瞬速

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*「インスタントを唱えられるとき」とはすなわち、自分が[[優先権]]を持っているときのこと({{CR|304.5}})であり、[[手札]]にインスタントがなかろうとインスタント[[呪文]]を唱えることが禁止されていようと関係はない。
 
*「インスタントを唱えられるとき」とはすなわち、自分が[[優先権]]を持っているときのこと({{CR|304.5}})であり、[[手札]]にインスタントがなかろうとインスタント[[呪文]]を唱えることが禁止されていようと関係はない。
*「瞬速を持つ」と「瞬速を持つかのように唱えられる」の違いに注意。前者は実際に瞬速を持っているが、後者は実際には瞬速を持ってはいない。瞬速を参照するカード(例えば[[神秘の指導/Mystical Teachings]])との相互関係が問題になる。
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*「瞬速を持つ」と「瞬速を持つかのように唱えられる」の違いに注意。前者は実際に瞬速を持っているが、後者は実際には瞬速を持ってはいない。瞬速を参照するカード(例えば[[神秘の指導/Mystical Teachings]]や[[エラントとジアーダ/Errant and Giada]])との相互関係が問題になる。
 
*[[土地]]が瞬速を持っている場合、[[あなた|自分]]の[[ターン]]中ならばインスタント・タイミングでプレイすることはできるが、[[対戦相手]]のターンにはプレイできない({{CR|305.3}})。
 
*[[土地]]が瞬速を持っている場合、[[あなた|自分]]の[[ターン]]中ならばインスタント・タイミングでプレイすることはできるが、[[対戦相手]]のターンにはプレイできない({{CR|305.3}})。
  
 
===その他===
 
===その他===
*[[色の役割]]では、器用さを身上とする[[青]]が第1位。インスタント以外で奇襲的な[[打ち消す|打ち消し]]を実現するために瞬速が必要、というデザイン上の都合もあるだろう。次点は[[緑]]と[[白]]がほぼ同数で、青の半分ほど。数は少ないが[[赤]]、[[]]、[[無色]]にも存在する。
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*[[色の役割]]では、器用さを身上とする[[青]]が第1位。次点で[[暗殺者]]を擁する[[黒]]と俊敏な動きを身上とする[[緑]]。[[青]]が第一色なのは「呪文の詠唱についてよく知っている」というフレーバー上の理由があるが<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/650722890672685056/flavorwise-why-would-white-and-blue-have-flash Flavorwise, why would white and blue have flash?](Blogatog [[2021年]]5月9日)</ref>、インスタント以外で奇襲的な[[打ち消す|打ち消し]]を実現するために瞬速が必要、というデザイン上の都合もあるだろう。数の上では次点で[[緑]]と[[白]]がほぼ同数で、青の半分ほど。数は少ないが[[赤]]、[[無色]]にも存在する。
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*当初[[Mark Rosewater]]はインスタントを[[カード・タイプ]]から[[特殊タイプ]]に変更し、「あなたがインスタントをプレイできるときならいつでも~をプレイしてよい」能力と一体化させようとしたが、あまりに大量の[[エラッタ]]が必要であることもあり開発部を説得できなかった。そこで次善の策としてキーワード能力の瞬速が作られた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/evergreen-eggs-ham-2015-06-08 Evergreen Eggs & Ham]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015160/ 常盤木な日常](Making Magic 2015年6月8日 Mark Rosewater著)</ref>。
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*瞬速を持つ[[オーラ]]は俗に[[インスタントメント]]と呼ばれる。
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*特定の状況下で瞬速を持つかのように唱えられたり他のカードを瞬速を持つかのように唱えさせるカードは数多いが、実際に瞬速を持ったり与えたりするカードは少ない。以下のカードがそれに該当する。
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**[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]
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**[[粉砕する潮流/Crashing Tide]]
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**[[相互破壊/Mutual Destruction]]
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**[[超常的救出/Supernatural Rescue]]
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**[[墓所の変容/Graveyard Shift]]
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**[[乗り回し/Take for a Ride]]
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**[[巨大なガラガラワーム/Colossal Rattlewurm]]
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*瞬速を持つことを参照するカードとして、[[神秘の指導/Mystical Teachings]]、[[相互破壊/Mutual Destruction]]、[[狡賢い夜眷者/Cunning Nightbonder]]、[[滑りかすれ/Slitherwisp]]、[[エラントとジアーダ/Errant and Giada]]が存在する。また、対瞬速カードとして[[罠を探す/Check for Traps]]が存在する。
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==脚注==
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<references />
  
 
==参考==
 
==参考==

2024年4月14日 (日) 23:59時点における最新版

瞬速/Flash
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.8

瞬速(しゅんそく)/Flashは、時のらせんで制定されたキーワード能力。これを持つカードプレイできるあらゆる領域で機能する常在型能力である。


Ashcoat Bear / 灰毛皮の熊 (1)(緑)
クリーチャー — 熊(Bear)

瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)

2/2


Teferi, Mage of Zhalfir / ザルファーの魔道士、テフェリー (2)(青)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

瞬速
あなたがオーナーである、戦場に出ていないクリーチャー・カードは瞬速を持つ。
各対戦相手は、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。

3/4

[編集] 定義

瞬速/Flashは、「あなたはこのカードを、あなたがインスタント唱えられるときならいつでもプレイしてよい。」を意味する。

[編集] 解説

以前から存在していた「あなたは、あなたがインスタントをプレイできるとき(現在の「唱えられるとき」)ならいつでも~をプレイしてよい」という能力が新たにキーワード能力となったものであり、畏怖と同じく瞬速を(擬似的に)与えるカード、閃光/Flashから名前を取られた。「閃光」からこの能力がイメージしづらいためか、日本語訳はカードのものとは異なっている。

瞬速の登場に伴い、過去の「あなたは、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでも~をプレイしてよい」を持つほとんどのカードはオラクルで瞬速に改められ、過去にインスタントプレイできるようにするカードは「瞬速を持つかのように唱えられる」に改められた。

常磐木能力のひとつに数えられており、さまざまなカード・セットに収録されている。

[編集] ルール

詳しくはインスタントインスタント・タイミングインスタントプレイの項目も参照。

  • 「インスタントを唱えられるとき」とはすなわち、自分が優先権を持っているときのこと(CR:304.5)であり、手札にインスタントがなかろうとインスタント呪文を唱えることが禁止されていようと関係はない。
  • 「瞬速を持つ」と「瞬速を持つかのように唱えられる」の違いに注意。前者は実際に瞬速を持っているが、後者は実際には瞬速を持ってはいない。瞬速を参照するカード(例えば神秘の指導/Mystical Teachingsエラントとジアーダ/Errant and Giada)との相互関係が問題になる。
  • 土地が瞬速を持っている場合、自分ターン中ならばインスタント・タイミングでプレイすることはできるが、対戦相手のターンにはプレイできない(CR:305.3)。

[編集] その他

[編集] 脚注

  1. Flavorwise, why would white and blue have flash?(Blogatog 2021年5月9日)
  2. Evergreen Eggs & Ham/常盤木な日常(Making Magic 2015年6月8日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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