知識の渇望/Thirst for Knowledge

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3[[マナ]]で[[ライブラリー]]を3枚も掘り下げることができ、条件次第では[[手札]]を増やすこともできる。最悪でも手札の密度を上げられるため、非常に使い勝手がよい。[[ミラディン・ブロック]]最強のドロー呪文と言っても過言ではなく、その採用率と[[カードパワー]]は、[[嘘か真か/Fact or Fiction]]と双璧をなすレベル。
 
3[[マナ]]で[[ライブラリー]]を3枚も掘り下げることができ、条件次第では[[手札]]を増やすこともできる。最悪でも手札の密度を上げられるため、非常に使い勝手がよい。[[ミラディン・ブロック]]最強のドロー呪文と言っても過言ではなく、その採用率と[[カードパワー]]は、[[嘘か真か/Fact or Fiction]]と双璧をなすレベル。
  
アーティファクトがテーマである[[ミラディン]]のカードであり、少し意識して構築すれば、終盤価値の下がる[[教議会の座席/Seat of the Synod]]や[[旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble]]など、捨てるアーティファクトには困らない。
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初出の[[ミラディン]]はアーティファクトがテーマであり、少し意識して構築すれば終盤価値の下がる[[教議会の座席/Seat of the Synod]]や[[旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble]]など、捨てるアーティファクトには困らない。
  
[[スタンダード]]では、[[青]]を含む[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]全般から初期の[[親和 (デッキ)|親和]]([[ブルード親和]])まで幅広く使用された。[[エクステンデッド]]でも青系コントロールデッキに4枚採用されることが多い。
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ミラディン登場時の[[スタンダード]]では、[[青]]を含む[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]全般から初期の[[親和 (デッキ)|親和]]([[ブルード親和]])まで幅広く使用された。[[モダン]]でも青系コントロールデッキに4枚採用されることが多い。
  
[[エターナル]]では、[[青茶単]]に近い[[デッキ]]で、[[アーティファクト・土地]]とセットでメインの[[ドロー]][[カード]]として採用されている。特に[[ヴィンテージ]]では[[Mox]]もあるので、さらにカードパワーは上がる。2008年6月20日の制限改訂でドローカードが減った後の[[Mana Drain]]系デッキにしばしば4枚投入されていたが、[[Tezzeret's Vault]]が大きく勢力を伸ばしたことから、ヴィンテージで制限カードに指定されることになった(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/44 Crafting a Vintage]参照)。
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[[エターナル]]では、[[青茶単]]に近い[[デッキ]]で、[[アーティファクト・土地]]とセットでメインのドローカードとして採用されている。特に[[ヴィンテージ]]では[[Mox]]もあるので、さらにカードパワーは上がる。[[2008年]]6月20日の制限改訂でドローカードが減った後の[[マナ吸収/Mana Drain]]系デッキにしばしば4枚投入され、[[Tezzeret's Vault]]が大きく勢力を伸ばすことになった。
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[[神河:輝ける世界]]で、[[本流のセット]]としては初めての[[再録]]。アーティファクトは同セットのテーマの1つになっており、[[アーティファクト・クリーチャー]]や[[機体]]、[[装備品]]などが多く収録されていることが再録に繋がったと思われる。類似カードとしては[[発見への渇望/Thirst for Discovery]]が[[ローテーション]]時期も一致するが、捨てる[[カード・タイプ]]が異なるので競合することは稀だろう。
  
 
*捨てるカードの選択肢は「アーティファクト・カード1枚」か「任意のカード2枚」である。アーティファクトを含む2枚のカードを捨ててもかまわない。
 
*捨てるカードの選択肢は「アーティファクト・カード1枚」か「任意のカード2枚」である。アーティファクトを含む2枚のカードを捨ててもかまわない。
*アーティファクトを[[墓地]]に落とす手段としても有用であることから、[[ティンカースタックス]]などのアーティファクトを[[リアニメイト]]するデッキでも使われている。
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*アーティファクトを[[墓地]]に落とす手段としても有用であることから、[[ティンカー・スタックス]]などのアーティファクトを[[リアニメイト]]するデッキでも使われている。
*[[ラヴニカ:ギルドの都]]では似た[[効果]]を持つ[[強迫的な研究/Compulsive Research]]が作られた。そちらは、1枚で捨てられるカードがアーティファクトではなく[[土地]]、[[カード・タイプ]]がインスタントではなく[[ソーサリー]]となって、さらに[[プレイヤー]][[対象]]に取る様になった。ちょうどスタンダードで入れ替わる形になっており、亜種・リメイク・調整版といった位置付けになるのかもしれない。
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*最初の3枚ドローが無くなると[[精神ねじ切り/Wrench Mind]]
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*[[エルズペスvsテゼレット]]に{{Gatherer|id=218580|新規イラスト}}で収録された。描かれている人物は[[テゼレット/Tezzeret]][[Modern Masters]]などで[[再録]]された際にもこちらの[[イラスト]]が使われている。
  
2009年7月1日より[[ヴィンテージ]]にて[[制限カード]]となる。
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[[2009年]]7月1日より[[Tezzeret's Vault]]の弱体化などを目的として[[ヴィンテージ]]にて[[制限カード]]に指定された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/crafting-vintage-2009-06-26 Crafting a Vintage]([[Daily MTG]] 2009年6月26日)</ref>が、[[2015年]]10月2日より制限解除される<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/september-28-2015-banned-and-restricted-announcement-2015-09-28 September 28, 2015 Banned and Restricted Announcement]/[http://mtg-jp.com/publicity/0015763/# 2015年9月28日 禁止制限カードリスト告知]([[Daily MTG]] 2015年9月28日)</ref>。制限当時からカードプールや[[メタゲーム]]が大きく変化しており、制限の意味が薄れたことが理由。
  
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==関連カード==
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カードを引き、特定の[[カード・タイプ]]のカードを1枚捨てるか任意のカードを2枚捨てるドロー呪文。
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*[[強迫的な研究/Compulsive Research]] - 2Uの[[ソーサリー]]。プレイヤー1人を対象とし、3枚引いて[[土地]]か2枚を捨てる。([[ラヴニカ:ギルドの都]])
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*[[神秘の瞑想/Mystic Meditation]] - 3Uのソーサリー。3枚引いて[[クリーチャー]]か2枚を捨てる。([[タルキール龍紀伝]])
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*[[意味の渇望/Thirst for Meaning]] - 2Uのインスタント。3枚引いて[[エンチャント]]か2枚を捨てる。([[テーロス還魂記]])
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*[[実践研究/Practical Research]] - 3URのインスタント。4枚引いてインスタントかソーサリーか2枚を捨てる。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
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*[[むら気な眷者、ルーカ/Lukka, Wayward Bonder]] - 4RRの[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の+1[[忠誠度能力]]。クリーチャーを1枚捨てて2枚引くか、1枚捨てて1枚引く。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
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*[[発見への渇望/Thirst for Discovery]] - 2Uのインスタント。3枚引いて[[基本土地]]か2枚を捨てる。([[イニストラード:真紅の契り]])
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*[[肉体の裏切者、テゼレット/Tezzeret, Betrayer of Flesh]] - 2UUのプレインズウォーカーの+1忠誠度能力。2枚引いてアーティファクトか2枚を捨てる。([[神河:輝ける世界]])
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*[[ザルファーのテフェリー・アコサ/Teferi Akosa of Zhalfir]] - XWU[[守備値]]6の[[包囲戦]][[バトル]]の[[第2面]]であるプレインズウォーカーの+1忠誠度能力。2枚引いてクリーチャーか2枚を捨てる。([[機械兵団の進軍]])
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*[[蒸気核の学者/Steamcore Scholar]] 2Uのクリーチャー。戦場に出たとき2枚引いて[[インスタント]]や[[ソーサリー]]か[[飛行]]を持つ[[クリーチャー・カード]]を捨てるか2枚捨てる。([[カルロフ邸殺人事件]])
 
==参考==
 
==参考==
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<references />
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*[[カード個別評価:神河:輝ける世界]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:Jumpstart]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:Modern Masters]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[アンコモン]]

2024年2月8日 (木) 14:31時点における最新版


Thirst for Knowledge / 知識の渇望 (2)(青)
インスタント

カード3枚を引く。その後、あなたがアーティファクト・カード1枚を捨てないかぎり、カード2枚を捨てる。


インスタントドロー呪文。3枚引いた後、アーティファクトカード1枚か任意のカードを2枚捨てる

3マナライブラリーを3枚も掘り下げることができ、条件次第では手札を増やすこともできる。最悪でも手札の密度を上げられるため、非常に使い勝手がよい。ミラディン・ブロック最強のドロー呪文と言っても過言ではなく、その採用率とカードパワーは、嘘か真か/Fact or Fictionと双璧をなすレベル。

初出のミラディンはアーティファクトがテーマであり、少し意識して構築すれば終盤価値の下がる教議会の座席/Seat of the Synod旅人のガラクタ/Wayfarer's Baubleなど、捨てるアーティファクトには困らない。

ミラディン登場時のスタンダードでは、を含むコントロールデッキ全般から初期の親和ブルード親和)まで幅広く使用された。モダンでも青系コントロールデッキに4枚採用されることが多い。

エターナルでは、青茶単に近いデッキで、アーティファクト・土地とセットでメインのドローカードとして採用されている。特にヴィンテージではMoxもあるので、さらにカードパワーは上がる。2008年6月20日の制限改訂でドローカードが減った後のマナ吸収/Mana Drain系デッキにしばしば4枚投入され、Tezzeret's Vaultが大きく勢力を伸ばすことになった。

神河:輝ける世界で、本流のセットとしては初めての再録。アーティファクトは同セットのテーマの1つになっており、アーティファクト・クリーチャー機体装備品などが多く収録されていることが再録に繋がったと思われる。類似カードとしては発見への渇望/Thirst for Discoveryローテーション時期も一致するが、捨てるカード・タイプが異なるので競合することは稀だろう。

2009年7月1日よりTezzeret's Vaultの弱体化などを目的としてヴィンテージにて制限カードに指定された[1]が、2015年10月2日より制限解除される[2]。制限当時からカードプールやメタゲームが大きく変化しており、制限の意味が薄れたことが理由。

[編集] 関連カード

カードを引き、特定のカード・タイプのカードを1枚捨てるか任意のカードを2枚捨てるドロー呪文。

[編集] 参考

  1. Crafting a Vintage(Daily MTG 2009年6月26日)
  2. September 28, 2015 Banned and Restricted Announcement/2015年9月28日 禁止制限カードリスト告知(Daily MTG 2015年9月28日)
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