白ウィニー

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=白ウィニー (White Weenie)=
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'''白ウィニー'''(''White Weenie'')は、主に[[白]][[単色]]で組まれる速攻[[ビートダウン]][[デッキ]]の総称。
  
主に[[白]][[単色]]で組まれる速攻[[ビートダウン]][[デッキ]]の総称。
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==概要==
[[先制攻撃]]や[[プロテクション]]を持つ優秀な[[クリーチャー]]を場に並べ、[[全体強化]][[エンチャント]]により[[場]]を制圧する。
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[[先制攻撃]]や[[プロテクション]]を持つ優秀な[[クリーチャー]]を場に並べ、[[全体強化]][[エンチャント]]により[[場]]を制圧する。2[[マナ]]以下のクリーチャーがこのデッキの大半を占める。
2[[マナ]]以下のクリーチャーがこのデッキの大半を占める。
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[[白]]と言う[[色]]の性質上、[[ウィニー]]クリーチャーの質は非常に優秀。
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[[白]]と言う[[色]]の性質上、[[ウィニー]]クリーチャーの質は非常に優秀。単純な[[コスト・パフォーマンス]]の良さに加え、[[飛行]]や[[先制攻撃]]・[[プロテクション]]等のオプションも充実している。また、[[エンチャント]]と[[アーティファクト]]を容易く[[割る|割れ]]るので、[[防御円]]等による完封負けなどの心配もほぼ無い。
単純な[[コスト・パフォーマンス]]の良さに加え、[[飛行]]や[[先制攻撃]]・[[プロテクション]]等のオプションも充実している。
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また、[[エンチャント]]と[[アーティファクト]]を容易く[[割る|割れ]]るので、[[防御円]]等による完封負けなどの心配もほぼ無い。
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その反面、[[手札]]や[[ライブラリー]]に干渉できず、[[火力]]も一切持たないため、最後の最後まで[[ボード・アドバンテージ]]のみで正直に押し切るしか勝ちパターンを持てない。
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その反面、[[手札]]や[[ライブラリー]]に干渉できず、[[火力]]も一切持たないため、最後の最後まで[[ボード・アドバンテージ]]のみで正直に押し切るしか勝ちパターンを持てない。昔は[[ハルマゲドン/Armageddon]]で相手の反撃を封じるという戦法がとれたが、今ではその戦法はとれない。代わりに[[アンタップ]]制限や[[呪文]]の[[プレイ]]禁止などを手に入れたが、やはり確実性に欠け、代役としては十分とはいえない。よって詰めの甘さばかりが目立ってしまい、[[メタゲーム]]の上位に上がってくるケースは減ってしまった。
昔は[[ハルマゲドン/Armageddon]]で相手の反撃を封じるという戦法が取れたが、今となってはハルマゲドンはなく。
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代わりに[[アンタップ]]制限や[[呪文]]の[[プレイ]]禁止などを手に入れたが、やはり確実性に欠け、代役としては十分とは言えない。
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よって詰めの甘さばかりが目立ってしまい、[[メタゲーム]]の上位に上がってくるケースは減ってしまった。
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<!-- [[第8版]]以降は[[解呪/Disenchant]]が[[基本セット]]落ちし、手軽な[[アーティファクト]]対策を失ったのも痛い点。これに関しては[[時のらせん]]で戻ってきている。
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とはいえ、今も白には優秀な[[ウィニー]]クリーチャーが多く、また比較的容易かつ安価にそれなりのデッキを作れるとあって、未だに多くのプレイヤーからの根強い人気を誇るデッキである。かつて[[Randy Buehler]]は「核戦争があってもゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」とまで発言していた。
↑解呪は時のらせん退場とともに落ちる可能性が高いですし、論旨が行ったり来たりするのは好ましくないので一旦コメントアウトにしておきます。また解呪が抜けているブランク期間でありながら、8th〜9th時代はサバンナ・ライオンと神河ブロックに恵まれて活躍が顕著でしたので、マイナス面ばかりを強調することはできないかと思われます。 -->
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とはいえ、今も白には優秀な[[ウィニー]]クリーチャーが多く、また比較的容易かつ安価にそれなりのデッキを作れるとあって、未だに多くのプレイヤーからの根強い人気を誇るデッキである。
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==ローウィン・ブロック構築==
かつて[[Randy Buehler]]は「核戦争があってもゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」とまで発言していた。
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[[ローウィン・ブロック構築]]では、[[ローウィン]]の主要[[部族]]・[[キスキン]]をメインにした[[デッキ]]が活躍する。
 
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==[[ローウィン・ブロック構築]]==
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[[ローウィン]]の主要[[部族]]・[[キスキン]]をメインにした[[デッキ]]が活躍する。
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{{#card:Spectral Procession}}
 
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詳細は[[キスキン#キスキン/Kithkin(デッキ)|キスキン]]を参照のこと。
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詳細は[[キスキン#デッキ|キスキン]]を参照のこと。
  
==[[時のらせんブロック構築]]==
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==時のらせんブロック構築==
 
[[時のらせん]]で優秀な[[クリーチャー]]が数多く登場した事で、[[時のらせんブロック構築]]でも成立する。
 
[[時のらせん]]で優秀な[[クリーチャー]]が数多く登場した事で、[[時のらせんブロック構築]]でも成立する。
  
 
{{#card:Soltari Priest}}
 
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{{#card:Knight of the Holy Nimbus}}
 
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{{#card:Griffin Guide}}
 
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対処しづらい[[サルタリーの僧侶/Soltari Priest]]や[[聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus]]を筆頭に、[[セラの報復者/Serra Avenger]]や[[天界の十字軍/Celestial Crusader]]が戦線を強化する。
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対処しづらい[[サルタリーの僧侶/Soltari Priest]]や[[聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus]]を筆頭に、[[セラの報復者/Serra Avenger]]や[[天界の十字軍/Celestial Crusader]]が戦線を強化する。対[[白]]以外ではエンドカードになりうる[[象牙の巨人/Ivory Giant]]や、[[除去]]である[[コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor]]や[[正義の凝視/Gaze of Justice]]もあり応用力が高い。[[トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair]]による[[デッキ圧縮]]、[[アムローの偵察兵/Amrou Scout]]による[[リクルート]]も兼ね備える。
[[白]]以外ではエンドカードになりうる[[象牙の巨人/Ivory Giant]]や、[[除去]]である[[コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor]]や[[正義の凝視/Gaze of Justice]]もあり応用力が高い。
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[[トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair]]による[[デッキ圧縮]]、[[アムローの偵察兵/Amrou Scout]]による[[リクルート]]も兼ね備える。
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[[次元の混乱]]で[[カルシダーム/Calciderm]]や1[[マナ]]域を埋める[[トロウケアの影/Shade of Trokair]]が追加され、デッキの完成度はさらに高まり、[[プロツアー]]直前の[[Magic Online]]上で行われたプレミアムイベントではベスト8を独占する結果になった。
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[[次元の混乱]]で[[カルシダーム/Calciderm]]や1[[マナ]]域を埋める[[トロウケアの影/Shade of Trokair]]が追加され、デッキの完成度はさらに高まり、[[プロツアー]]直前の[[Magic Online]]上で行われたプレミアムイベントではベスト8を独占する結果になった。だが、その活躍ゆえに警戒され、[[プロツアー横浜07]]の段階では駆逐されてしまった。特に[[硫黄の精霊/Sulfur Elemental]]という天敵が広く普及したことも大きな要因であろう。
が、その活躍ゆえに警戒され、[[プロツアー横浜07]]の段階では駆逐されてしまった。
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特に[[硫黄の精霊/Sulfur Elemental]]という天敵が広く普及したことも大きな要因であろう。
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[[未来予知]]参入後は強力なビートダウンである[[緑白ゴイフ]]が登場したことで、有利に戦えるビートダウンということで再び注目されるようになった。
 
[[未来予知]]参入後は強力なビートダウンである[[緑白ゴイフ]]が登場したことで、有利に戦えるビートダウンということで再び注目されるようになった。
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*オーソドックスな形。[[マナの税収/Mana Tithe]]は採用していない。
 
*オーソドックスな形。[[マナの税収/Mana Tithe]]は採用していない。
  
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==神河ブロック構築==
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[[伝説のクリーチャー]]を中心に優秀な生物が数多く登場したことで、[[神河ブロック構築]]でも日の目を浴びる。
  
==[[神河ブロック構築]]==
 
[[伝説のクリーチャー]]を中心に優秀な生物が数多く登場したことで日の目を浴びる。
 
 
低[[コスト]]のクリーチャーを[[展開]]し、[[塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker]]で相手の行動を封じ込めるのが黄金パターン。
 
低[[コスト]]のクリーチャーを[[展開]]し、[[塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker]]で相手の行動を封じ込めるのが黄金パターン。
  
 
{{#card:Hokori, Dust Drinker}}
 
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{{#card:Isamaru, Hound of Konda }}
 
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[[環境]]最強の[[装備品]]である[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]を最大限に生かせるデッキとして、久々にかなりの勢力を誇った。
 
[[環境]]最強の[[装備品]]である[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]を最大限に生かせるデッキとして、久々にかなりの勢力を誇った。
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[[神河救済]]後は[[初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer]]を得た[[けちコントロール]]に押される形となったが、その構造の一部は[[スタンダード]]の[[ボロスウィニー]]や[[オルゾフ・アグロ]]等にも受け継がれた。
 
[[神河救済]]後は[[初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer]]を得た[[けちコントロール]]に押される形となったが、その構造の一部は[[スタンダード]]の[[ボロスウィニー]]や[[オルゾフ・アグロ]]等にも受け継がれた。
  
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*[[脂火玉/Tallowisp]]による[[スピリットクラフト]]エンジンが活用されている。
 
*[[脂火玉/Tallowisp]]による[[スピリットクラフト]]エンジンが活用されている。
  
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==スタンダード(ミラディン・ブロック期)==
  
==[[ミラディン・ブロック]]期==
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[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[装備品]]を使用した[[エクイップ]]が登場。
 
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[[装備品]]を使用した[[エクイップ]]が登場。
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当時は[[親和#deck|親和]]の全盛期であったため、さほどの活躍は上げていない。
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当時は[[親和#デッキ|親和]]の全盛期であったため、さほどの活躍は上げていない。
  
 
2005年3月20日の[[禁止カード]]発表で親和が事実上消滅し、[[神河ブロック]]で[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]などを得て活躍するかに見えたが、[[ウルザトロン]]や[[ヴィダルケンの枷]]に圧されて結局大成しなかった。
 
2005年3月20日の[[禁止カード]]発表で親和が事実上消滅し、[[神河ブロック]]で[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]などを得て活躍するかに見えたが、[[ウルザトロン]]や[[ヴィダルケンの枷]]に圧されて結局大成しなかった。
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==[[オデッセイ・ブロック構築]]==
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==オデッセイ・ブロック構築==
[[物静かな思索/Quiet Speculation]]と[[金切るときの声/Battle Screech]]の[[コンボ]]を採用した[[白青ビートダウン]]の[[パニッシャー・ホワイト]]が登場する。
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[[オデッセイ・ブロック構築]]では、[[物静かな思索/Quiet Speculation]]と[[金切るときの声/Battle Screech]]の[[コンボ]]を採用した[[白青ビートダウン]]の[[パニッシャー・ホワイト]]が登場する。
  
 
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詳しくは[[パニッシャー・ホワイト]]を参照。
 
詳しくは[[パニッシャー・ホワイト]]を参照。
  
==[[マスクス・ブロック]]期==
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==スタンダード(マスクス・ブロック期)==
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[[マスクス・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[レベル]]を活用した[[リベリオン]]が活躍。
  
[[レベル]]を活用した[[リベリオン]]が活躍。
 
 
[[デッキ]]から直接[[クリーチャー]]を呼び込める[[リクルート]][[能力]]と、[[果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero]]の再利用能力により、[[ウィニー]]と言うよりは[[場]]を[[コントロール]]しながら[[殴る|殴りきる]]中速の[[デッキ]]である。
 
[[デッキ]]から直接[[クリーチャー]]を呼び込める[[リクルート]][[能力]]と、[[果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero]]の再利用能力により、[[ウィニー]]と言うよりは[[場]]を[[コントロール]]しながら[[殴る|殴りきる]]中速の[[デッキ]]である。
  
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詳しくは[[リベリオン]]の項を参照。
 
詳しくは[[リベリオン]]の項を参照。
  
==[[ウルザ・ブロック]]期==
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==スタンダード(ウルザ・ブロック期)==
当時のルールの隙を突いた[[ホワイト・ライトニング]]が登場し、活躍。
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[[ウルザ・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、当時のルールの隙を突いた[[ホワイト・ライトニング]]が登場し活躍した。しかし、すぐさま[[エラッタ]]が出され、消滅した。
しかし、すぐさま[[エラッタ]]が出され、消滅した。
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{{#card:Crusade}}
 
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また、[[十字軍/Crusade]]と[[栄光の頌歌/Glorious Anthem]]によって、[[ウィニー]][[クリーチャー]]を強化して[[殴る]]構成は、そのまま[[エイトクルセイド]]として残った。
 
また、[[十字軍/Crusade]]と[[栄光の頌歌/Glorious Anthem]]によって、[[ウィニー]][[クリーチャー]]を強化して[[殴る]]構成は、そのまま[[エイトクルセイド]]として残った。
 
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
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*動きは[[リベリオン#ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期|リベリオン]]に近いが、[[果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero]]は採用せず[[デッキ]]を[[軽い]][[クリーチャー]]で統一し、[[全体強化]]で底上げを狙う。
 
*動きは[[リベリオン#ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期|リベリオン]]に近いが、[[果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero]]は採用せず[[デッキ]]を[[軽い]][[クリーチャー]]で統一し、[[全体強化]]で底上げを狙う。
  
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==スタンダード(テンペスト・ブロック期)==
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[[テンペスト・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[白シャドーウィニー]]が活躍。
  
==[[テンペスト・ブロック]]期==
 
[[白シャドーウィニー]]が活躍。
 
 
[[白]]には珍しく[[回避能力]]を多く有していたので、[[花の壁/Wall of Blossoms]]や[[ボトルのノーム/Bottle Gnomes]]でも止めづらかった。
 
[[白]]には珍しく[[回避能力]]を多く有していたので、[[花の壁/Wall of Blossoms]]や[[ボトルのノーム/Bottle Gnomes]]でも止めづらかった。
  
 
{{#card:Soltari Priest}}
 
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{{#card:Soltari Monk}}
 
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こちらも詳しくは[[白シャドーウィニー]]の項を参照のこと。
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詳しくは[[白シャドーウィニー]]の項を参照のこと。
  
==[[ミラージュ・ブロック]]期==
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==スタンダード(ミラージュ・ブロック期)==
  
[[ウェザーライト]]以降、[[浄火の鎧/Empyrial Armor]]を使用する[[アーマースキン]]が登場する。
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[[ミラージュ・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[浄火の鎧/Empyrial Armor]]を使用する[[アーマースキン]]が登場する。
  
 
{{#card:Empyrial Armor}}
 
{{#card:Empyrial Armor}}
  
初期は[[フリーウィンド・ファルコン/Freewind Falcon]]などの[[飛行]]クリーチャーを使うアーマースキン・ファルコン。
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初期は[[フリーウィンド・ファルコン/Freewind Falcon]]などの[[飛行]]クリーチャーを使うアーマースキン・ファルコン。次の[[テンペスト]]で[[シャドー]]クリーチャーを得たことで大幅に強化される。
次の[[テンペスト]]で[[シャドー]]クリーチャーを得たことで大幅に強化される。
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==黎明期==
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==スタンダード(黎明期)==
  
さらにさかのぼると、[[12Knights]]というタイプが存在する。
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さらにさかのぼると、[[12Knights]]というタイプが存在する。[[プロテクション]]([[黒]])を持つ2[[マナ]]で[[パワー]]2の[[先制攻撃]][[クリーチャー]]3種類をフル投入した構成をとり、[[ネクロの夏]]対策として組まれた。
[[プロテクション]]([[黒]])を持つ2[[マナ]]で[[パワー]]2の[[先制攻撃]][[クリーチャー]]3種類をフル投入した構成をとり、[[ネクロの夏]]対策として組まれた。
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{{#card:Order of the White Shield}}
 
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ちなみに12Knights([[騎士]])とは言うが、見てのとおり1種類は[[クレリック]]である。
 
ちなみに12Knights([[騎士]])とは言うが、見てのとおり1種類は[[クレリック]]である。
  
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==エクステンデッド==
  
==[[エクステンデッド]]==
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[[エクステンデッド]]では、[[テンペスト]]以降[[白シャドーウィニー]]が活躍する。
 
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[[テンペスト]]以降[[白シャドーウィニー]]が活躍する。
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{{#card:Soltari Priest}}
 
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{{#card:Enlightened Tutor}}
 
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[[スライ#エクステンデッド|スライ]]などと比べてスピードでは劣るが、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[解呪/Disenchant]]などのユーティリティー[[カード]]により柔軟性に富む。
 
[[スライ#エクステンデッド|スライ]]などと比べてスピードでは劣るが、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[解呪/Disenchant]]などのユーティリティー[[カード]]により柔軟性に富む。
  
[[メタ]]の中心にある[[コンボ]]・[[コントロール]]への対策として、[[打ち消し]][[呪文]]やコンボ対策の[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]などのために[[青]]を[[タッチ]]する場合も多い。
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[[メタ]]の中心にある[[コンボ]]・[[コントロール]]への対策として、[[打ち消し]][[呪文]]やコンボ対策の[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]などのために[[青]]を[[タッチ]]する場合も多い。同時期の[[リベリオン#エクステンデッド|リベリオン]]も同様の理由で[[アゾリウスカラー|青白]]で組まれた。また、[[悟りの教示者/Enlightened Tutor]]による[[シルバーバレット]]戦術を搭載する場合もある。
同時期の[[リベリオン#エクステンデッド|リベリオン]]も同様の理由で[[アゾリウスカラー|青白]]で組まれた。
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また、[[悟りの教示者/Enlightened Tutor]]による[[シルバーバレット]]戦術を搭載する場合もある。
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後期には[[メタゲーム]]の変遷の末[[ウィニー]]色を強める必要性が薄まり、最終的に[[テンポラリーソリューション]]へと移行していった。
 
後期には[[メタゲーム]]の変遷の末[[ウィニー]]色を強める必要性が薄まり、最終的に[[テンポラリーソリューション]]へと移行していった。
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[[レガシー]]でも[[白]][[単色]]の[[ビートダウン]][[デッキ]]が存在している。
 
[[レガシー]]でも[[白]][[単色]]の[[ビートダウン]][[デッキ]]が存在している。
  
 
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{{#card:Silver Knight}}
 
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{{#card:Serra Avenger}}
 
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また、2マナ域が多い為、[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]も多く採用される。
 
また、2マナ域が多い為、[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]も多く採用される。
  
現在はそれらのウィニー構成に加え、[[古えの墳墓/Ancient Tomb]]等[[2マナランド]]での[[マナ加速]]を導入し、[[賛美されし天使/Exalted Angel]]を高速で[[召喚]]するタイプが主流である。
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現在はそれらのウィニー構成に加え、[[古えの墳墓/Ancient Tomb]]等[[2マナランド]]での[[マナ加速]]を導入し、[[賛美されし天使/Exalted Angel]]を高速で[[召喚]]するタイプが主流である。詳細は[[エンジェル・ストンピィ]]を参照のこと。
詳細は[[エンジェル・ストンピィ]]を参照のこと。
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また、近年では、[[コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor]]と[[Karakas]]のコンボを導入したタイプも見られるようになった。
 
また、近年では、[[コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor]]と[[Karakas]]のコンボを導入したタイプも見られるようになった。
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2008年6月15日 (日) 06:47時点における版

白ウィニー(White Weenie)は、主に単色で組まれる速攻ビートダウンデッキの総称。

目次

概要

先制攻撃プロテクションを持つ優秀なクリーチャーを場に並べ、全体強化エンチャントによりを制圧する。2マナ以下のクリーチャーがこのデッキの大半を占める。

と言うの性質上、ウィニークリーチャーの質は非常に優秀。単純なコスト・パフォーマンスの良さに加え、飛行先制攻撃プロテクション等のオプションも充実している。また、エンチャントアーティファクトを容易く割れるので、防御円等による完封負けなどの心配もほぼ無い。

その反面、手札ライブラリーに干渉できず、火力も一切持たないため、最後の最後までボード・アドバンテージのみで正直に押し切るしか勝ちパターンを持てない。昔はハルマゲドン/Armageddonで相手の反撃を封じるという戦法がとれたが、今ではその戦法はとれない。代わりにアンタップ制限や呪文プレイ禁止などを手に入れたが、やはり確実性に欠け、代役としては十分とはいえない。よって詰めの甘さばかりが目立ってしまい、メタゲームの上位に上がってくるケースは減ってしまった。

とはいえ、今も白には優秀なウィニークリーチャーが多く、また比較的容易かつ安価にそれなりのデッキを作れるとあって、未だに多くのプレイヤーからの根強い人気を誇るデッキである。かつてRandy Buehlerは「核戦争があってもゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」とまで発言していた。

ローウィン・ブロック構築

ローウィン・ブロック構築では、ローウィンの主要部族キスキンをメインにしたデッキが活躍する。


Wizened Cenn / 皺だらけの主 (白)(白)
クリーチャー — キスキン(Kithkin) クレリック(Cleric)

あなたがコントロールする他のキスキン(Kithkin)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

2/2


Spectral Procession / 幽体の行列 (2/白)(2/白)(2/白)
ソーサリー

飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを3体生成する。


詳細はキスキンを参照のこと。

時のらせんブロック構築

時のらせんで優秀なクリーチャーが数多く登場した事で、時のらせんブロック構築でも成立する。


Soltari Priest / サルタリーの僧侶 (白)(白)
クリーチャー — サルタリー(Soltari) クレリック(Cleric)

プロテクション(赤)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)

2/1


Knight of the Holy Nimbus / 聖なる後光の騎士 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel) 騎士(Knight)

側面攻撃(側面攻撃を持たないクリーチャーがこのクリーチャーをブロックするたび、ターン終了時まで、ブロックしているクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。)
聖なる後光の騎士が破壊されるなら、それを再生する。(それをタップし、それを戦闘から取り除く。それに与えられたすべてのダメージを取り除く。)
(2):このターン、聖なる後光の騎士は再生できない。この能力はあなたの対戦相手のみが起動できる。

2/2


Griffin Guide / グリフィンの導き (2)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。
エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、飛行を持つ白の2/2のグリフィン(Griffin)・クリーチャー・トークンを1体生成する。


対処しづらいサルタリーの僧侶/Soltari Priest聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbusを筆頭に、セラの報復者/Serra Avenger天界の十字軍/Celestial Crusaderが戦線を強化する。対以外ではエンドカードになりうる象牙の巨人/Ivory Giantや、除去であるコロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor正義の凝視/Gaze of Justiceもあり応用力が高い。トロウケアの敷石/Flagstones of Trokairによるデッキ圧縮アムローの偵察兵/Amrou Scoutによるリクルートも兼ね備える。

次元の混乱カルシダーム/Calcidermや1マナ域を埋めるトロウケアの影/Shade of Trokairが追加され、デッキの完成度はさらに高まり、プロツアー直前のMagic Online上で行われたプレミアムイベントではベスト8を独占する結果になった。だが、その活躍ゆえに警戒され、プロツアー横浜07の段階では駆逐されてしまった。特に硫黄の精霊/Sulfur Elementalという天敵が広く普及したことも大きな要因であろう。

未来予知参入後は強力なビートダウンである緑白ゴイフが登場したことで、有利に戦えるビートダウンということで再び注目されるようになった。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (26)
4 アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers
4 トロウケアの影/Shade of Trokair
4 サルタリーの僧侶/Soltari Priest
4 聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus
4 セラの報復者/Serra Avenger
4 カルシダーム/Calciderm
2 ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry
呪文 (11)
4 時間の孤立/Temporal Isolation
4 グリフィンの導き/Griffin Guide
2 オパールの守護者/Opal Guardian
1 聖なるメサ/Sacred Mesa
土地 (23)
23 平地/Plains
サイドボード
4 雲を追うケストレル/Cloudchaser Kestrel
4 太陽の槍/Sunlance
3 聖なるメサ/Sacred Mesa
2 オパールの守護者/Opal Guardian
2 名誉の道行き/Honorable Passage

神河ブロック構築

伝説のクリーチャーを中心に優秀な生物が数多く登場したことで、神河ブロック構築でも日の目を浴びる。

コストのクリーチャーを展開し、塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinkerで相手の行動を封じ込めるのが黄金パターン。


Hokori, Dust Drinker / 塵を飲み込むもの、放粉痢 (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit)

土地は、それらのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分がコントロールする土地を1つアンタップする。

2/2


Isamaru, Hound of Konda / 今田家の猟犬、勇丸 (白)
伝説のクリーチャー — 犬(Dog)

2/2


Umezawa's Jitte / 梅澤の十手 (2)
伝説のアーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび、梅澤の十手の上に蓄積(charge)カウンターを2個置く。
梅澤の十手から蓄積カウンターを1個取り除く:以下から1つを選ぶ。
・装備しているクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
・クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
・あなたは2点のライフを得る。
装備(2)


環境最強の装備品である梅澤の十手/Umezawa's Jitteを最大限に生かせるデッキとして、久々にかなりの勢力を誇った。

神河救済後は初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Sufferを得たけちコントロールに押される形となったが、その構造の一部はスタンダードボロスウィニーオルゾフ・アグロ等にも受け継がれた。

またレジェンド中心の異色ウィニーデッキ・Deck-Xも登場し、注目を集めた。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 古の法の神/Kami of Ancient Law
4 薄青幕の侍/Samurai of the Pale Curtain
4 脂火玉/Tallowisp
4 八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails
4 霊都の灯籠/Reito Lantern
3 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
呪文 (15)
2 輝く群れ/Shining Shoal
4 祝福の息吹/Blessed Breath
2 手の檻/Cage of Hands
3 不退転の意志/Indomitable Will
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
土地 (22)
21 平地/Plains
1 永岩城/Eiganjo Castle
サイドボード
4 亡霊の牢獄/Ghostly Prison
4 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker
4 廃院の神主/Empty-Shrine Kannushi
3 天羅至の掌握/Terashi's Grasp

スタンダード(ミラディン・ブロック期)

ミラディン・ブロック期のスタンダードでは、装備品を使用したエクイップが登場。


Leonin Skyhunter / レオニンの空狩人 (白)(白)
クリーチャー — 猫(Cat) 騎士(Knight)

飛行

2/2


Bonesplitter / 骨断ちの矛槍 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。
装備(1)


当時は親和の全盛期であったため、さほどの活躍は上げていない。

2005年3月20日の禁止カード発表で親和が事実上消滅し、神河ブロック梅澤の十手/Umezawa's Jitteなどを得て活躍するかに見えたが、ウルザトロンヴィダルケンの枷に圧されて結局大成しなかった。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
3 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 オーリオックのチャンピオン/Auriok Champion
4 灯籠の神/Lantern Kami
4 陽光尾の鷹/Suntail Hawk
4 レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter
4 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker
呪文 (16)
4 急報/Raise the Alarm
4 減衰のマトリックス/Damping Matrix
2 崇拝/Worship
4 栄光の頌歌/Glorious Anthem
2 金属モックス/Chrome Mox
土地 (21)
17 平地/Plains
1 永岩城/Eiganjo Castle
3 ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
サイドボード
2 八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
2 信仰の試練/Test of Faith
4 天羅至の掌握/Terashi's Grasp
3 凶運の首輪/Jinxed Choker

オデッセイ・ブロック構築

オデッセイ・ブロック構築では、物静かな思索/Quiet Speculation金切るときの声/Battle Screechコンボを採用した白青ビートダウンパニッシャー・ホワイトが登場する。


Quiet Speculation / 物静かな思索 (1)(青)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから、フラッシュバックを持つカードを最大3枚まで探し、それらをそのプレイヤーの墓地に置く。その後そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。



Battle Screech / 金切るときの声 (2)(白)(白)
ソーサリー

飛行を持つ白の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークンを2体生成する。
フラッシュバック ― あなたがコントロールするアンタップ状態の白のクリーチャー3体をタップする。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)


詳しくはパニッシャー・ホワイトを参照。

スタンダード(マスクス・ブロック期)

マスクス・ブロック期のスタンダードでは、レベルを活用したリベリオンが活躍。

デッキから直接クリーチャーを呼び込めるリクルート能力と、果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroの再利用能力により、ウィニーと言うよりはコントロールしながら殴りきる中速のデッキである。


Lin Sivvi, Defiant Hero / 果敢な勇士リン・シヴィー (1)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel)

(X),(T):あなたのライブラリーから、マナ総量がX点以下のレベル(Rebel)・パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後、ライブラリーを切り直す。
(3):あなたの墓地にあるレベル・カード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番下に置く。

1/3

詳しくはリベリオンの項を参照。

スタンダード(ウルザ・ブロック期)

ウルザ・ブロック期のスタンダードでは、当時のルールの隙を突いたホワイト・ライトニングが登場し活躍した。しかし、すぐさまエラッタが出され、消滅した。


Waylay / 要撃 (2)(白)
インスタント

白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを3体生成する。次のクリンナップ・ステップの開始時に、それらを追放する。



Crusade / 十字軍 (白)(白)
エンチャント

白のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。


また、十字軍/Crusade栄光の頌歌/Glorious Anthemによって、ウィニークリーチャーを強化して殴る構成は、そのままエイトクルセイドとして残った。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 ルーンの母/Mother of Runes
4 志願新兵/Fresh Volunteers
2 マスティコア/Masticore
4 レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant
4 不動の守備兵/Steadfast Guard
4 長弓兵/Longbow Archer
呪文 (16)
3 ハルマゲドン/Armageddon
4 十字軍/Crusade
2 解呪/Disenchant
2 栄光の頌歌/Glorious Anthem
1 パララクスの波/Parallax Wave
2 恭しきマントラ/Reverent Mantra
土地 (21)
2 近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower
2 ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
16 平地/Plains
4 リシャーダの港/Rishadan Port
サイドボード
1 絶対の法/Absolute Law
1 ハルマゲドン/Armageddon
1 黒の防御円/Circle of Protection: Black
1 防御の光網/Defense Grid
2 解呪/Disenchant
1 日中の光/Light of Day
1 ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor
1 一掃/Scour
3 火薬樽/Powder Keg
3 神の怒り/Wrath of God

スタンダード(テンペスト・ブロック期)

テンペスト・ブロック期のスタンダードでは、[白シャドーウィニー]]が活躍。

には珍しく回避能力を多く有していたので、花の壁/Wall of Blossomsボトルのノーム/Bottle Gnomesでも止めづらかった。


Soltari Priest / サルタリーの僧侶 (白)(白)
クリーチャー — サルタリー(Soltari) クレリック(Cleric)

プロテクション(赤)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)

2/1


Soltari Monk / サルタリーの修道士 (白)(白)
クリーチャー — サルタリー(Soltari) モンク(Monk) クレリック(Cleric)

プロテクション(黒)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)

2/1

詳しくは白シャドーウィニーの項を参照のこと。

スタンダード(ミラージュ・ブロック期)

ミラージュ・ブロック期のスタンダードでは、[浄火の鎧/Empyrial Armor]]を使用するアーマースキンが登場する。


Empyrial Armor / 浄火の鎧 (1)(白)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、あなたの手札にあるカード1枚につき+1/+1の修整を受ける。


初期はフリーウィンド・ファルコン/Freewind Falconなどの飛行クリーチャーを使うアーマースキン・ファルコン。次のテンペストシャドークリーチャーを得たことで大幅に強化される。

スタンダード(黎明期)

さらにさかのぼると、12Knightsというタイプが存在する。プロテクション)を持つ2マナパワー2の先制攻撃クリーチャー3種類をフル投入した構成をとり、ネクロの夏対策として組まれた。


White Knight / 白騎士 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
プロテクション(黒)(このクリーチャーは黒のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)

2/2


Order of the White Shield / 白き盾の騎士団 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

プロテクション(黒)
(白):白き盾の騎士団はターン終了時まで先制攻撃を得る。
(白)(白):白き盾の騎士団はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

2/1


Order of Leitbur (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric) 騎士(Knight)

プロテクション(黒)
(白):Order of Leitburはターン終了時まで先制攻撃を得る。
(白)(白):Order of Leitburはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

2/1

ちなみに12Knights(騎士)とは言うが、見てのとおり1種類はクレリックである。

エクステンデッド

エクステンデッドでは、テンペスト以降白シャドーウィニーが活躍する。


Soltari Priest / サルタリーの僧侶 (白)(白)
クリーチャー — サルタリー(Soltari) クレリック(Cleric)

プロテクション(赤)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)

2/1


Enlightened Tutor / 悟りの教示者 (白)
インスタント

あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚かエンチャント・カード1枚を探し、そのカードを公開し、その後ライブラリーを切り直してそのカードを一番上に置く。


スライなどと比べてスピードでは劣るが、剣を鍬に/Swords to Plowshares解呪/Disenchantなどのユーティリティーカードにより柔軟性に富む。

メタの中心にあるコンボコントロールへの対策として、打ち消し呪文やコンボ対策の翻弄する魔道士/Meddling Mageなどのためにタッチする場合も多い。同時期のリベリオンも同様の理由で青白で組まれた。また、悟りの教示者/Enlightened Tutorによるシルバーバレット戦術を搭載する場合もある。

後期にはメタゲームの変遷の末ウィニー色を強める必要性が薄まり、最終的にテンポラリーソリューションへと移行していった。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage
4 ルーンの母/Mother of Runes
3 新星の僧侶/Nova Cleric
4 レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant
4 真実の信仰者/True Believer
4 鞭縄使い/Whipcorder
呪文 (14)
4 渦まく知識/Brainstorm
3 聖餐式/Divine Sacrament
3 パララクスの波/Parallax Wave
4 ぐらつき/Topple
土地 (23)
4 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
1 島/Island
14 平地/Plains
サイドボード
3 金粉のドレイク/Gilded Drake
4 阻止/Interdict
4 浄化の印章/Seal of Cleansing
2 退去の印章/Seal of Removal
2 崇拝/Worship

レガシー

レガシーでも単色ビートダウンデッキが存在している。


Mother of Runes / ルーンの母 (白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、あなたが選んだ1色の色に対するプロテクションを得る。

1/1


Silver Knight / 銀騎士 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

先制攻撃、プロテクション(赤)

2/2


Serra Avenger / セラの報復者 (白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)

あなたはこの呪文を、このゲームのあなたの第一、第二、第三のターンに唱えられない。
飛行、警戒

3/3

今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaサバンナ・ライオン/Savannah Lionsセラの報復者/Serra Avengerといった優秀なサイズクリーチャーを並べ、剣を鍬に/Swords to Plowshares等で邪魔なブロッカーを排除、梅澤の十手/Umezawa's Jitte等の装備品で強化しつつ殴り勝つというのが基本構成である。

ただし、のクリーチャーには、優秀なサイズに加え、特定のデッキに対して強烈に利く能力を持っているものが多く存在する為、攻撃性よりも対策性を重視したチョイスをされる事も多い。

特に、ゴブリンの猛攻を封殺出来る銀騎士/Silver Knightや、ストームコンボデッキによく効く真実の信仰者/True Believer墓地対策を兼ねるヨツンの兵卒/Jotun Grunt等が、よくメインから採用されている。 また、2マナ域が多い為、霊気の薬瓶/AEther Vialも多く採用される。

現在はそれらのウィニー構成に加え、古えの墳墓/Ancient Tomb2マナランドでのマナ加速を導入し、賛美されし天使/Exalted Angelを高速で召喚するタイプが主流である。詳細はエンジェル・ストンピィを参照のこと。

また、近年では、コロンドールのマンガラ/Mangara of CorondorKarakasのコンボを導入したタイプも見られるようになった。

参考

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