ステロイド

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[[密林の猿人/Kird Ape]]や[[瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler]]、[[ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan]]など、[[グルールカラー]]系の優秀なクリーチャーを惜しみなく採用出来るのが強み。
 
[[密林の猿人/Kird Ape]]や[[瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler]]、[[ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan]]など、[[グルールカラー]]系の優秀なクリーチャーを惜しみなく採用出来るのが強み。
  
また、火力を連発し、[[クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad]]や[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を一気に大きくするタイプも存在する。この場合は、ある意味、火力型[[グロウ]]といった認識に近い。
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また、火力を連発して[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]などを一気に大きくする[[タルモバーン]]も存在する。
  
 
もっとも最近は、[[黒]]や[[白]]をタッチし、柔軟性の高い[[Zoo#エターナル|Zoo]]に移行する事も多くなっている。
 
もっとも最近は、[[黒]]や[[白]]をタッチし、柔軟性の高い[[Zoo#エターナル|Zoo]]に移行する事も多くなっている。

2009年10月22日 (木) 11:47時点における版

ステロイド(Steroid)は、赤緑2ビートダウンデッキの呼称。略して「ステロ」とも言う。その名の由来は「ステレオ・タイプ(定型)」から来ているとか、デッキに投入されていたアーナム・ジン/Erhnam Djinnの筋肉がステロイド剤を打ったみたいに見えるからなど、いろいろな説が囁かれるがはっきりとはわかっていない。

目次

概要

マナ・クリーチャーから良質のクリーチャーを素早く召喚し、速攻で殴り勝つ。が入る事によって火力を投入することができるようになり、相手クリーチャーを除去して対戦相手に直接ダメージを叩き込みやすい。その上、最後の一押しが出来るようになったため、緑単色に比べて柔軟性が増している。

「クリーチャーで殴り、その他の呪文でそれをサポートする」と言う単純かつ最も基本的なデッキを、最もパワークリーチャーを召喚しやすい緑と、最もダメージ系呪文が多い赤で構成していることから、安定した強さを持っている。反面、突出した強さもないため、相性的に絶対有利と言えるデッキは少ない。

1ターン目に緑のマナ・クリーチャーを出す為、緑メイン+赤という形を取ることが多い。しかし、後述のマッドステロなどの、赤マナの方が多くなる例外も存在する。

時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期

時のらせんブロックローウィン・ブロック期のスタンダードでは、時のらせんブロック構築から引き続いてビッグ・マナが活躍する。


Garruk Wildspeaker / 野生語りのガラク (2)(緑)(緑)
伝説のプレインズウォーカー — ガラク(Garruk)

[+1]:土地2つを対象とし、それらをアンタップする。
[-1]:緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。

3


Incinerate / 火葬 (1)(赤)
インスタント

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬はそれに3点のダメージを与える。これによりダメージを与えられたクリーチャーは、このターン再生できない。


野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどのパワーカードが追加されたのが特に大きい。詳細はビッグ・マナを参照のこと。

時のらせんブロック構築

時のらせんブロック構築において、未来予知参入前は、根の壁/Wall of Rootsなどのマナ加速から大型クリーチャーへとつなげるビッグ・マナと呼ばれるデッキが主流だった。


Wall of Roots / 根の壁 (1)(緑)
クリーチャー — 植物(Plant) 壁(Wall)

防衛
根の壁の上に-0/-1カウンターを1個置く:(緑)を加える。毎ターン1回のみ起動できる。

0/5


Bogardan Hellkite / ボガーダンのヘルカイト (6)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

瞬速
飛行
ボガーダンのヘルカイトが戦場に出たとき、好きな数のクリーチャーとプレイヤーとプレインズウォーカーの組み合わせを対象とする。ボガーダンのヘルカイトはそれらに、5点のダメージを望むように割り振って与える。

5/5

未来予知参入後は、タルモゴイフ/Tarmogoyfなどの優秀な小型クリーチャー中心の軽量ビートダウン赤緑プレデターがメインとなった。


Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*


Grove of the Burnwillows / 燃え柳の木立ち
土地

(T):(◇)を加える。
(T):(赤)か(緑)を加える。各対戦相手は1点のライフを得る。



Kavu Predator / カヴーの捕食者 (1)(緑)
クリーチャー — カヴー(Kavu)

トランプル
対戦相手1人がライフを得るたび、カヴーの捕食者の上に同じ数の+1/+1カウンターを置く。

2/2

ラヴニカ・ブロック期

ラヴニカ・ブロック期のスタンダードでは、ギルドパクトでのグルールの登場を受けて復活を果たす。

メタに合致した炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shamanや、コスト・パフォーマンスの高い喧騒の貧霊/Rumbling Slumは登場初期から注目されていた。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Char / 黒焦げ (2)(赤)
インスタント

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。黒焦げはそれに4点のダメージを与え、あなたに2点のダメージを与える。


詳細はグルール・ビートを参照のこと。

ミラディン・ブロック+神河ブロック期

親和全盛期、アーティファクト対策+土地破壊赤緑コントロールフレッシュメーカー)が中心の環境において、土地サーチを行わないアグレッシブなデッキも登場した。


Commune with Nature / 自然との融和 (緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーの一番上にあるカード5枚を見る。あなたは「それらの中からクリーチャー・カード1枚を公開し、あなたの手札に加える。」を選んでもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。



Magma Jet / マグマの噴流 (1)(赤)
インスタント

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。マグマの噴流は、それに2点のダメージを与える。占術2を行う。


極楽鳥/Birds of Paradiseによるマナ加速からヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman弧炎撒き/Arc-Sloggerなどに繋げて攻める。すき込み/Plow Underなどの土地破壊要素も採用される。

クリーチャーが多いため、師範の占い独楽/Sensei's Divining Topよりは自然との融和/Commune with Natureの方が良く採用される模様。

The Finals04中部予選ではベスト8中2人がこのデッキタイプを使用していた。→*1

禁止カード大量発生による親和の消滅後は、同環境緑ビートダウンを足し密林の猿人/Kird Apeマグマの噴流/Magma Jetなどを追加したタイプへと変化した。→*2


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1

後期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (24)
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 密林の猿人/Kird Ape
1 弧炎撒き/Arc-Slogger
4 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
3 素拳の岩守/Iwamori of the Open Fist
4 トロールの苦行者/Troll Ascetic
呪文 (14)
2 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
4 塩まき/Sowing Salt
4 マグマの噴流/Magma Jet
4 火と氷の剣/Sword of Fire and Ice
土地 (22)
11 森/Forest
4 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep
6 山/Mountain
サイドボード
2 落葉の道三/Dosan the Falling Leaf
3 血染めの月/Blood Moon
2 光と影の剣/Sword of Light and Shadow
1 酸化/Oxidize
1 空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder
2 帰化/Naturalize
4 溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge

初期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (21)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
3 弧炎撒き/Arc-Slogger
4 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
4 永遠の証人/Eternal Witness
2 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
呪文 (17)
3 すき込み/Plow Under
4 石の雨/Stone Rain
4 溶鉄の雨/Molten Rain
2 自然との融和/Commune with Nature
4 マグマの噴流/Magma Jet
土地 (22)
9 森/Forest
1 島/Island
10 山/Mountain
1 真鍮の都/City of Brass
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
サイドボード
2 映し身人形/Duplicant
1 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker
2 罰する者、ゾーズー/Zo-Zu the Punisher
4 侵入警報/Intruder Alarm
3 帰化/Naturalize
3 酸化/Oxidize

オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期

オンスロート・ブロックミラディン・ブロック期のスタンダードでは、電結親和全盛期にアーティファクト対策に特化した赤緑デッキが活躍した。


Electrostatic Bolt / 静電気の稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。静電気の稲妻はそれに2点のダメージを与える。それがアーティファクト・クリーチャーである場合、代わりに静電気の稲妻はそれに4点のダメージを与える。



Oxidize / 酸化 (緑)
インスタント

アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。それは再生できない。


ともにアーティファクト破壊土地破壊に長けたであることから、当時のメタによく合致していた。各種パーマネント除去で相手の動きを縛り、クリーチャー殴り勝つテンポデッキである。

また、ビーストを主力とした赤緑ビーストもあらわれた。


Arc-Slogger / 弧炎撒き (3)(赤)(赤)
クリーチャー — ビースト(Beast)

(赤),あなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。

4/5


Contested Cliffs / 争乱の崖地
土地

(T):(◇)を加える。
(赤)(緑),(T):あなたがコントロールするビースト(Beast)・クリーチャー1体を対象とし、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)


サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (21)
2 弧炎撒き/Arc-Slogger
4 焦熱の火猫/Blistering Firecat
2 鉤爪の統率者/Caller of the Claw
3 ドワーフの爆風掘り/Dwarven Blastminer
3 ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
1 スカークの匪賊/Skirk Marauder
4 炎歩スリス/Slith Firewalker
2 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
呪文 (15)
4 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt
1 ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan
4 マグマの噴流/Magma Jet
3 溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge
3 黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb
土地 (24)
4 ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
2 真鍮の都/City of Brass
1 森/Forest
12 山/Mountain
1 シヴのオアシス/Shivan Oasis
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
サイドボード
1 弧炎撒き/Arc-Slogger
2 鉤爪の統率者/Caller of the Claw
1 兵員の混乱/Confusion in the Ranks
1 ドワーフの爆風掘り/Dwarven Blastminer
1 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
1 ナントゥーコ自警団/Nantuko Vigilante
2 帰化/Naturalize
2 秘宝の障壁/Relic Barrier
2 死霊の埋葬布/Specter's Shroud
2 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman

オデッセイ・ブロック期

オデッセイ・ブロック期のスタンダードでは、オデッセイの誇る野生の雑種犬/Wild Mongrel獣群の呼び声/Call of the Herdなどを使用するやや軽量化したビートダウン戦略がとられた。


Wild Mongrel / 野生の雑種犬 (1)(緑)
クリーチャー — 犬(Dog)

カードを1枚捨てる:野生の雑種犬はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、あなたが選んだ1色の色になる。

2/2


Firebolt / 炎の稲妻 (赤)
ソーサリー

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。炎の稲妻はそれに2点のダメージを与える。
フラッシュバック(4)(赤)(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)


デッキパワーそれ自体は相当高かったのだが、マッドネスアストログライドウェイクなど天敵が多く逆境の時代でもある。

インベイジョン・ブロック期には怒り狂うカヴー/Raging Kavu火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuなど、頭でっかちなクリーチャーも特徴的。

また、The Finals01ではメタ般若の面が登場、優勝を飾っている。

トーメント以降はマッドネスを中心にすえたマッドステロと呼ばれるタイプも登場した。詳しくはマッドステロを参照。


Violent Eruption / 激発 (1)(赤)(赤)(赤)
インスタント

望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。激発は、それらに4点のダメージをあなたが望むように割り振って与える。
マッドネス(1)(赤)(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)


一方で、も投入し大型クリーチャーを搭載したリースカラーのデッキ、レッドゾーンも存在した(ただし、白緑ビートダウンに3目としてタッチした形式の方が多かった)。


Anurid Brushhopper / 藪跳ねアヌーリッド (1)(緑)(白)
クリーチャー — カエル(Frog) ビースト(Beast)

カードを2枚捨てる:藪跳ねアヌーリッドを追放する。次の終了ステップの開始時に、藪跳ねアヌーリッドをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

3/4

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (28)
4 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 疾風のマングース/Blurred Mongoose
4 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
4 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
4 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 ヤヴィマヤの蛮族/Yavimaya Barbarian
呪文 (8)
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 炎の稲妻/Firebolt
4 ウルザの激怒/Urza's Rage
土地 (24)
6 山/Mountain
1 ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis
9 森/Forest
2 蛮族のリング/Barbarian Ring
4 カープルーザンの森/Karplusan Forest
2 モスファイアの谷/Mossfire Valley
サイドボード
3 巨大化/Giant Growth
2 外殻貫通/Hull Breach
1 隕石の嵐/Meteor Storm
3 ナントゥーコの病木刈り/Nantuko Blightcutter
3 シヴのワーム/Shivan Wurm
3 突然の衝撃/Sudden Impact

インベイジョン・ブロック構築

インベイジョン・ブロック構築では、スタンダードと違い1マナ圏のマナ・クリーチャーが存在せず、2色土地タップインシヴのオアシス/Shivan Oasisを使わざるを得なかったものの、2〜5マナまで強力なクリーチャーが非常に多かった。プロツアー東京01ではベスト8のうち半数を占めた。


Kavu Titan / カヴーのタイタン (1)(緑)
クリーチャー — カヴー(Kavu)

キッカー(2)(緑)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(2)(緑)を支払ってもよい。)
カヴーのタイタンがキッカーされていた場合、それはその上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出るとともに、トランプルを持つ。

2/2


Flametongue Kavu / 火炎舌のカヴー (3)(赤)
クリーチャー — カヴー(Kavu)

火炎舌のカヴーが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。火炎舌のカヴーは、それに4点のダメージを与える。

4/2

上記以外では荊景学院の使い魔/Thornscape Familiarスキジック/Skizzikなどが使われた。また、火力ウルザの激怒/Urza's Rageギトゥの火/Ghitu Fireなど、序盤から終盤まで使えるものが揃っていた。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (28)
4 疾風のマングース/Blurred Mongoose
2 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
2 カヴーの飛脚/Kavu Runner
4 カヴーのタイタン/Kavu Titan
4 怒り狂うカヴー/Raging Kavu
4 スキジック/Skizzik
4 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage
4 荊景学院の使い魔/Thornscape Familiar
呪文 (8)
4 ギトゥの火/Ghitu Fire
4 ウルザの激怒/Urza's Rage
土地 (24)
9 山/Mountain
2 ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis
9 森/Forest
4 シヴのオアシス/Shivan Oasis
サイドボード
2 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
3 翡翠のヒル/Jade Leech
2 カヴーの飛脚/Kavu Runner
4 過ぎたる実り/Overabundance
4 平穏/Tranquility

マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期

マスクス・ブロックインベイジョン・ブロック期のスタンダードでは、ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya消散クリーチャーを中心にしたファイアーズメタの中心を走った。詳しくはファイアーズを参照。


Fires of Yavimaya / ヤヴィマヤの火 (1)(赤)(緑)
エンチャント

あなたがコントロールするクリーチャーは、速攻を持つ。
ヤヴィマヤの火を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。



Blastoderm / ブラストダーム (2)(緑)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)

被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消散3(このクリーチャーは、その上に消散(fade)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)

5/5


Saproling Burst / はじける子嚢 (4)(緑)
エンチャント

消散7(このエンチャントは、その上に消散(fade)カウンターが7個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
はじける子嚢から消散カウンターを1個取り除く:緑の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。それらのトークンは「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、はじける子嚢の上に置かれている消散カウンターの数に等しい。」を持つ。
はじける子嚢が戦場を離れたとき、はじける子嚢によって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。


また、ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaを抜き、火力やクリーチャーを重視したノーファイアーも登場した。


Shivan Wurm / シヴのワーム (3)(赤)(緑)
クリーチャー — ワーム(Wurm)

トランプル
シヴのワームが戦場に出たとき、あなたがコントロールする赤か緑のクリーチャーを1体、オーナーの手札に戻す。

7/7

マスクス・ブロック構築

強力なブラストダーム/Blastodermを軸にしたデッキマスクス・ブロック構築環境スナフ・オ・ダームメロンを生み出したが、ステロイドもブラストダームを中心としたビートダウンである。

また、火力内蔵の古代のハイドラ/Ancient Hydraや、沈泥を這うもの/Silt Crawlerキマイラ像/Chimeric Idolという2種類の3マナ3/3を有し、他の戦力も十分粒揃いだった。


Blastoderm / ブラストダーム (2)(緑)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)

被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消散3(このクリーチャーは、その上に消散(fade)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)

5/5


Ancient Hydra / 古代のハイドラ (4)(赤)
クリーチャー — ハイドラ(Hydra)

消散5(このクリーチャーは、その上に消散(fade)カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
(1),古代のハイドラから消散カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはそれに1点のダメージを与える。

5/1

世界選手権00中村聡が5勝1敗の好成績を上げている。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (16)
4 ぶどう棚/Vine Trellis
4 沈泥を這うもの/Silt Crawler
4 ブラストダーム/Blastoderm
4 古代のハイドラ/Ancient Hydra
呪文 (20)
4 キマイラ像/Chimeric Idol
2 はじける子嚢/Saproling Burst
4 炎の印章/Seal of Fire
4 雷音/Thunderclap
3 リスティックの稲妻/Rhystic Lightning
2 取り引きのテーブル/Bargaining Table
1 旗艦プレデター/Predator, Flagship
土地 (24)
10 山/Mountain
13 森/Forest
1 ラースの果て/Rath's Edge
サイドボード
4 苦痛の城塞/Citadel of Pain
4 恭しき沈黙/Reverent Silence
2 流動石の山崩れ/Flowstone Slide
2 木を伐るサテュロス/Lumbering Satyr
2 あばら蜘蛛/Rib Cage Spider
1 蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor

アイスエイジ・ブロック+ミラージュ・ブロック期

カウンターポストをはじめとする、そして高速ウィニーネクロに彩られた、アイスエイジ・ブロックミラージュ・ブロック期のスタンダードは、ステロイドにとっては冬の時代であった。特に、環境最強と目されたカウンターポストとの相性は最悪であり、「ステロイドは死んだ」とまで評された。

しかしその一方で熱心な愛好者も多く、地道に改良が重ねられていった。そして、第5版発売直前には中型の飛行クリーチャーであるチビ・ドラゴン/Dragon Whelpや、ボール・ライトニング/Ball Lightningことヤヴィマヤの蟻/Yavimaya Ants、そしてリバー・ボア/River Boaを使うことで、兵士トークンをかわして効率よくダメージを与えることができるようになった。


Yavimaya Ants / ヤヴィマヤの蟻 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

トランプル、速攻
累加アップキープ(緑)(緑)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)

5/1


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


地道な改良の結果、第1回のアジア太平洋選手権の代表選考会ではカウンターポストの荒波を越えて1位を勝ち取り、香港オープンでは真木孝一郎に優勝賞品のフォード・フェスティバをもたらした。

惜しむらくは第5版の発売とともにチビ・ドラゴンや稲妻/Lightning Boltを失ってしまったことである。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (20)
3 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 エルフの射手/Elvish Archers
4 Spectral Bears
3 ジョルレイルのケンタウルス/Jolrael's Centaur
4 アーナム・ジン/Erhnam Djinn
2 ワイルドファイアの密使/Wildfire Emissary
呪文 (18)
4 稲妻/Lightning Bolt
2 火葬/Incinerate
2 ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch
2 巨大化/Giant Growth
2 石の雨/Stone Rain
2 略奪/Pillage
2 地割れ/Fissure
2 緋色のダイアモンド/Fire Diamond
土地 (22)
7 山/Mountain
7 森/Forest
2 山峡/Mountain Valley
2 真鍮の都/City of Brass
4 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
サイドボード
2 ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan
1 火葬/Incinerate
1 地震/Earthquake
1 爆破/Detonate
1 ハリケーン/Hurricane
1 バルデュヴィアの大軍/Balduvian Horde
2 命取りの昆虫/Deadly Insect
1 Splintering Wind
2 地に平穏/Tranquil Domain
3 赤霊破/Red Elemental Blast

アイスエイジ・ブロック構築

アイスエイジ・ブロック構築では、命取りの昆虫/Deadly Insectなどの昆虫の攻撃を嵐の束縛/Stormbindで通すBugBindが登場した。


Deadly Insect / 命取りの昆虫 (4)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)

6/1


Stormbind / 嵐の束縛 (1)(赤)(緑)
エンチャント

(2),カードを1枚無作為に選んで捨てる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。嵐の束縛はそれに2点のダメージを与える。


Olle Radeアイスエイジ・ブロック構築で行われたプロツアーコロンバス96をこのデッキで制したのはよく知られている。

アイスエイジ・ブロック期

アイスエイジ・ブロック期のスタンダードでは、アーナム・ジン/Erhnam Djinnを主力とした通称「アーニー・バーン」が登場。ネクロの夏対策として組まれた。


Erhnam Djinn / アーナム・ジン (3)(緑)
クリーチャー — ジン(Djinn)

あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人がコントロールする壁(Wall)でないクリーチャー1体を対象とする。それはあなたの次のアップキープまで、森渡りを得る。(それは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)

4/5


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


火力に弱いというネクロの弱点を見越し、ネクロディスクメタって組まれた。日本勢も世界選手権96で使用している。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (17)
2 極楽鳥/Birds of Paradise
3 エルフの射手/Elvish Archers
4 アーナム・ジン/Erhnam Djinn
1 ヤヴィマヤの蟻/Yavimaya Ants
1 ルアゴイフ/Lhurgoyf
4 Spectral Bears
2 巨大トタテグモ/Giant Trap Door Spider
呪文 (20)
2 巨大化/Giant Growth
1 ハリケーン/Hurricane
1 火の玉/Fireball
4 稲妻/Lightning Bolt
2 粉砕/Shatter
3 火葬/Incinerate
1 嵐の束縛/Stormbind
1 黒の万力/Black Vise
2 ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk
土地 (23)
8 森/Forest
2 山/Mountain
4 露天鉱床/Strip Mine
4 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
1 ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground
4 カープルーザンの森/Karplusan Forest
サイドボード
1 平穏/Tranquility
3 疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish
1 ルアゴイフ/Lhurgoyf
2 地震/Earthquake
2 赤霊破/Red Elemental Blast
2 粉砕/Shatter
1 Anarchy
1 火葬/Incinerate
1 Primitive Justice
1 Zuran Orb

黎明期

黎明期には、赤緑ビートダウン黒の万力/Black Viseを搭載したヴァイスエイジが存在した。


Black Vise / 黒の万力 (1)
アーティファクト

黒の万力が戦場に出るに際し、対戦相手を1人選ぶ。
選ばれたプレイヤーのアップキープの開始時に、黒の万力はそのプレイヤーにX点のダメージを与える。Xは、そのプレイヤーの手札のカードの枚数引く4である。



Howling Mine / 吠えたける鉱山 (2)
アーティファクト

各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、吠えたける鉱山がアンタップ状態である場合、そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。


エクステンデッド

2003年頃、ローテーション以前のエクステンデッドにもステロイドは存在した。特にTwo Deuceと呼ばれることが多い。


River Boa / リバー・ボア (1)(緑)
クリーチャー — 蛇(Snake)

島渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
(緑):リバー・ボアを再生する。

2/1


Seal of Fire / 炎の印章 (赤)
エンチャント

炎の印章を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。炎の印章はそれに2点のダメージを与える。



Wooded Foothills / 樹木茂る山麓
土地

(T),1点のライフを支払う,樹木茂る山麓を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから山(Mountain)カード1枚か森(Forest)カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。


フェッチランド樹木茂る山麓/Wooded Foothills)により土地を切り詰め、超軽量構造に仕上げたデッキである。 速度と安定性により遅めのコントロールデッキに有利。

動きはRDWに近いが、クリーチャーサイズなどではこちらに分がある。

レガシー

ステロイドはレガシーでも存在するデッキタイプである。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Scab-Clan Mauler / 瘡蓋族のやっかい者 (赤)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 狂戦士(Berserker)

狂喜2(このターン、対戦相手1人にダメージが与えられている場合、このクリーチャーはその上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。)
トランプル

1/1


Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*

密林の猿人/Kird Ape瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Maulerブリキ通りの悪党/Tin Street Hooliganなど、グルールカラー系の優秀なクリーチャーを惜しみなく採用出来るのが強み。

また、火力を連発してタルモゴイフ/Tarmogoyfなどを一気に大きくするタルモバーンも存在する。

もっとも最近は、をタッチし、柔軟性の高いZooに移行する事も多くなっている。

参考

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