宿命/Kismet

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(18人の利用者による、間の25版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Kismet}}
 
{{#card:Kismet}}
  
[[対戦相手]]の動きを制限する[[エンチャント]]。対戦相手の[[アーティファクト]]、[[クリーチャー]]、[[土地]]を[[タップイン]]させる。
+
[[対戦相手]]の動きを制限する[[エンチャント]]。対戦相手の[[コントロール]]下で戦場に出る[[アーティファクト]]、[[クリーチャー]]、[[土地]]を[[タップイン]]させる。
  
[[停滞/Stasis]]や[[冬の宝珠/Winter Orb]]のような[[ロック]]手段との[[コンボ]]が有名。新たに[[戦場に出る]]土地までも縛ってしまうため、ロックの打開手段を大幅に制限してくれる。
+
[[停滞/Stasis]]や[[冬の宝珠/Winter Orb]]のような[[ロック]]手段との[[コンボ]]が有名。新たに[[プレイ]]された土地までも縛ってしまうため、ロックの打開手段を大幅に制限してくれる。
  
また、相手の展開を遅らせ、[[速攻]]をほぼ無意味化するという防御的な面に加え、[[苦花/Bitterblossom]]などから出てくるチャンプブロッカーや[[瞬速]]持ちのブロッカーを使いづらくするなど攻撃面のサポートもしてくれる。
+
また、対戦相手の[[展開]]を遅らせ、[[速攻]]をほぼ無意味化するという防御的な面に加え、[[ブロッカー]]の運用が1[[ターン]]遅くなるなど攻撃面のサポートもしてくれる。[[Sensei, Sensei]]など、[[戦場に出す|戦場に出し]]てすぐ[[タップ能力]]を使う系統のコンボも封じてくれるだろう。
  
[[Sensei, Sensei]]など、[[戦場]]に出してすぐタップ能力を使う系統のコンボも封じてくれるだろう。
 
 
*[[第4版]]から[[第5版]]までの間は、場に出るとき[[プレイヤー]]1人を[[対象]]に取っていた。そのため[[多人数戦]]では効果が少なくなっていた。
 
 
*[[第8版を選ぼう]]で[[崇拝/Worship]]や[[最下層民/Pariah]]と争ったが、崇拝に敗れ[[再録]]を逃した。
 
*[[第8版を選ぼう]]で[[崇拝/Worship]]や[[最下層民/Pariah]]と争ったが、崇拝に敗れ[[再録]]を逃した。
 +
*[[Masters Edition 4]]で久々に採録されたが、何故か[[レア]]に格上げされている。
  
==関連カード==
+
==オラクルの変遷==
*[[]]は違うが、自分も含めた[[土地]]と[[アーティファクト]]にのみ機能する[[根の迷路/Root Maze]]と、[[クリーチャー]]にのみ機能する[[苦しい闘い/Uphill Battle]]いう類似品が存在する。
+
[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]初出時の[[ルール文章]]は「'''対戦相手によってプレイされた'''アーティファクトとクリーチャーと土地」をタップインさせるものだった。
*ちょっと効果は異なるが、アーティファクト版は[[夢の宝珠/Orb of Dreams]]。
+
*クリーチャーになると[[ロクソドンの門番/Loxodon Gatekeeper]]。
+
*[[次元の混乱]]にて、[[青]]の[[凍りつく霊気/Frozen AEther]]として[[タイムシフト]]。
+
  
 +
[[第4版]]では「'''[[対象]]の[[プレイヤー]]1人がコントロールする'''アーティファクトとクリーチャーと土地」と1人に限定されるが、プレイ以外で[[戦場に出る]]ものにも適用されるように変更された。[[第5版]]も同様であった。(なお、日本語版第4版ではプレイヤーを対戦相手と訳していた。)
 +
 +
[[第6版]]でレジェンドと同機能のテキストに戻されたが、1999年6月頃の[[オラクル]]更新で「'''対戦相手がコントロールする'''アーティファクトとクリーチャーと土地」に変更された。この変更は不適として、2010年9月のオラクル更新で再びレジェンド(第6版)と同機能のテキストに戻された。
 +
 +
この変更により、初出時に宿命と同じテキストを持っていた[[凍りつく霊気/Frozen Aether]]とは機能が異なるようになった。しかし依然として多くのプレイヤーは宿命が凍りつく霊気と同じ機能を持つものとして遊んでおり、混乱を避けるため、2017年7月のオラクル更新で凍りつく霊気に合わせて再度「対戦相手がコントロールする」へと変更された。
 +
 +
==関連カード==
 +
===主な亜種===
 +
[[根の迷路/Root Maze]]以降のものはそれが[[プレイ]]されているかどうかを見ないようになっている。
 +
*[[苦しい闘い/Uphill Battle]] - [[赤]]3マナの[[エンチャント]]。[[対戦相手]]が'''プレイした'''[[クリーチャー]]が[[タップイン]]。([[メルカディアン・マスクス]])
 +
*[[根の迷路/Root Maze]] - [[緑]]1マナのエンチャント。すべての[[アーティファクト]]と[[土地]]がタップイン。([[テンペスト]])
 +
*[[夢の宝珠/Orb of Dreams]] - [[無色]]3マナのアーティファクト。すべての[[パーマネント]]がタップイン。([[神河謀叛]])
 +
*[[ロクソドンの門番/Loxodon Gatekeeper]] - [[白]]4マナのクリーチャー。対戦相手のアーティファクト、クリーチャー、土地がタップイン。([[ラヴニカ:ギルドの都]])
 +
*[[凍りつく霊気/Frozen Aether]] - [[青]]4マナのエンチャント。対戦相手のアーティファクト、クリーチャー、土地がタップイン。青に[[タイムシフト]]した宿命。([[次元の混乱]])
 +
*[[相応の敬意/Due Respect]] - 白2マナの[[インスタント]]。1[[ターン]]の間すべてのパーマネントがタップイン。[[キャントリップ]]付き。([[新たなるファイレクシア]])
 +
*[[隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden]] - 赤5マナの[[伝説のクリーチャー]]。対戦相手のクリーチャーがタップイン。(新たなるファイレクシア)
 +
*[[盲従/Blind Obedience]] - 白2マナのエンチャント。対戦相手のアーティファクトとクリーチャーがタップイン。[[強請]]付き。([[ギルド門侵犯]])
 +
*[[威圧する君主/Imposing Sovereign]] - 白2マナのクリーチャー。対戦相手のクリーチャーがタップイン。([[基本セット2014]])
 +
*[[異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar]] - 白3マナのクリーチャー。対戦相手のクリーチャーと[[基本でない土地]]がタップイン。([[異界月]])
 +
**[[サリアとギトラグの怪物/Thalia and The Gitrog Monster]] - 白黒緑4マナになったサリア。([[機械兵団の進軍]])
 +
*[[領事の権限/Authority of the Consuls]] - 白1マナのエンチャント。対戦相手のクリーチャーがタップイン。[[ライフ]][[回復]][[能力]]付き。([[カラデシュ]])
 +
*[[刻み角/Manglehorn]] - 緑3マナのクリーチャー。対戦相手のアーティファクトがタップイン。アーティファクト1つを破壊する[[ETB]]能力付き。([[アモンケット]])
 +
*[[キンジャーリの陽光翼/Kinjalli's Sunwing]] - 白3マナのクリーチャー。対戦相手のクリーチャーがタップイン。([[イクサラン]])
 +
*[[エメリアのアルコン/Archon of Emeria]] - 白3マナのクリーチャー。対戦相手の基本でない土地がタップイン。[[法の定め/Rule of Law]]も[[内蔵]]するクリーチャー。([[ゼンディカーの夜明け]])
 +
*[[ラグーンの神秘家、アーチェロス/Archelos, Lagoon Mystic]] - [[黒緑青]]4マナのクリーチャー。すべてのパーマネントはこれが[[タップ状態]]である限りタップインする。([[統率者レジェンズ]])
 +
*[[傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy]] - 白3マナのクリーチャー。対戦相手の[[氷雪土地]]がタップイン。[[モードを持つ両面カード]]の第1面。([[カルドハイム]])
 +
*[[放光の恵み/Radiant Grace]] - 白1マナの[[オーラ]]の[[第2面]]である[[呪い]]。つけていたクリーチャーが死亡すると[[変身]]する。クリーチャーのみタップインさせる。([[イニストラード:真紅の契り]])
 +
*[[見せかけの床/False Floor]] - 無色4マナのアーティファクト。すべてのクリーチャーがタップイン。自身を[[追放]]することでアンタップ状態のクリーチャーを全追放できる。([[ニューカペナの街角統率者デッキ]])
 +
*[[ファイレクシアの検閲官/Phyrexian Censor]] - 白3マナのクリーチャー。すべてのクリーチャーがタップイン。ただし[[ファイレクシアン]]は除く。(機械兵団の進軍)
 +
*[[不屈の解体者/Dauntless Dismantler]] - 白2マナのクリーチャー。対戦相手のアーティファクトがタップイン。自身を[[生け贄に捧げる]]ことでアーティファクトを破壊できる。([[イクサラン:失われし洞窟]])
 +
*[[カリスマ溢れる征服者/Charismatic Conqueror]] - 白2マナのクリーチャー。対戦相手のアーティファクトとクリーチャーをタップさせる。置換でなく[[誘発型能力]]なのでタップ能力を使う隙は与えてしまう上に、対戦相手はあなたに1/1[[絆魂]][[トークン]]を与える事で回避できる。([[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]])
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[アンコモン]]1
 
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[アンコモン]]1
23行: 49行:
 
*[[カード個別評価:第5版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第5版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]]
 +
__NOTOC__

2023年11月26日 (日) 14:01時点における最新版


Kismet / 宿命 (3)(白)
エンチャント

あなたの対戦相手がコントロールするアーティファクトとクリーチャーと土地は、タップ状態で戦場に出る。


対戦相手の動きを制限するエンチャント。対戦相手のコントロール下で戦場に出るアーティファクトクリーチャー土地タップインさせる。

停滞/Stasis冬の宝珠/Winter Orbのようなロック手段とのコンボが有名。新たにプレイされた土地までも縛ってしまうため、ロックの打開手段を大幅に制限してくれる。

また、対戦相手の展開を遅らせ、速攻をほぼ無意味化するという防御的な面に加え、ブロッカーの運用が1ターン遅くなるなど攻撃面のサポートもしてくれる。Sensei, Senseiなど、戦場に出してすぐタップ能力を使う系統のコンボも封じてくれるだろう。

[編集] オラクルの変遷

レジェンド初出時のルール文章は「対戦相手によってプレイされたアーティファクトとクリーチャーと土地」をタップインさせるものだった。

第4版では「対象プレイヤー1人がコントロールするアーティファクトとクリーチャーと土地」と1人に限定されるが、プレイ以外で戦場に出るものにも適用されるように変更された。第5版も同様であった。(なお、日本語版第4版ではプレイヤーを対戦相手と訳していた。)

第6版でレジェンドと同機能のテキストに戻されたが、1999年6月頃のオラクル更新で「対戦相手がコントロールするアーティファクトとクリーチャーと土地」に変更された。この変更は不適として、2010年9月のオラクル更新で再びレジェンド(第6版)と同機能のテキストに戻された。

この変更により、初出時に宿命と同じテキストを持っていた凍りつく霊気/Frozen Aetherとは機能が異なるようになった。しかし依然として多くのプレイヤーは宿命が凍りつく霊気と同じ機能を持つものとして遊んでおり、混乱を避けるため、2017年7月のオラクル更新で凍りつく霊気に合わせて再度「対戦相手がコントロールする」へと変更された。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

根の迷路/Root Maze以降のものはそれがプレイされているかどうかを見ないようになっている。

[編集] 参考

QR Code.gif