続唱 (デッキ)

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*備考
 
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**[[オーストラリア選手権09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/aunat09/welcome#a 参考])
 
**[[オーストラリア選手権09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/aunat09/welcome#a 参考])
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==レガシー==
 
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[[レガシー]]では、[[断片無き工作員/Shardless Agent]]を利用した[[ビート・コントロール]]が存在する。[[緑青]]+1[[色]]の3色が一般的であり、中でも[[緑青黒]]の'''BUG Cascade'''('''BUG カスケード'''、'''BUG 続唱''')が主流。
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[[レガシー]]では、[[断片無き工作員/Shardless Agent]]を利用した[[ビート・コントロール]]が存在する。[[緑青]]+1[[色]]の3色が一般的であり、中でも[[緑青黒]]の'''BUG Cascade'''/'''BUG Shardless'''('''BUG カスケード'''、'''BUG 続唱''')が主流。
  
 
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同じ[[デッキカラー|色構成]]の[[Team America]]が[[テンポ・アドバンテージ]]を重視するのに対し、こちらは[[カード・アドバンテージ]]を意識した構成になっている。[[続唱]]からは[[Hymn to Tourach]]や[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]などに繋げ、更なる[[アドバンテージ]]を稼ぐ。中でも[[祖先の幻視/Ancestral Vision]]に繋がったときのアドバンテージは強力。
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同じ[[デッキカラー|色構成]]の[[Team America]]が[[テンポ・アドバンテージ]]を重視するのに対し、こちらは[[カード・アドバンテージ]]を意識した構成になっている。[[続唱]]からは[[Hymn to Tourach]]や[[悪意の大梟/Baleful Strix]]などに繋げ、更なる[[アドバンテージ]]を稼ぐ。中でも[[祖先の幻視/Ancestral Vision]]に繋がったときのアドバンテージは強力。
  
[[渦まく知識/Brainstorm]]、[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]、[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]の採用も一般的。これらは断片無き工作員に限らず、多用される[[フェッチランド]]とも[[シナジー]]を持つ。
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[[渦まく知識/Brainstorm]]、[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]の採用も一般的。これらは断片無き工作員に限らず、多用される[[フェッチランド]]とも[[シナジー]]を持つ。
  
 
続唱との相性の悪さから、同[[環境]]の[[クロック・パーミッション]]では一般的な[[目くらまし/Daze]]は採用されない。こうした事情から、[[Force of Will]]は採用されるものの、[[メインデッキ]]では[[コンボデッキ]]との相性があまりよくない。
 
続唱との相性の悪さから、同[[環境]]の[[クロック・パーミッション]]では一般的な[[目くらまし/Daze]]は採用されない。こうした事情から、[[Force of Will]]は採用されるものの、[[メインデッキ]]では[[コンボデッキ]]との相性があまりよくない。
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===サンプルレシピ===
 
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*備考
 
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**[[グランプリストラスブール13]] 第10位 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpstr13/welcome 参考])
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**[[グランプリシアトルタコマ15]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsea15 参考])
**使用者:[[Harry Corvese]]
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**使用者:[[Andrejs Prost]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[レガシー]](~[[ギルド門侵犯]])
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**[[レガシー]](~[[戦乱のゼンディカー]])
{{#MagicFactory:df310330}}
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{{#MagicFactory:df315316}}
  
 
==参考==
 
==参考==

2015年11月10日 (火) 18:31時点における版

続唱(Cascade)は、アラーラ再誕参入後に登場した続唱を活かしたデッキの総称。

目次

概要


Bloodbraid Elf / 血編み髪のエルフ (2)(赤)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)

速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)

3/2


Bituminous Blast / 瀝青破 (3)(黒)(赤)
インスタント

続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
クリーチャー1体を対象とする。瀝青破はそれに4点のダメージを与える。


続唱によるサーチを活かしたコンボデッキから、血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf瀝青破/Bituminous Blastなどのアドバンテージを軸に優秀なクリーチャー呪文を用いたビート・コントロールおよびコントロールデッキまで、幅広いバリエーションが存在する。

アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期

続唱ギミックを搭載したジャンドコントロールメタの中心として活躍している。


Terminate / 終止 (黒)(赤)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。


アラーラの断片ブロック構築

アラーラの断片ブロック構築でも続唱を中心としたデッキが存在する。

特に血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfカードパワーは高く、メタの中心にあるといってよい。ビートダウンからコントロールまで幅広く続唱のギミックが取り入れられている。

コントロールのものは、主に黒赤緑5色のどちらかで組まれることが多い。続唱カードからクリーチャー除去手札破壊などにつないでアドバンテージを稼ぎ、フィニッシャーで沈める。5の場合、エンドカード残酷な根本原理/Cruel Ultimatumが採用される場合が多い。


Cruel Ultimatum / 残酷な根本原理 (青)(青)(黒)(黒)(黒)(赤)(赤)
ソーサリー

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、カードを3枚捨て、その後5点のライフを失う。あなたはあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚あなたの手札に戻し、カードを3枚引き、その後5点のライフを得る。


それぞれ詳細はジャンドコントロール5色残酷コントロールを参照のこと。

ビートダウンの場合はジャンドアグロナヤビートダウンに組み込まれることが多い。こちらは続唱カードから小型クリーチャー火力につないでゆく。

ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期

アラーラの再誕参入後に最初に活躍したデッキは、続唱カードサーチからスワンアサルトコンボを決める、続唱スワンと呼ばれるデッキだった。


Swans of Bryn Argoll / ブリン・アーゴルの白鳥 (2)(白/青)(白/青)
クリーチャー — 鳥(Bird) スピリット(Spirit)

飛行
発生源1つがブリン・アーゴルの白鳥にダメージを与える場合、そのダメージを軽減する。その発生源のコントローラーは、この方法で軽減されたダメージに等しい枚数のカードを引く。

4/3


Seismic Assault / 突撃の地鳴り (赤)(赤)(赤)
エンチャント

土地カードを1枚捨てる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。突撃の地鳴りはそれに2点のダメージを与える。


その後、他のデッキにも続唱のギミックを組み込んだものが現れてきた。主に5色ジャンドカラーで組まれることが多い。

ジャンドカラーのものは血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfからクリーチャー火力につないでゆく。ジャンドアグロのページも参照のこと。


Putrid Leech / 朽ちゆくヒル (黒)(緑)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ヒル(Leech)

2点のライフを支払う:ターン終了時まで、朽ちゆくヒルは+2/+2の修整を受ける。毎ターン1回のみ起動できる。

2/2

5色で組む場合はクイックントースト5色残酷コントロール)のバリエーションとして組まれる。このタイプは俗に続唱トーストとも呼ばれる。


Reflecting Pool / 反射池
土地

(T):あなたがコントロールしている土地が生み出すことのできるマナのタイプのうち望むタイプのマナ1点を加える。


サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (19)
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang
4 呪詛術士/Anathemancer
4 朽ちゆくヒル/Putrid Leech
3 川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat
呪文 (15)
3 瀝青破/Bituminous Blast
4 謎めいた命令/Cryptic Command
4 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
1 残酷な根本原理/Cruel Ultimatum
2 火山の流弾/Volcanic Fallout
1 ジャンドの魔除け/Jund Charm
土地 (26)
2 滝の断崖/Cascade Bluffs
3 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire
1 森/Forest
1 偶像の石塚/Graven Cairns
1 山/Mountain
4 反射池/Reflecting Pool
2 溢れかえる果樹園/Flooded Grove
1 沼/Swamp
4 鮮烈な林/Vivid Grove
3 鮮烈な岩山/Vivid Crag
4 鮮烈な湿地/Vivid Marsh
サイドボード
2 若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon
4 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
3 流刑への道/Path to Exile
2 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
2 火山の流弾/Volcanic Fallout
2 思考の大出血/Thought Hemorrhage

エクステンデッド

エクステンデッドでは、主にコンボデッキで使用されている。

超起源/Hypergenesisを利用した超起源死せる生/Living Endを活用した死せる生などがその代表例であり、続唱カード1枚を通せばコンボをスタートできるのが利点となっている。


Hypergenesis / 超起源
〔緑〕 ソーサリー

待機3 ― (1)(緑)(緑)
あなたから始めて、各プレイヤーはアーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地・カードを自分の手札から戦場に出してもよい。この手順を、誰もカードを戦場に出さなくなるまで繰り返す。



Living End / 死せる生
〔黒〕 ソーサリー

待機3 ― (2)(黒)(黒)
各プレイヤーは自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを追放する。その後自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。その後自分がこれにより追放したすべてのカードを戦場に出す。


モダン

モダンでは、かつては血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfを組み込んだジャンドメタの一角を担っていたが、血編み髪のエルフが禁止カードに指定されたことで続唱型は大きく衰退した。

コンボデッキでは、エクステンデッドで活躍していた死せる生が戦場をモダンに移し健闘しているほか、均衡の復元/Restore Balanceを用いた続唱バランスが存在している。


Restore Balance / 均衡の復元
〔白〕 ソーサリー

待機6 ― (白)
各プレイヤーは、最も少ない数の土地をコントロールしているプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、自分がコントロールする土地を選ぶ。その後残りを生け贄に捧げる。プレイヤーは同じ方法でクリーチャーを生け贄に捧げ、同じ方法でカードを捨てる。


レガシー

レガシーでは、断片無き工作員/Shardless Agentを利用したビート・コントロールが存在する。緑青+1の3色が一般的であり、中でも緑青黒BUG Cascade/BUG ShardlessBUG カスケードBUG 続唱)が主流。


Shardless Agent / 断片無き工作員 (1)(緑)(青)
アーティファクト クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)

続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)

2/2


Ancestral Vision / 祖先の幻視
〔青〕 ソーサリー

待機4 ― (青)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(青)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが4個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引く。


同じ色構成Team Americaテンポ・アドバンテージを重視するのに対し、こちらはカード・アドバンテージを意識した構成になっている。続唱からはHymn to Tourach悪意の大梟/Baleful Strixなどに繋げ、更なるアドバンテージを稼ぐ。中でも祖先の幻視/Ancestral Visionに繋がったときのアドバンテージは強力。

渦まく知識/Brainstorm精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorの採用も一般的。これらは断片無き工作員に限らず、多用されるフェッチランドともシナジーを持つ。

続唱との相性の悪さから、同環境クロック・パーミッションでは一般的な目くらまし/Dazeは採用されない。こうした事情から、Force of Willは採用されるものの、メインデッキではコンボデッキとの相性があまりよくない。

サンプルレシピ

Shardless [1]
土地 (23)
2 忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit
2 不毛の大地/Wasteland
3 Tropical Island
4 Underground Sea
1 Bayou
1 森/Forest
1 沼/Swamp
4 汚染された三角州/Polluted Delta
1 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (14)
4 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
2 悪意の大梟/Baleful Strix
4 断片無き工作員/Shardless Agent
呪文 (23)
2 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
1 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
4 祖先の幻視/Ancestral Vision
1 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
1 毒の濁流/Toxic Deluge
2 トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach
4 意志の力/Force of Will
4 渦まく知識/Brainstorm
4 突然の衰微/Abrupt Decay
サイドボード (15)
1 トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach
2 見栄え損ない/Disfigure
2 ゴルガリの魔除け/Golgari Charm
3 思考囲い/Thoughtseize
1 ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique
1 概念泥棒/Notion Thief
1 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
1 真髄の針/Pithing Needle
1 Scrubland
2 翻弄する魔道士/Meddling Mage


参考

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