黒赤コントロール

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'''黒赤コントロール'''(''Black-Red Control'')は、[[黒赤]]の2[[色]]で構成される[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。
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'''黒赤コントロール'''(''Black-Red Control'')は、[[黒赤]]の2[[色]]で構成される[[コントロールデッキ]]。
  
 
==概要==
 
==概要==
[[黒]]と[[赤]]はいずれも[[クリーチャー]][[除去]]に長けた[[色]]なので、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]には強い。また[[手札破壊]]や[[土地破壊]]など、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対する妨害手段も豊富。[[火力]]や[[ドレイン]]などで直接[[本体]]を攻めやすいことも特徴の一つ。
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[[黒]]と[[赤]]はいずれも[[クリーチャー]][[除去]]に長けた[[色]]なので、[[ビートダウンデッキ]]には強い。また[[手札破壊]]や[[土地破壊]]など、コントロールデッキに対する妨害手段も豊富。[[火力]]や[[ドレイン]]などで直接[[本体]]を攻めやすいことも特徴の一つ。
 
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[[戦場]]に出てしまった[[エンチャント]]に対処することができないことは大きな弱点であり、[[プロテクション]]クリーチャーも苦しい。これらに事前に対処できる手札破壊は、[[デッキ]]において重要な役割を占める。[[引く|ドロー]]や[[全体除去]]など、優秀な[[アドバンテージ]][[カード]]の存在も重要。
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[[黒赤]]の2[[色]]で純粋なコントロールデッキが組まれることは少なく、色を足して[[青黒赤コントロール|青黒赤]]や[[黒赤緑コントロール|黒赤緑]]となることの方が多い。2色で組まれる場合、除去や手札破壊、土地破壊などを補助的に用いる、[[ビート・コントロール]]の形になりやすい。
 
[[黒赤]]の2[[色]]で純粋なコントロールデッキが組まれることは少なく、色を足して[[青黒赤コントロール|青黒赤]]や[[黒赤緑コントロール|黒赤緑]]となることの方が多い。2色で組まれる場合、除去や手札破壊、土地破壊などを補助的に用いる、[[ビート・コントロール]]の形になりやすい。
  
==エルドレインの王権~Adventures in the Forgotten Realms期==
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*過去は[[戦場]]に出てしまった[[エンチャント]]に対処することができないことは大きな弱点であり、[[プロテクション]]クリーチャーに対抗する手段も少なく苦しかった。
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==[[イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]==
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'''ラクドス・コントロール'''(''Rakdos Control'')と呼ばれるデッキが存在している。
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[[イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]の[[黒赤ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|ラクドス・ブリーチ]]の流れを組むデッキであり、[[大勝ち/Big Score]]から[[多元宇宙の突破/Breach the Multiverse]]か[[原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conqueror]]につなげ、そこから[[希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon]]なども混ぜて圧倒的[[アドバンテージ]]で勝利するデッキである。[[鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker]]を失ったことからマナを伸ばすまでに[[兄弟仲の終焉/Brotherhood's End]]や[[家の焼き払い/Burn Down the House]]で時間を稼ぐ形となりコントロールに分類される構成となっている。[[黒赤ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|ラクドス発見]]も採用している[[嘶くカルノサウルス/Trumpeting Carnosaur]]と[[ギックスの残虐/The Cruelty of Gix]]でエターリ他へ繋げるルートを増やしている。
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===サンプルリスト===
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*備考
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**[[MO]]スタンダード予選2023/12/31 7位([https://www.mtgo.com/decklist/standard-qualifier-2024-01-0112601790?player=Melicard#deck_Melicard 参考])
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**使用者:Melicard
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]〜[[イクサラン:失われし洞窟]])
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{{#MagicFactory:df323071}}
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==エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期==
 
[[ゼンディカーの夜明け]]参入後、[[墓地]]利用を中心とする[[黒赤]][[デッキ]]が登場した。[[フィニッシャー]]であるクロクサの[[脱出]]を活かす構成から'''ラクドス・エスケープ'''(''Rakdos Escape'')とも呼ばれる。
 
[[ゼンディカーの夜明け]]参入後、[[墓地]]利用を中心とする[[黒赤]][[デッキ]]が登場した。[[フィニッシャー]]であるクロクサの[[脱出]]を活かす構成から'''ラクドス・エスケープ'''(''Rakdos Escape'')とも呼ばれる。
  
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{{#card:Kroxa, Titan of Death's Hunger}}
 
{{#card:Kroxa, Titan of Death's Hunger}}
  
[[マグマの媒介者/Magmatic Channeler]]、[[ぬかるみのトリトン/Mire Triton]]、[[ティマレット、死者を呼び出す/Tymaret Calls the Dead]]で積極的に墓地を[[肥やす|肥やし]]、[[死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger]]を素早く[[脱出]]させて戦う。[[両面カード|モードを持つ両面カード]]も含めて[[インスタント]]および[[ソーサリー]]が多数採用されており、マグマの媒介者の自己[[強化]]条件の達成も狙うことができる。
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[[マグマの媒介者/Magmatic Channeler]]、[[ぬかるみのトリトン/Mire Triton]]、[[ティマレット、死者を呼び出す/Tymaret Calls the Dead]]で積極的に墓地を[[肥やす|肥やし]]、[[死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger]]を素早く[[脱出]]させて戦う。[[モードを持つ両面カード]]も含めて[[インスタント]]および[[ソーサリー]]が多数採用されており、マグマの媒介者の自己[[強化]]条件の達成も狙うことができる。
  
 
===サンプルリスト===
 
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{{#card:Kalitas, Traitor of Ghet}}
 
{{#card:Kalitas, Traitor of Ghet}}
  
[[マグマのしぶき/Magma Spray]]や[[闇の掌握/Grasp of Darkness]]などで[[対戦相手]]の[[クリーチャー]]を[[除去]]し、[[最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope]]や[[反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance]]で[[アドバンテージ]]を稼ぐ。最後は[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の奥義や、[[ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet]]や[[ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers]]などの中~高[[マナ]]域のクリーチャーで勝負を決める。
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[[マグマのしぶき/Magma Spray]]や[[闇の掌握/Grasp of Darkness]]などで[[対戦相手]]の[[クリーチャー]]を[[除去]]し、[[最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope]]や[[反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance]]で[[アドバンテージ]]を稼ぐ。最後は[[プレインズウォーカー]]の奥義や、[[ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet]]や[[ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers]]などの中~高[[マナ]]域のクリーチャーで勝負を決める。
  
[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に対して効果的な[[カード]]がデッキの大部分を占めるが、コントロールデッキや[[コンボデッキ]]にも[[手札破壊]]や[[没収/Dispossess]]である程度対抗できる。特に[[モード]]を持つ[[削剥/Abrade]]と[[大災厄/Doomfall]]はデッキの柔軟性を高める重要な存在。
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ビートダウンデッキに対して効果的な[[カード]]がデッキの大部分を占めるが、コントロールデッキや[[コンボデッキ]]にも[[手札破壊]]や[[没収/Dispossess]]である程度対抗できる。特に[[モード]]を持つ[[削剥/Abrade]]と[[大災厄/Doomfall]]はデッキの柔軟性を高める重要な存在。
  
 
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[[稲妻/Lightning Bolt]]や[[終止/Terminate]]、[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]]といった[[除去]]で盤面を制御、[[騒がしいネズミ/Chittering Rats]]や[[カラスの罪/Raven's Crime]]の[[手札破壊]]で相手の抵抗手段を削る。[[手札]]は[[夜の囁き/Night's Whisper]]や[[ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager]]、[[黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose]]の[[統治者]]能力で回復し、最後は[[グルマグのアンコウ/Gurmag Angler]]などで[[ライフ]]を削りきる。
 
[[稲妻/Lightning Bolt]]や[[終止/Terminate]]、[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]]といった[[除去]]で盤面を制御、[[騒がしいネズミ/Chittering Rats]]や[[カラスの罪/Raven's Crime]]の[[手札破壊]]で相手の抵抗手段を削る。[[手札]]は[[夜の囁き/Night's Whisper]]や[[ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager]]、[[黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose]]の[[統治者]]能力で回復し、最後は[[グルマグのアンコウ/Gurmag Angler]]などで[[ライフ]]を削りきる。
  
[[クリーチャー]]主体の[[デッキ]]が多いパウパーなので除去が腐るということがほぼ無く、手札破壊により[[青]]系の[[コントロール]]相手にも戦うことができる。
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[[クリーチャー]]主体の[[デッキ]]が多いパウパーなので除去が腐るということがほぼ無く、手札破壊により[[青]]系の[[コントロールデッキ]]相手にも戦うことができる。
  
 
===サンプルリスト===
 
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[[Category:黒赤コントロールデッキ|*]]
 
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[[Category:スタンダードデッキ]]
 
[[Category:スタンダードデッキ]]
[[Category:ゼンディカーの夜明けを含むスタンダードデッキ]]
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[[Category:ゼンディカーの夜明け~フォーゴトン・レルム探訪を含むスタンダードデッキ]]
 
[[Category:エクステンデッドデッキ]]
 
[[Category:エクステンデッドデッキ]]
 
[[Category:パウパーデッキ]]
 
[[Category:パウパーデッキ]]

2024年1月22日 (月) 04:35時点における最新版

黒赤コントロール(Black-Red Control)は、黒赤の2で構成されるコントロールデッキ

目次

[編集] 概要

はいずれもクリーチャー除去に長けたなので、ビートダウンデッキには強い。また手札破壊土地破壊など、コントロールデッキに対する妨害手段も豊富。火力ドレインなどで直接本体を攻めやすいことも特徴の一つ。

黒赤の2で純粋なコントロールデッキが組まれることは少なく、色を足して青黒赤黒赤緑となることの方が多い。2色で組まれる場合、除去や手札破壊、土地破壊などを補助的に用いる、ビート・コントロールの形になりやすい。

[編集] イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期

ラクドス・コントロール(Rakdos Control)と呼ばれるデッキが存在している。


Breach the Multiverse / 多元宇宙の突破 (5)(黒)(黒)
ソーサリー

各プレイヤーはそれぞれカード10枚を切削する。各プレイヤーにつきそれぞれ、そのプレイヤーの墓地にありクリーチャーやプレインズウォーカーであるカード1枚を選ぶ。それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。その後、あなたがコントロールしている各クリーチャーはそれぞれ、他のタイプに加えてファイレクシアン(Phyrexian)になる。



Chandra, Hope's Beacon / 希望の標、チャンドラ (4)(赤)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)

あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
[+2]:望む色の組み合わせのマナ2点を加える。
[+1]:あなたのライブラリーの一番上にあるカード5枚を追放する。次のあなたのターンの終了時まで、それらの追放されているカードの中からインスタントやソーサリーである呪文1つを唱えてもよい。
[-X]:最大2つを対象とする。希望の標、チャンドラはそれらにそれぞれX点のダメージを与える。

5


Etali, Primal Conqueror / 原初の征服者、エターリ (5)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 恐竜(Dinosaur)

トランプル
原初の征服者、エターリが戦場に出たとき、各プレイヤーはそれぞれ、土地でないカード1枚が追放されるまで自分のライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。あなたはこれにより追放されて土地でないカードの中から望む数の呪文を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
(9)(緑/Φ):原初の征服者、エターリを変身させる。起動はソーサリーとしてのみ行う。

7/7
Etali, Primal Sickness / 原初の病、エターリ
〔赤/緑〕 伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) エルダー(Elder) 恐竜(Dinosaur)

トランプル、破壊不能
原初の病、エターリがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはその点数に等しい個数の毒(poison)カウンターを得る。(毒カウンター10個以上を持っているプレイヤーは、このゲームに敗北する。)

11/11

イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期ラクドス・ブリーチの流れを組むデッキであり、大勝ち/Big Scoreから多元宇宙の突破/Breach the Multiverse原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conquerorにつなげ、そこから希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beaconなども混ぜて圧倒的アドバンテージで勝利するデッキである。鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerを失ったことからマナを伸ばすまでに兄弟仲の終焉/Brotherhood's End家の焼き払い/Burn Down the Houseで時間を稼ぐ形となりコントロールに分類される構成となっている。ラクドス発見も採用している嘶くカルノサウルス/Trumpeting Carnosaurギックスの残虐/The Cruelty of Gixでエターリ他へ繋げるルートを増やしている。

[編集] サンプルリスト

ラクドス・コントロール [1]
土地 (27)
4 黒割れの崖/Blackcleave Cliffs
2 魂の洞窟/Cavern of Souls
2 解体爆破場/Demolition Field
4 廃墟の地/Field of Ruin
4 憑依された峰/Haunted Ridge
4 山/Mountain
1 反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance
3 沼/Swamp
1 見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire
2 ジアトラの試練場/Ziatora's Proving Ground
クリーチャー (7)
3 原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conqueror
4 嘶くカルノサウルス/Trumpeting Carnosaur
呪文 (26)
4 大勝ち/Big Score
2 苦々しい勝利/Bitter Triumph
2 多元宇宙の突破/Breach the Multiverse
3 兄弟仲の終焉/Brotherhood's End
3 家の焼き払い/Burn Down the House
2 希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon
2 喉首狙い/Go for the Throat
2 シェオルドレッドの勅令/Sheoldred's Edict
3 ギックスの残虐/The Cruelty of Gix
1 アイレンクラッグ/The Irencrag
2 執念の徳目/Virtue of Persistence
サイドボード (15)
2 切り崩し/Cut Down
4 強迫/Duress
4 石術の連射/Lithomantic Barrage
3 分派の説教者/Preacher of the Schism
2 黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse


[編集] エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期

ゼンディカーの夜明け参入後、墓地利用を中心とする黒赤デッキが登場した。フィニッシャーであるクロクサの脱出を活かす構成からラクドス・エスケープRakdos Escape)とも呼ばれる。


Magmatic Channeler / マグマの媒介者 (1)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたの墓地にインスタントやソーサリーであるカードが4枚以上あるかぎり、マグマの媒介者は+3/+1の修整を受ける。
(T),カード1枚を捨てる:あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚追放し、その後そのうち1枚を選ぶ。このターン、あなたはそのカードをプレイしてもよい。

1/3


Kroxa, Titan of Death's Hunger / 死の飢えのタイタン、クロクサ (黒)(赤)
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 巨人(Giant)

死の飢えのタイタン、クロクサが戦場に出たとき、これが脱出していないかぎり、これを生け贄に捧げる。
死の飢えのタイタン、クロクサが戦場に出るか攻撃するたび、各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨てる。その後、これにより土地でないカードを捨てなかった各対戦相手はそれぞれ3点のライフを失う。
脱出 ― (黒)(黒)(赤)(赤),あなたの墓地から他のカード5枚を追放する。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)

6/6

マグマの媒介者/Magmatic Channelerぬかるみのトリトン/Mire Tritonティマレット、死者を呼び出す/Tymaret Calls the Deadで積極的に墓地を肥やし死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hungerを素早く脱出させて戦う。モードを持つ両面カードも含めてインスタントおよびソーサリーが多数採用されており、マグマの媒介者の自己強化条件の達成も狙うことができる。

[編集] サンプルリスト

Rakdos Midrange [2]
土地 (19)
6 沼/Swamp
4 悪意の神殿/Temple of Malice
4 寓話の小道/Fabled Passage
4 山/Mountain
1 ロークスワイン城/Castle Locthwain
クリーチャー (22)
4 マグマの媒介者/Magmatic Channeler
4 死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger
4 ぬかるみのトリトン/Mire Triton
4 砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
2 峰の恐怖/Terror of the Peaks
2 残忍な騎士/Murderous Rider
2 悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks
呪文 (19)
1 死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead
4 ティマレット、死者を呼び出す/Tymaret Calls the Dead
3 髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing
3 血の長の渇き/Bloodchief's Thirst
1 アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening
2 棘平原の危険/Spikefield Hazard
2 ハグラの噛み殺し/Hagra Mauling
2 無情な行動/Heartless Act
1 切り裂かれた帆/Shredded Sails
サイドボード (15)
3 夜鷲のあさり屋/Nighthawk Scavenger
3 苦悶の悔恨/Agonizing Remorse
3 スカイクレイブの影/Skyclave Shade
2 切り裂かれた帆/Shredded Sails
1 塵へのしがみつき/Cling to Dust
1 エンバレスの盾割り/Embereth Shieldbreaker
1 アゴナスの雄牛/Ox of Agonas
1 魂標ランタン/Soul-Guide Lantern

[編集] 戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期

破滅の刻参入後、黒赤2コントロールないしミッドレンジ系のデッキが登場した。


Abrade / 削剥 (1)(赤)
インスタント

以下から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とする。削剥はそれに3点のダメージを与える。
・アーティファクト1つを対象とする。それを破壊する。



Kalitas, Traitor of Ghet / ゲトの裏切り者、カリタス (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 戦士(Warrior)

絆魂
対戦相手がコントロールするトークンでないクリーチャーが1体死亡するなら、代わりにそのカードを追放し、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(2)(黒),他の吸血鬼(Vampire)かゾンビを1体生け贄に捧げる:ゲトの裏切り者、カリタスの上に+1/+1カウンターを2個置く。

3/4

マグマのしぶき/Magma Spray闇の掌握/Grasp of Darknessなどで対戦相手クリーチャー除去し、最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defianceアドバンテージを稼ぐ。最後はプレインズウォーカーの奥義や、ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghetゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellersなどの中~高マナ域のクリーチャーで勝負を決める。

ビートダウンデッキに対して効果的なカードがデッキの大部分を占めるが、コントロールデッキやコンボデッキにも手札破壊没収/Dispossessである程度対抗できる。特にモードを持つ削剥/Abrade大災厄/Doomfallはデッキの柔軟性を高める重要な存在。

[編集] サンプルリスト

BR Control [3]
土地 (26)
8 沼/Swamp
6 山/Mountain
4 泥濘の峡谷/Canyon Slough
4 凶兆の廃墟/Foreboding Ruins
4 燻る湿地/Smoldering Marsh
クリーチャー (12)
3 ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers
3 ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet
1 栄光をもたらすもの/Glorybringer
4 才気ある霊基体/Gifted Aetherborn
1 蠍の神/The Scorpion God
呪文 (22)
4 最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope
3 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
3 大災厄/Doomfall
1 破滅の道/Ruinous Path
1 木端+微塵/Cut+Ribbons
4 闇の掌握/Grasp of Darkness
3 削剥/Abrade
2 マグマのしぶき/Magma Spray
1 致命的な一押し/Fatal Push
サイドボード (15)
1 栄光をもたらすもの/Glorybringer
3 夢盗人/Dreamstealer
2 精神背信/Transgress the Mind
1 灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited
2 豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury
2 チャンドラの敗北/Chandra's Defeat
2 ヤヘンニの巧技/Yahenni's Expertise
2 没収/Dispossess

[編集] ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期

ラクドスコントロール(Rakdos Control)、デーモン&ドラゴン(Demons & Dragons)などと呼ばれる黒赤2コントロールデッキが少数ながら存在している。


Desecration Demon / 冒涜の悪魔 (2)(黒)(黒)
クリーチャー — デーモン(Demon)

飛行
各戦闘の開始時に、いずれの対戦相手もクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。プレイヤー1人がそうした場合、冒涜の悪魔をタップし、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。

6/6


Anger of the Gods / 神々の憤怒 (1)(赤)(赤)
ソーサリー

神々の憤怒は各クリーチャーにそれぞれ3点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。


の豊富なクリーチャー除去で盤面を対処し、冒涜の悪魔/Desecration Demon嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragonで勝負を決める。コントロールに対しては手札破壊、特にラクドスの復活/Rakdos's Returnが強力な武器となる。

テーロス参入直後から存在するデッキだが、ほとんど環境に顔を出すことはなかった。その後神々の軍勢から悪意の神殿/Temple of Maliceなどを獲得し、グランプリブエノスアイレス14でベスト8入賞という成果を上げている。

[編集] サンプルリスト

Rakdos Control [4]
土地 (25)
4 血の墓所/Blood Crypt
5 山/Mountain
4 変わり谷/Mutavault
2 ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate
6 沼/Swamp
4 悪意の神殿/Temple of Malice
クリーチャー (10)
4 冒涜の悪魔/Desecration Demon
4 生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie
2 嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon
呪文 (25)
3 神々の憤怒/Anger of the Gods
2 胆汁病/Bile Blight
3 戦慄掘り/Dreadbore
1 英雄の破滅/Hero's Downfall
2 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
2 ラクドスの魔鍵/Rakdos Keyrune
2 ラクドスの復活/Rakdos's Return
1 漸増爆弾/Ratchet Bomb
2 骨読み/Read the Bones
4 思考囲い/Thoughtseize
1 エレボスの鞭/Whip of Erebos
2 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
サイドボード (15)
2 闇の裏切り/Dark Betrayal
2 破滅の刃/Doom Blade
2 強迫/Duress
1 死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead
2 金箔付け/Gild
1 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
1 真髄の針/Pithing Needle
1 狂気の種父/Sire of Insanity
2 殺戮遊戯/Slaughter Games
1 エレボスの鞭/Whip of Erebos


[編集] 時のらせん・ブロック構築

時のらせんブロック構築では、タイムシフトとして再録された虚空/Voidを用いたVoidが復活した。


Void / 虚空 (3)(黒)(赤)
ソーサリー

数字を1つ選ぶ。マナ総量が選ばれた数字に等しい、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーを破壊する。その後、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開し、土地でないカードのうち、マナ総量が選ばれた数字に等しいカードをすべて捨てる。


詳細はVoidを参照。

[編集] オデッセイ・ブロック構築

オデッセイ・ブロック構築において、同環境黒コントロールゾンビの横行/Zombie Infestationマッドネス火力を投入したゾンビバーンが存在した。


Zombie Infestation / ゾンビの横行 (1)(黒)
エンチャント

カードを2枚捨てる:黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。



Violent Eruption / 激発 (1)(赤)(赤)(赤)
インスタント

望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。激発は、それらに4点のダメージをあなたが望むように割り振って与える。
マッドネス(1)(赤)(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)


詳細はゾンビバーンを参照。

[編集] インベイジョン・ブロック期

インベイジョン・ブロックを含むスタンダードおよびインベイジョン・ブロック構築においては、虚空/VoidキーカードとしたVoidが活躍。


Void / 虚空 (3)(黒)(赤)
ソーサリー

数字を1つ選ぶ。マナ総量が選ばれた数字に等しい、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーを破壊する。その後、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開し、土地でないカードのうち、マナ総量が選ばれた数字に等しいカードをすべて捨てる。


ジョークルホープス/Jokulhaups抹消/Obliterateを軸としたマス・デストラクションデッキであるターボジョークルも存在した。


Jokulhaups / ジョークルホープス (4)(赤)(赤)
ソーサリー

すべてのアーティファクトと、すべてのクリーチャーと、すべての土地を破壊する。それらは再生できない。



Obliterate / 抹消 (6)(赤)(赤)
ソーサリー

この呪文は打ち消されない。
すべてのアーティファクトと、すべてのクリーチャーと、すべての土地を破壊する。それらは再生できない。


ビート・コントロールでは、マシーンヘッドの活躍も有名。


Terminate / 終止 (黒)(赤)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。



Blazing Specter / 燃え立つ死霊 (2)(黒)(赤)
クリーチャー — スペクター(Specter)

飛行、速攻
燃え立つ死霊がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。

2/2

[編集] 黎明期のエクステンデッド

初期エクステンデッドにおいては、強力なドローエンジンであるネクロポーテンス/Necropotenceを軸としたネクロデッキの一部に、を足したデッキが存在した。特に炎の嵐/Firestormを組み込んだストームネクロが有名。


Necropotence / ネクロポーテンス (黒)(黒)(黒)
エンチャント

あなたのドロー・ステップを飛ばす。
あなたがカードを捨てるたび、あなたの墓地にあるそのカードを追放する。
1点のライフを支払う:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きのまま追放する。あなたの次の終了ステップの開始時に、そのカードをあなたの手札に加える。



Firestorm / 炎の嵐 (赤)
インスタント

この呪文を唱えるための追加コストとして、カードをX枚捨てる。
X個のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。炎の嵐は、それらにX点のダメージを与える。


詳細はストームネクロを参照。

[編集] パウパー

歴代の優秀なコモンカードを使うことができるパウパーにも存在している。


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。



Thorn of the Black Rose / 黒薔薇の棘 (3)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 暗殺者(Assassin)

接死
黒薔薇の棘が戦場に出たとき、あなたが統治者になる。

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稲妻/Lightning Bolt終止/Terminateチェイナーの布告/Chainer's Edictといった除去で盤面を制御、騒がしいネズミ/Chittering Ratsカラスの罪/Raven's Crime手札破壊で相手の抵抗手段を削る。手札夜の囁き/Night's Whisperファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose統治者能力で回復し、最後はグルマグのアンコウ/Gurmag Anglerなどでライフを削りきる。

クリーチャー主体のデッキが多いパウパーなので除去が腐るということがほぼ無く、手札破壊により系のコントロールデッキ相手にも戦うことができる。

[編集] サンプルリスト

Black-Red Control [5]
土地 (21)
3 血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves
1 ボジューカの沼/Bojuka Bog
6 山/Mountain
3 光輝の泉/Radiant Fountain
3 ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium
5 沼/Swamp
クリーチャー (16)
3 甲虫背の酋長/Beetleback Chief
4 騒がしいネズミ/Chittering Rats
3 グルマグのアンコウ/Gurmag Angler
4 ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager
2 黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose
呪文 (23)
4 チェイナーの布告/Chainer's Edict
2 炎の稲妻/Firebolt
2 炎の斬りつけ/Flame Slash
4 夜の囁き/Night's Whisper
1 カラスの罪/Raven's Crime
3 残響する衰微/Echoing Decay
2 稲妻/Lightning Bolt
2 マグマのしぶき/Magma Spray
3 終止/Terminate
サイドボード (15)
2 炎の斬りつけ/Flame Slash
3 地の裂け目/Earth Rift
1 残響する破滅/Echoing Ruin
3 電謀/Electrickery
3 紅蓮破/Pyroblast
1 破壊的脈動/Shattering Pulse
1 スマッシュ/Smash
1 石の雨/Stone Rain

[編集] 参考

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