の選択によってモードの選択方法が変わったり代替コストを支払いを適用してもよいなど、結構柔軟である({{CR|601.4}})。
+
==地理==
*[[豊穣の碑文/Inscription of Abundance]]は、キッカーとモードを持つ呪文で、「以下から1つを選ぶ。この呪文がキッカーされていたなら、代わりに以下から望む数だけ選ぶ。」と書かれている。この呪文で選んだモードを宣言するとき、キッカー・コストの支払いの選択は宣言の手順上それよりも後であるが、コントローラーは望む数のモードを選び、後でキッカー・コストを支払うことを選択することができる。
+
;プロスペリティ/Prosperity
*[[道具箱、ヘンジー・トーリ/Henzie "Toolbox" Torre]]は、「[[マナ総量]]が4以上でありあなたが唱えるすべてのクリーチャー呪文は[[奇襲]]を持つ。奇襲コストはそれのマナ・コストに等しい。」という能力を持つ。[[クラキリン/Krakilin]]は[[マナ・コスト]]が(X)(緑)(緑)の呪文で、代替コストの選択時点ではマナ総量2の呪文であるが、Xを2以上にするならマナ総量が4以上になるので、奇襲で唱えてもよい。
+
:サンダー・ジャンクションで最も繁栄している都市。スターリング社の本社も存在する。
 +
;オーメンポート/Omenport
 +
:領界路が開いている町。
 +
;ターネイション/Tarnation
 +
:マーグ・タラナウの直下に築かれた町。地獄拍車団の本拠地であり、その場所は秘密にされている。
 +
;マーグ・タラナウ/Maag Taranau
 +
:領界路が開く以前からサンダー・ジャンクションに存在していたと言われる遺跡。空中に浮遊し溶岩を垂らす巨岩であり、封印された扉の中には宝物が眠っているとされている。
 +
;サドルブラシ/Saddlebrush
 +
:交通網から離れた小さな町。[[アニー・フラッシュ/Annie Flash]]が牧場を営んでいる。
 +
;ラストウッド/Rustwood
 +
:寂れた牧場町。町のサルーンを[[オーコ/Oko]]一味は集会場としていた。
 +
;ハードブリスル/Hardbristle
 +
:カクタスフォークが住む町。
  
===3.対象を選ぶ===
+
==種族==
プレイヤーは、その呪文の求める[[対象]]それぞれについて、適正な[[プレイヤー]]や[[オブジェクト]]を選んで宣言する。詳しいルールは[[対象]]のページも参照のこと。
+
;カクタスフォーク/Cactusfolk
 +
:人型のサボテンのような知的種族。身長は人間と同程度から巨大なもの<ref>{{Gatherer|id=658102}}</ref>まで様々。その歴史は浅い<ref>[[悪地の回復/Badlands Revival]]の{{Gatherer|id=656455|フレイバーテキスト}}</ref>らしいが、他の次元からの入植者なのか領界路の影響でサンダー・ジャンクションのサボテンに知性が芽生えたものなのかは不明。
 +
;蠍・ドラゴン/Scorpion Dragon
 +
:蠍の尾と鋏を持ったドラゴン。サンダー・ジャンクションに元々生息していたのか、[[アクル/Akul]]と同様に[[Gastal|Gastal(ガスタル)]]から来訪したものか不明。
  
単に「1つを対象とする。」などと性質が書かれてない場合、その適正な対象は[[プレイヤー]][[クリーチャー]][[プレインズウォーカー]][[バトル]]である([[任意の対象]])
+
==キャラクター==
 +
===サンダー・ジャンクションの無法者のメインキャラクター===
 +
;オーコ一味
 +
:[[アショク/Ashiok]]に変装したジェイスがオーコに依頼し、マーグ・タラナウの宝物を奪還するために集めた無法者の集団。
 +
*[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]
 +
*[[オーコ/Oko]]
 +
*[[ケラン/Kellan]]
 +
*[[アニー・フラッシュ/Annie Flash]]
 +
***[[忠実な馬、フォーチュン/Fortune, Loyal Steed#ストーリー|フォーチュン/Fortune]]
 +
*[[ヴラスカ/Vraska]]
 +
*[[ラクドス/Rakdos]]
 +
*[[チビボネ/Tinybones]]
 +
*[[ケアヴェク/Kaervek]]
 +
*[[梅澤悟/Satoru Umezawa (ストーリー)|梅澤悟/Satoru Umezawa]]
 +
*[[エリエット/Eriette]]
 +
*[[ギサ・セカーニ/Gisa Cecani]]
 +
*[[ゲラルフ・セカーニ/Geralf Cecani]]
  
「クリーチャー最大2体を対象とする。」など呪文が可変の対象を取っていた場合、プレイヤーはその数を宣言し対象を選ぶ。0を選ぶのも適正である。
+
*[[ベルトラム・グレイウォーター男爵/Baron Bertram Graywater#ストーリー|ベルトラム・グレイウォーター/Bertram Graywater]] - スターリング社の社長の[[吸血鬼/Vampire]]。
 +
*[[アクル/Akul]] - 地獄拍車団の首領の蠍・ドラゴン。
  
「クリーチャー2体を対象とする。」など同じ「対象/Target」の語で示される中で同じ対象を複数回選ぶことはできない。「クリーチャー1体を対象とし、クリーチャー1体を対象とする。」などと書かれている場合は、同じクリーチャーを対象に選んでもよい。
+
*[[全ての鍵、おたから/Loot, the Key to Everything|おたから/Loot]] -
 +
===その他のキャラクター===
  
スタック上の呪文は、それ自身を対象に選ぶことはできない。
 
  
対象として適正であれば、[[解決]]時に[[効果]]が発揮されないとしても対象として選ぶことができる。
+
*[[フブルスプ/Fblthp]]
*例1:「この呪文は[[打ち消されない]]。」という能力を持つ呪文に対して[[打ち消し]]呪文を唱えてもよい。
+
*[[新たな血族、ヴァドミル/Vadmir, New Blood]]
*例2:「クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。」という呪文を、[[タップ状態]]のクリーチャーに対して唱えてもよい。
+
*[[財宝使い、マグダ/Magda, the Hoardmaster]]
 +
*[[早駆ける業火、カラミティ/Calamity, Galloping Inferno]]
 +
*[[棘を播く者、逆棘のビル/Bristly Bill, Spine Sower]]
 +
*[[空の探検、ジェム・ライトフット/Jem Lightfoote, Sky Explorer]]
 +
*[[がめつい市長、カンバール/Kambal, Profiteering Mayor]]
 +
*[[見覚えのある余所者、ラザーヴ/Lazav, Familiar Stranger]]
 +
*[[暴力的な不協和音、クラム/Kraum, Violent Cacophony]]
 +
*[[負け知らずの精鋭射手、リラー/Lilah, Undefeated Slickshot]]
 +
*[[陽気な擲弾兵、薬瓶砕き/Vial Smasher, Gleeful Grenadier]]
 +
*[[笑う者、ジャスパー・フリント/Laughing Jasper Flint]]
 +
*[[正直者のラトスタイン/Honest Rutstein]]
 +
*[[貪欲な乗りもの、ギトラグ/The Gitrog, Ravenous Ride]]
 +
*[[略奪する拳闘士、ジョリーン/Jolene, Plundering Pugilist]]
 +
*[[落星の学者、ロクサーヌ/Roxanne, Starfall Savant]]
 +
*[[開拓地の助言者、エルサ・ジョー/Ertha Jo, Frontier Mentor]]
 +
*[[完璧な一射、タイイ・ワキーン/Taii Wakeen, Perfect Shot]]
 +
*[[放浪する牧場主、ブルース・タール/Bruse Tarl, Roving Rancher]]
 +
*[[群れと話す者、ミリアム/Miriam, Herd Whisperer]]
 +
*[[アティインの英雄、ワイリー・デューク/Wylie Duke, Atiin Hero]]
 +
*[[熱心な先駆者、セルヴァラ/Selvala, Eager Trailblazer]]
 +
*[[灰毛の天才、オーロック博士/Doc Aurlock, Grizzled Genius]]
 +
*[[乱伐者、ボニー・ポール/Bonny Pall, Clearcutter]]
 +
*[[死のディーラー、マルチェッサ/Marchesa, Dealer of Death]]
 +
*[[秒刻みのオベカ/Obeka, Splitter of Seconds]]
 +
*[[荒野の鏡、ギレッド/Ghired, Mirror of the Wilds]]
 +
*[[多様な道のリクー/Riku of Many Paths]]
 +
*[[嵐の咆哮、エリス/Eris, Roar of the Storm]]
 +
*[[破天荒、ステラ・リー/Stella Lee, Wild Card]]
 +
*[[才能あふれる若芽、キリ/Kirri, Talented Sprout]]
 +
*[[誇らしい守護者、ユウマ/Yuma, Proud Protector]]
 +
*[[金起こし、ヴィハーン/Vihaan, Goldwaker]]
 +
*[[富裕な無法者、オリヴィア/Olivia, Opulent Outlaw]]
 +
*[[五足のフェリクス/Felix Five-Boots]]
 +
*[[抜け目ない取得者、ゴンティ/Gonti, Canny Acquisitor]]
  
===4.割り振りを選ぶ===
+
__NOTOC__
呪文が対象を選び、その対象にダメージや[[カウンター (目印)|カウンター]]を[[割り振る]]場合、それをどのように割り振るのか選ぶ。対象に選ばれたプレイヤーやオブジェクトそれぞれが最低限それを1つは受けるように、量と分割の仕方を選ぶ。
+
  
*割り振るダメージやカウンターよりも多く対象の数を選んでいた場合などは、適正に選べるよう処理を巻き戻すこと。
+
==[[無色]]==
 +
全X枚
 +
===無色・[[コモン]]===
 +
X枚
 +
===無色・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
*[[終わりを告げるもの/It That Heralds the End]]
 +
*[[無霊破/Null Elemental Blast]]
 +
===無色・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*[[虚構漂い/Nulldrifter]]
 +
===無色・[[神話レア]]===
 +
X枚
 +
*[[再誕世界、エムラクール/Emrakul, the World Anew]]
 +
*[[噴火するヌルカイト、ヘリガスト/Herigast, Erupting Nullkite]]
  
===5.呪文の提示===
+
==[[白]]==
ゲームは提示された呪文が適正に唱えられるかどうかを見る。提示された呪文が不正だった場合、ゲームはその呪文を唱えることが提示される直前の瞬間に戻る。
+
全X枚
 +
===白・[[コモン]]===
 +
X枚
 +
===白・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===白・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*'''[[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]'''
 +
*[[溌剌の牧羊犬、フィリア/Phelia, Exuberant Shepherd]]
 +
===白・[[神話レア]]===
 +
X枚
 +
*[[ナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariah]] - ナカティルの報復者、アジャニ/Ajani, Nacatl Avenger
  
具体的にはある方法で唱えるなら必要な追加コストや代替コストを支払わないことを選んだり、特定の性質の呪文を唱えてもよい効果を利用し、唱える際の選択でその特定の性質でなくなったりする場合がある。
+
==[[]]==
*[[総くずれ/Rout]]は「あなたが総くずれを唱えるためにさらに(2)を支払うなら、あなたは総くずれを、瞬速を持っているかのように唱えてもよい。」を持つ。あなたは[[インスタント・タイミング]]で総くずれを唱え始めたが、追加コストを支払うことを選ばなかった。その呪文の提示は不正となる。
+
全X枚
*[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]]は「あなたの各ターンの間、あなたはあなたの墓地から[[マナ総量]]が2以下の[[パーマネント]]呪文を1つ唱えてもよい。」という能力を持つ。あなたはこの[[効果]]でマナ・コストが(X)の[[石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent]]を墓地から唱えることを宣言した。唱え始める時点では石とぐろの海蛇のマナ総量は0なので適正だが、Xを3以上に指定すると「マナ総量が2以下のパーマネント呪文」ではなくなるため、その呪文の提示は不正となる。
+
===青・[[コモン]]===
 +
X枚
 +
===青・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===青・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*'''[[河童の砲手/Kappa Cannoneer]]'''
 +
*[[拒絶の閃光/Flare of Denial]]
 +
===青・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
この段階で適正な呪文だと判断されたなら、その呪文のコストを決定して支払う間や、呪文や唱えられたあとに、ルールや効果がその呪文を唱えることを不正なものにしても関係ない。({{CR|601.5}})。
+
==[[黒]]==
*[[クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix]]は「あなたはクリーチャー呪文を、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。」という能力を持つ。あなたはインスタント・タイミングでクリーチャー呪文を唱え始め、呪文の提示が終わった後、[[#7.マナ能力の使用]][[アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar]]でクルフィックスの預言者を[[生け贄に捧げ]]てしまった。しかし、そのクリーチャー呪文が不正となることはない。
+
全X枚
 +
===黒・[[コモン]]===
 +
X枚
 +
===黒・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===黒・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*[[黄泉帰る悪夢/Chthonian Nightmare]]
 +
===黒・[[神話レア]]===
 +
X枚
 +
*[[ネザーゴイフ/Nethergoyf]]
  
===6.総コストの決定===
+
==[[赤]]==
 +
全X枚
 +
===赤・[[コモン]]===
 +
X枚
 +
===赤・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
*[[多産攻撃の司令官/Spawn-Gang Commander]]
 +
*'''[[溶融/Meltdown]]'''
 +
===赤・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*'''[[再鍛の刃、ラエリア/Laelia, the Blade Reforged]]'''
 +
===赤・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
 +
==[[緑]]==
 +
全X枚
 +
===緑・[[コモン]]===
 +
X枚
 +
===緑・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
*'''[[ティタニアの僧侶/Priest of Titania]]'''
 +
===緑・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*[[耕作の閃光/Flare of Cultivation]]
 +
*'''[[森を護る者/Sylvan Safekeeper]]'''
 +
===緑・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
 +
==[[白青]]==
 +
全X枚
 +
===白青・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===白青・[[レア]]===
 +
X枚
 +
===白青・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
===唱える領域やタイミング===
+
==[[白黒]]==
通常、いつ、どこから呪文を唱えられるかは[[カード・タイプ]]ごとにルールによって許可されている。
+
全X枚
*[[インスタント]]は、[[優先権]]を持っていれば手札から唱えることができる。
+
===白黒・[[アンコモン]]===
*[[ソーサリー]]、[[クリーチャー]]、[[アーティファクト]]、[[エンチャント (カード・タイプ)|エンチャント]]、[[プレインズウォーカー]]、[[バトル]]は、優先権を持っており、自分のメイン・フェイズで、スタックが空の間に手札から唱えることができる。
+
X枚
*[[土地]]は他の[[カード・タイプ]]を持っていても、呪文として唱えることはできない({{CR|300.2a}})。例として、[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]は[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]効果でも唱えることはできない。[[生けるものの洞窟/Zoetic Cavern]]は、[[変異]]で土地でなくなるため唱えることができる。
+
===白黒・[[レア]]===
*定義において列挙されている例外を除いて、適正に唱えられない呪文は唱え始めることができない。例外の部分が結果的に適正であるかどうかは[[#定義]]の手順5でチェックされる。
+
X枚
**あなたが[[虚空の選別者/Void Winnower]]をコントロールしているとき、対戦相手はマナ・コストが(X)(R)(R)でありマナ総量が2である[[とどろく雷鳴/Rolling Thunder]]を唱え始めることができるが、マナ総量が偶数になるような選択をした場合は不正な処理としてその呪文を唱えることが提示される直前の瞬間に戻る。
+
===白黒・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
===唱える領域やタイミングの拡張===
+
==[[青黒]]==
[[ルール]][[効果]]によって、インスタントや瞬速を持たない呪文でも瞬速を持つかのように唱えることができたり、手札以外の領域から呪文を唱えたり、優先権が無い呪文や能力の[[解決中に呪文を唱える]]ことを許可されたりする。
+
全X枚
 +
===青黒・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===青黒・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*[[超能力蛙/Psychic Frog]]
 +
===青黒・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
大別して3つの種類に分けることができる。
+
==[[青赤]]==
#呪文を唱えることを許可する、あるいは許可する能力を与える[[常在型能力]]による[[継続的効果]]
+
全X枚
#呪文や[[起動型能力]][[誘発型能力]]の[[解決]]で発生する、定められた期間に呪文を唱えることを許可する[[継続的効果]]
+
===青赤・[[アンコモン]]===
#呪文や起動型能力や誘発型能力の[[解決中に呪文を唱える]]よう指示する効果
+
X枚
 +
===青赤・[[レア]]===
 +
X枚
 +
===青赤・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
1.は[[瞬速]][[フラッシュバック]]など、他のカードを唱えさせる効果はクルフィックスの狩猟者、未来予知、溺神の信奉者、リーアなどがあたる。
+
==[[黒赤]]==
2.は[[衝動的ドロー]][[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]、[[風への放流/Release to the Wind]]や[[豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury]]のように、半永久的な期間を持つ効果もある。
+
全X枚
3.は[[マッドネス]]や[[続唱]]など
+
===黒赤・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===黒赤・[[レア]]===
 +
X枚
 +
===黒赤・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
 +
==[[黒緑]]==
 +
全X枚
 +
===黒緑・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===黒緑・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*[[聖遺のワイト/Wight of the Reliquary]]
 +
===黒緑・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
*[[キーワード能力]][[瞬速]]を持つカードは、インスタントでなくても優先権を持っていれば唱えることができる。
+
==[[赤緑]]==
*キーワード能力の[[フラッシュバック]]や[[回顧]]などは、カードを手札ではなく[[墓地]]から唱えることを許可する。
+
全X枚
*キーワード能力の[[マッドネス]]や[[続唱]]他、一部の呪文や能力はその[[解決]]中に呪文を唱えるよう指示する({{CR|608.2g}})。それらの呪文は[[スタック]]で解決中の呪文や能力の上に置かれ、[[#定義]]に従って通常と同じように唱えられる。ただし、唱え終わった後にプレイヤーが優先権を得ることはない。唱え終わった後は、現在解決中の呪文や能力の解決を続ける。ここに、これと同様に他の呪文を唱えることが含まれることもありうる。通常、解決中にはそれ以外の呪文を唱えたり能力を起動したりはできない。
+
===赤緑・[[アンコモン]]===
**「唱えてもよい」と書かれた効果でも、それが[[未来予知/Future Sight]]のように[[常在型能力]]によるものであったり、「このターン」「このカードが追放されている限り」など期間が設けられているなら、それは呪文や能力の解決中に唱えることを指示しているわけではない。それらは通常のカード・タイプによる許可に従って唱える必要がある。
+
X枚
 +
===赤緑・[[レア]]===
 +
X枚
 +
===赤緑・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
===呪文を唱えることの制限===
+
==[[赤白]]==
[[マジックの黄金律]]により、「できない」は「できる」に勝つ。ルールや効果が呪文を唱えることを「できない」としているなら、呪文を唱える事を許可するルールや効果があっても唱えることは出来ない。ただし、特定の性質を持つ呪文を唱えることが効果によって禁止されている場合でも、その呪文を示している間にその性質を変える選択ができ、それにより唱えることが禁止されなくなるなら、唱え始めることができる({{CR|601.3a}})。
+
全X枚
*例:[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]は「各対戦相手はそれぞれ、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。」という能力を持つ。対戦相手は、カードが瞬速を持っていてもそれをソーサリーを唱えられる時にしか唱えることができない。また[[雷電支配/Electrodominance]]などによって[[解決中に呪文を唱える]]よう許可されても、それを唱えることはできない。
+
===赤白・[[アンコモン]]===
*例:[[虚空の選別者/Void Winnower]]は「あなたの対戦相手はマナ総量が偶数の呪文を唱えられない。」という能力を持つ。その場合でも、対戦相手は[[マナ・コスト]]が(X)(R)(R)であり[[マナ総量]]が2である[[とどろく雷鳴/Rolling Thunder]]を唱え始めることができる。これは[[X]]の値の選択によっては、その呪文のマナ総量が奇数に変わることがありうるからである。マナ総量が偶数になるような選択をしたなら、不正な呪文の提示として巻き戻される。
+
X枚
 +
*[[グレムリンの小走り/Scurry of Gremlins]]
 +
===赤白・[[レア]]===
 +
X枚
 +
===赤白・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
===「瞬速を持っているかのように」の扱い===
+
==[[緑白]]==
カードによっては、その呪文を提示しなければ瞬速を持っているのかのように唱える事が出来るか分からないものがある。それらは例外として唱え始めることができる。呪文を提示し終えた後に適正な選択をしなかったら、不正な呪文として巻き戻される。
+
全X枚
*特定の性質を持つ呪文を[[瞬速]]を持つかのように唱えることが効果によって認められている場合、呪文を示している間にその呪文の性質を変える選択ができ、それにより効果が適用されるようになるなら、その呪文を瞬速を持つかのように唱え始めることができる({{CR|601.3b}})。
+
===緑白・[[アンコモン]]===
**このルールは元々[[授与]]と[[シガルダの助け/Sigarda's Aid]]との相互作用のために制定されたが、授与のルール変更によって該当する組み合わせは存在しなくなった。総合ルールの例示は古いルールのままなので注意。
+
X枚
*プレイヤーが[[代替コスト]]や[[追加コスト]]を支払った場合に瞬速を持つかのように呪文を唱えることが効果によって認められている場合、瞬速を持つかのように唱え始めることができる({{CR|601.3c}})。
+
===緑白・[[レア]]===
**例:[[総くずれ/Rout]]は、瞬速を持つかのように唱え始めることができる。これは、総くずれの効果が、追加コストを支払えば瞬速を持つかのように唱えることを認めているからである。
+
X枚
*呪文が特定の条件を満たした時にのみ瞬速を持つ場合、その条件を満たしているなら瞬速を持つかのように唱え始めることができる({{CR|601.3d}})。
+
*[[熊の中の王、クードー/Kudo, King Among Bears]]
**例:[[粉砕する潮流/Crashing Tide]]は、[[マーフォーク]]をコントロールしているなら瞬速を持つかのように唱え始めることができる。
+
===緑白・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
===[[代替の特性]]があるカードの扱い===
+
==[[緑青]]==
カードの中には、それを唱える際に本来の特性とは別の特性(代替の特性)/Alternative characteristicで唱える、あるいは別の特性で唱えることを選択できるものがある。具体的には、[[分割カード]][[変異]]を持つカード、[[授与]]を持つカード、一部の[[変身する両面カード]]([[降霊]]や[[見た目以上のもの]]等)、[[モードを持つ両面カード]]、[[当事者カード]]、[[試作カード]]がある。
+
全X枚
 +
===緑青・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===緑青・[[レア]]===
 +
X枚
 +
===緑青・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
それらの呪文を唱えることが適正かどうかは、その別の特性を見て判断される。そのオブジェクトがそれらの特性を持つようになった場合に適用される継続的効果も考慮される({{CR|601.3e}})。
+
==[[アーティファクト]]==
*例:[[ガラクの大軍/Garruk's Horde]]は「あなたのライブラリーの一番上からクリーチャー呪文を唱えてもよい。」という能力を持つ。あなたの[[ライブラリーの一番上]]のカードが[[変異]]を持っていてクリーチャーでないカードである場合、あなたは変異能力を用いてクリーチャーとしてそれを唱えてもよい({{CR|708.4}})。
+
全X枚
*例:[[イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon]]は「あなたは、あなたのライブラリーの一番上からインスタント呪文とソーサリー呪文を唱えてもよい。」という能力を持つ。あなたのライブラリーの一番上にあるカードが[[当事者カード]]の[[巨人落とし/Giant Killer]]だった場合、あなたはそれを巨人落としとして唱えることはできないが、インスタントである[[切り落とし/Chop Down]]として唱えることはできる。
+
===アーティファクト・[[コモン]]===
*例:[[溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned]]は「あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるすべてのカードはフラッシュバックを持つ。そのフラッシュバック・コストは、そのカードのマナ・コストに等しい。」を持つ。あなたの[[墓地]]に巨人落としがある場合、あなたはそれを巨人落としとして唱えることはできないが、切り落としとして唱える場合はリーアの継続的効果により[[フラッシュバック]]を持つので、唱えることができる。
+
X枚
*例:[[至高の者、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Supreme]]は「あなたの墓地にありちょうど2色でありインスタントやソーサリーであるすべてのカードは[[再活]]を持つ。」という能力を持つ。あなたの墓地に[[火+氷/Fire+Ice]]がある場合、それは唱える際に[[単色]]になるためニヴ=ミゼットの継続的効果を適用することができないため[[再活]]を持たず、唱えることはできない。墓地に[[罪+罰/Crime+Punishment]]がある場合、それは唱える際にちょうど2色になるためニヴ=ミゼットの継続的効果を適用でき、再活を持つ呪文として唱えることができる。
+
===アーティファクト・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
===アーティファクト・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*[[冬の月/Winter Moon]]
 +
===アーティファクト・[[神話レア]]===
 +
X枚
  
===その他のルール===
+
==[[土地]]==
*[[基本セット2010]]で制定されたキーワード処理。Castという概念は、[[リミテッド・エディション]]から存在したものの、[[第6版]][[土地]]と同じく[[プレイ]]に統合されたため、長年の間[[廃語]]となっていた。なお、その時の日本語訳は「'''かける'''」であった。第6版ルールでは土地のプレイ、[[起動型能力]][[起動]]を含めてすべて「プレイ」と呼んでいた。
+
全X枚
 +
===土地・[[コモン]]===
 +
X枚
 +
===土地・[[アンコモン]]===
 +
X枚
 +
*[[冠雪の荒原/Snow-Covered Wastes]]
 +
===土地・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*'''[[溢れかえる岸辺/Flooded Strand]]'''
 +
*'''[[汚染された三角州/Polluted Delta]]'''
 +
*'''[[樹木茂る山麓/Wooded Foothills]]'''
 +
*'''[[血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire]]'''
 +
*'''[[吹きさらしの荒野/Windswept Heath]]'''
 +
===土地・[[神話レア]]===
 +
X枚
 +
*[[ウギンの迷宮/Ugin's Labyrinth]]
  
 +
===[[基本土地]]===
 +
5枚
 +
*[[平地/Plains]]
 +
*[[島/Island]]
 +
*[[沼/Swamp]]
 +
*[[山/Mountain]]
 +
*[[森/Forest]]
  
 +
==[[無色]]==
 +
全X枚
 +
===無色・[[レア]]===
 +
X枚
  
 +
==[[白]]==
 +
全X枚
 +
===白・[[レア]]===
 +
X枚
  
*[[追放]]領域にある[[裏向き]]のカードの中から特定の性質を持つ呪文を唱えることを許可する効果が存在する。プレイヤーは、追放領域にあるその裏向きのカードを見ることができる場合にのみ、その種の呪文を唱え始めることができる({{CR|601.3f}})。
+
==[[]]==
**例:[[情け無用のケイヤ/Kaya the Inexorable]]の与える[[紋章]]は、あなたが[[表面]]を見ることのできない裏向きで追放されているカードを唱えることはできない。
+
全X枚
*必要なコストが支払える限り、1[[ターン]]に唱えることができる呪文の数に[[ルール]]上の制限はない。
+
===青・[[レア]]===
*たとえその呪文の解決時に効果が発揮されないことになるとしても、適切な対象を取りコストを支払えるなら、呪文を唱えることはルール上適正である。
+
X枚
**例:「クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。」という効果を持つ[[圧点/Pressure Point]]を既にタップ状態のクリーチャーに唱えてもよいし、「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。」という効果を持つ[[精神腐敗/Mind Rot]]を手札が1枚以下の対戦相手に唱えてもよい。
+
*[[ヴェリズ・ヴェルからの進撃/March from Velis Vel]]
*呪文を唱える一連の手順の間に[[優先権]]は発生せず、どのプレイヤーも呪文を唱えたり能力を起動したりすることはできない。ただし、マナ能力に限り[[#定義]]の手順6で唱えるプレイヤーのみが起動できる。
+
**例:[[爆片破/Shrapnel Blast]]を唱えることを宣言し、そのコストとして[[アーティファクト]]を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げた]]とする。その間、相手には(自分にも)優先権は発生しないので、「[[対応して]]そのアーティファクトを[[破壊]]し、呪文を無効化する」といった[[プレイング]]はできない。
+
*CR601.2の手順を踏まずにスタックや[[戦場]]に置かれたものは「唱えられた」とは言わない。
+
**例:[[浄火明神/Myojin of Cleansing Fire]]は、[[手札]]から唱えられることで機能する[[常在型能力]]を持つ。これを[[歯と爪/Tooth and Nail]]などの効果で手札から戦場に直接出した場合は、「唱えられた」とはみなされない。結果、能力は機能せず、[[神性カウンター]]は置かれない。
+
**例:[[ミラーリ/Mirari]]のように、呪文の[[コピー]]を直接スタックに置く効果がある。この場合は、呪文を唱えられたとはみなされない。[[ストーム]]能力がこれを数えることも無い。
+
*「カードを唱える」は、そのカードを呪文として唱えることである。
+
  
 +
==[[黒]]==
 +
全X枚
 +
===黒・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*[[最期の一幕/Final Act]]
  
===ルールの変遷===
+
==[[]]==
ある呪文が唱え始めることができるかの判定について、何度かルールが変更されている。
+
全X枚
*マジック2010で制定された当時は「601.5. プレイヤーは、唱えることが禁止されている呪文を唱え始めることはできない。」によって唱え始める前(上記定義の1の前)にのみチェックしていた。[[裏向き]]の呪文のみ例外がかけられていた。
+
===赤・[[レア]]===
*[[テーロス]]で唱えている間にカード・タイプが変りうる[[授与]]が登場したことによりその扱いに問題が生じた。そのため[[2015年]]7月の総合ルール更新で旧601.5を廃止し、呪文を唱えることが適正かどうかを現在の[[#定義]]の手順5のみでチェックするように変更された<ref>[https://web.archive.org/web/20211205114312/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/magic-origins-update-bulletin-comprehensive-rules-changes-2015-07-16 Magic Origins Update Bulletin—Comprehensive Rules Change(Internet Archive)]([[Daily MTG]] 2015年7月16日)</ref>。
+
X枚
*だがこれにより、例えば「対戦相手のライブラリーの上から4枚目を唱える宣言をしてスタックに置き内容を確認する(その後、唱えることが不可能なので巻き戻される)」といった行動も許容することになってしまった。そこで、[[2015年]]10月に、プレイヤーは適正な方法に従って呪文を唱え始めなければならないが「その呪文を示している間の情報に基づいて唱えられなくする効果」は無視できる(それは手順5の段階でのみチェックされる)というルールに変更された<ref>[https://web.archive.org/web/20220521134303/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/battle-zendikar-update-bulletin%E2%80%94comprehensive-rules-changes-2015-10-09 Battle for Zendikar Update Bulletin—Comprehensive Rules Changes(Internet Archive)]([[Daily MTG]] 2015年10月9日)</ref>。
+
*[[包囲攻撃の副官/Siege-Gang Lieutenant]]
*[[追加コスト]]を支払うことで瞬速を持つかのように唱えられる呪文や、[[シガルダの助け/Sigarda's Aid]]の下で授与を適用して唱える場合など、実際に唱えられるかどうかは唱え始めた後に適正になる場合の矛盾を解消するために[[2016年]]7月に現在の{{CR|601.3}}が追加された<ref>[https://web.archive.org/web/20220122051926/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/eldritch-moon-update-bulletin-comprehensive-rules-changes-2016-07-28 Eldritch Moon Update Bulletin—Comprehensive Rules Changes(Internet Archive)]([[Daily MTG]] 2016年7月28日)</ref>。
+
*[[イクサランの束縛/Ixalan's Binding]]と[[不死身、スクイー/Squee, the Immortal]]が[[スタンダード]]で同居したことで、イクサランの束縛と追放領域から唱えられるカードとの相互作用とその裁定が話題になった。イクサランの束縛でスクイーを追放しても、イクサランの束縛の効果は「その呪文を示している間の情報に基づいて唱えられなくする効果」なので唱え始めることができ、スクイーが追放領域からスタックに移動するため手順5のチェックでイクサランの束縛の唱えられなくする能力の適用外になる。これは奇妙で直感に反し、ルール的に意図したものでも無かったため、[[2018年]]6月に改めて「ルールや効果によって唱えることが認められていない限り、呪文を唱え始めることはできない。」とした上で601.3でそれを回避できる条件を明記するルールとなり、スクイーはこの例外に当てはまらないため唱えられなくなった<ref>[https://web.archive.org/web/20180706153413/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/core-set-2019-comprehensive-rules-changes-2018-07-06 Core Set 2019 Comprehensive Rules Changes(Internet Archive)]([[Daily MTG]] 2018年7月6日) - 特殊セット発売時の総合ルール更新は記事にされないため[[基本セット2019]]発売に合わせた発表になっている</ref>。
+
  
==その他==
+
==[[緑]]==
*スタックに乗る時点を勘違いしやすいため、注意が必要。
+
全X枚
*[[ソーサリー]]呪文または[[インスタント]]呪文を唱えることを、俗に「(呪文を)'''撃つ'''」とも表現する。
+
===緑・[[レア]]===
**[[空撃ち]]や[[生撃ち]]といった俗語はこれに由来する表現である。
+
X枚
  
==脚注==
+
==[[土地]]==
<references />
+
全X枚
 +
===土地・[[レア]]===
 +
X枚
 +
*[[次元の結節点/Planar Nexus]]
  
==参考==
+
==[[]]==
*[[プレイ]]
+
X枚
*[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]
+
*[[孤独/Solitude]]
*[[解決中に呪文を唱える]]
+
*[[唱えてもよい]]
+
*[[かけるのに成功したとき]]([[廃語]])
+
*[[キーワード処理]]
+
*[[ルーリング]]
+
 
+
{{#cr:{{キーワード処理のCR番号|唱える}}}}
+
{{#cr:601}}
+

2024年5月10日 (金) 14:34時点における版

メルヴィン・ヴォーソス

編集方針

個人的編集方針であり、推奨や提案ではありません。

リンク先の提示と、リンク先の移転が起こった場合移転先を探し易くするために記事の連載タイトルを並記してきましたが、今後は英語公式サイトと日本語公式の翻訳記事は、個別ページがあるMaking Magic以外はDaily MTGで統一することにします。newsやfeatureではリンク先が何のサイトか伝わらないことと、作業量低減のためです。既存のページから連載タイトルを削るつもりはありません。

作成中の記事

  1. ゼンディカー/Zendikarの未訳記事の情報追加
  • 随時
    • 各セットページからの開発コラムへのリンク
    • デッドリンクの修正
    • ルール項の更新
    • カード個別評価

The Great Designer Search 3 全カードと総評までは追加したい

  • 実演付与の条件は「最初に唱えた呪文であり、かつ手札以外から唱えられた場合」ではなく「手札以外から唱えた呪文のうち、最初に唱えたもの」である。
  • 12代目ドクターが戦場に存在するようになってからではなく、ゲームの状況を見る。例えばあなたが統率領域から12代目ドクターを唱えたならそれが1つ目の呪文であり、そのターン中は実演は付与されない。
  • 解決時にすべての対象不正な対象になっていた場合、は立ち消え することも出来ない。
  • 誘発型能力if節ルールを使用している。誘発時だけでなく解決時にも条件を満たしていないと、解決しても何も起こらない。
  • 誘発型能力は[[再帰誘発型能力]を含む。コストを支払った場合に対象にダメージを与える能力が誘発し、プレイヤーは対象を知ってからそれに対応することができる。

サンダー・ジャンクション/Thunder Junctionは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeの一つ。サンダー・ジャンクションの無法者の舞台となった。

世界観

アメリカの西部開拓時代、およびそれを舞台とした西部劇映画をモチーフとした次元。

領界路/Omenpathによって他の次元と繋がるまでは文明が存在していなかったらしく、領界路から渡ってきた他次元の人々が入植し、開拓が始まっている。次元の大部分は荒野であり、サボテンが群生し巨大なタンブルウィードが転がる中、鉄道が開拓地を繋いでいる。

領界路の解放はサンダー・ジャンクションの野生の魔法を呼び覚ました。入植者たちはこれを「サンダー/Thunder」と呼び、農具から危険な武器まで、あらゆるものに利用した[1]。サンダー・ライフル/Thunder Rifleやサンダーの投げ縄/Thunder Lassoなど。

組織

スターリング社/The Sterling Company
ベルトラム・グレイウォーター/Bertram Graywaterが社長を務める会社。鉄道や鉱山の運営をしている。
精鋭射手団/Slickshot
地獄拍車団/Hellspur
荒野無頼団/Outcaster
自由放浪団/Freestrider
アティイン/Atiin
何処かの次元出身の遊牧民族。領界路の出現によって多元宇宙全体を放浪する文化を得て、サンダー・ジャンクションにも訪れた。アニー・フラッシュ/Annie Flashなど幾人かはサンダー・ジャンクションに定住した。

地理

プロスペリティ/Prosperity
サンダー・ジャンクションで最も繁栄している都市。スターリング社の本社も存在する。
オーメンポート/Omenport
領界路が開いている町。
ターネイション/Tarnation
マーグ・タラナウの直下に築かれた町。地獄拍車団の本拠地であり、その場所は秘密にされている。
マーグ・タラナウ/Maag Taranau
領界路が開く以前からサンダー・ジャンクションに存在していたと言われる遺跡。空中に浮遊し溶岩を垂らす巨岩であり、封印された扉の中には宝物が眠っているとされている。
サドルブラシ/Saddlebrush
交通網から離れた小さな町。アニー・フラッシュ/Annie Flashが牧場を営んでいる。
ラストウッド/Rustwood
寂れた牧場町。町のサルーンをオーコ/Oko一味は集会場としていた。
ハードブリスル/Hardbristle
カクタスフォークが住む町。

種族

カクタスフォーク/Cactusfolk
人型のサボテンのような知的種族。身長は人間と同程度から巨大なもの[3]まで様々。その歴史は浅い[4]らしいが、他の次元からの入植者なのか領界路の影響でサンダー・ジャンクションのサボテンに知性が芽生えたものなのかは不明。
蠍・ドラゴン/Scorpion Dragon
蠍の尾と鋏を持ったドラゴン。サンダー・ジャンクションに元々生息していたのか、アクル/Akulと同様にGastal(ガスタル)から来訪したものか不明。

キャラクター

サンダー・ジャンクションの無法者のメインキャラクター

オーコ一味
アショク/Ashiokに変装したジェイスがオーコに依頼し、マーグ・タラナウの宝物を奪還するために集めた無法者の集団。

その他のキャラクター


無色

全X枚

無色・コモン

X枚

無色・アンコモン

X枚

無色・レア

X枚

無色・神話レア

X枚

全X枚

白・コモン

X枚

白・アンコモン

X枚

白・レア

X枚

白・神話レア

X枚

全X枚

青・コモン

X枚

青・アンコモン

X枚

青・レア

X枚

青・神話レア

X枚

全X枚

黒・コモン

X枚

黒・アンコモン

X枚

黒・レア

X枚

黒・神話レア

X枚

全X枚

赤・コモン

X枚

赤・アンコモン

X枚

赤・レア

X枚

赤・神話レア

X枚

全X枚

緑・コモン

X枚

緑・アンコモン

X枚

緑・レア

X枚

緑・神話レア

X枚

白青

全X枚

白青・アンコモン

X枚

白青・レア

X枚

白青・神話レア

X枚

白黒

全X枚

白黒・アンコモン

X枚

白黒・レア

X枚

白黒・神話レア

X枚

青黒

全X枚

青黒・アンコモン

X枚

青黒・レア

X枚

青黒・神話レア

X枚

青赤

全X枚

青赤・アンコモン

X枚

青赤・レア

X枚

青赤・神話レア

X枚

黒赤

全X枚

黒赤・アンコモン

X枚

黒赤・レア

X枚

黒赤・神話レア

X枚

黒緑

全X枚

黒緑・アンコモン

X枚

黒緑・レア

X枚

黒緑・神話レア

X枚

赤緑

全X枚

赤緑・アンコモン

X枚

赤緑・レア

X枚

赤緑・神話レア

X枚

赤白

全X枚

赤白・アンコモン

X枚

赤白・レア

X枚

赤白・神話レア

X枚

緑白

全X枚

緑白・アンコモン

X枚

緑白・レア

X枚

緑白・神話レア

X枚

緑青

全X枚

緑青・アンコモン

X枚

緑青・レア

X枚

緑青・神話レア

X枚

アーティファクト

全X枚

アーティファクト・コモン

X枚

アーティファクト・アンコモン

X枚

アーティファクト・レア

X枚

アーティファクト・神話レア

X枚

土地

全X枚

土地・コモン

X枚

土地・アンコモン

X枚

土地・レア

X枚

土地・神話レア

X枚

基本土地

5枚

無色

全X枚

無色・レア

X枚

全X枚

白・レア

X枚

全X枚

青・レア

X枚

全X枚

黒・レア

X枚

全X枚

赤・レア

X枚

全X枚

緑・レア

X枚

土地

全X枚

土地・レア

X枚

X枚

QR Code.gif