双頭巨人戦

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=双頭巨人戦/Two-Headed Giant=
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'''双頭巨人戦'''/''Two-Headed Giant''は、[[多人数戦]]の[[変種ルール]]の1つで、{{CR|810}}に定められている。2人1組の2[[チーム]]で対戦を行う形式。しばしば'''2HG'''と略される。
  
[[CR:606|多人数戦]]の変種ルールの1つで、[[総合ルール606]]に定められている。
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==ルール==
2人1組の2チームで対戦を行う形式。
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それぞれのチームは、テーブルの片側に並んで座る。どう座るかはそれぞれのチームが決める。
2005/10/01から、[[トーナメント]]における多人数戦の対戦形式として[[構築]]・[[エターナル]]・[[リミテッド]][[シールド]]のみ)で公認された。
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*[[共有チーム・ターン]]において、[[ゲーム]]中になんらかの意見が揃わなかった場合、主プレイヤー(各チームで一番右に座っているプレイヤー)が最終的な決定権を持つ。
  
[[影響範囲]]制限」「[[複数への攻撃]]」「[[クリーチャー配置]]」「[[左翼への攻撃]]」「[[右翼への攻撃]]」のいずれの多人数戦選択ルールも用いない。代わりに以下の2つのルールを用いる。
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[[ライフ]]は共有されるが、それ以外の[[リソース]][[マナ]][[手札]][[カード]]など)は共有されない。ただし、[[チームメイト]]との意思疎通は自由である。
*[[ライフ]]は共有で、初期値は30点(ライフ以外は共有しないが、[[チームメイト]]との意思疎通は自由)。
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*[[ターン]]は[[プレイヤー]]ごとではなくチームごとに進行する。
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[[マジックの黄金律|優先権]]や[[APNAP順ルール]]や[[戦闘]]などもチーム単位で適用・実行される。
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これらに関連した細かいルールがいろいろ存在するので、事前によくルールを確認しておいたほうがいいだろう。
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その他の特徴について以下に述べる。
*現在のルールでは[[先攻]]チーム最初のターンの[[ドロー・ステップ]]を[[飛ばす]]。
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**2006年10月に一旦「ドロー・ステップは存在するが、ドローできるのは一方のプレイヤーだけ」となったが、2007年5月に元に戻った。
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*[[認定大会|認定トーナメント]]ではゲームの敗北のペナルティの代わりに[[マッチ・ポイント]]を1点失う裁定が下される。
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*最初は初期ライフ40点とされていたが、ゲームの迅速化を目的に2007年2月20日の[[フロア・ルール]]更新で30点に変更された。同年5月に[[総合ルール]]もこれと同様に変更された。
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===ライフ===
*2005年11月12月に全世界一斉にトーナメントが行われたが、日本では開催されなかった。
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ライフは各チームで共有される。これを「'''[[共用ライフ]]'''」と呼ぶ。共用ライフ総量の初期値は30点であり、チームの共用ライフが0点以下であるチームは、[[状況起因処理]]により[[敗北]]する。
*2007年から、ついに[[プロツアー]]の種目になる。
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==[[禁止カード]]==
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詳しくは[[共用ライフ]]の項目を参照。
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===ターンの進行===
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[[ターン]]は、[[プレイヤー]]ごとではなくチームごとに進行する。詳しくは[[共有チーム・ターン]]の項目を参照。
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また追加のルールとして、先攻チームは最初のターンの[[ドロー・ステップ]]を[[飛ばす]]。
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制限時間切れによる[[エクストラターン]]は、通常の5ターンではなく3ターンとなる。
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===戦闘===
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「[[共有チーム・ターン]]」の戦闘ルールを用いる。具体的には、攻撃側チームの攻撃クリーチャーは防御側チームのどのプレイヤーか[[プレインズウォーカー]]や守っている[[バトル]]を攻撃するか選ぶ。防御側チームは、チームのどのプレイヤーを攻撃しているかに関わらずチームを攻撃しているクリーチャーを協力してブロックすることができる。
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[[能力]]などが参照する「[[攻撃プレイヤー]]」および「[[防御プレイヤー]]」は、それらの内1人のプレイヤーだけを指す。チーム全体を単一のプレイヤーとみなすわけではない。
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*例1:防御側チームの一方のプレイヤー(A)が[[プロパガンダ/Propaganda]]を[[コントロール]]している場合、もう一方のプレイヤー(B)を攻撃することを選ぶのならばマナを[[支払う]]必要はない。
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*例2:防御側チームの一方のプレイヤー(A)が[[沼/Swamp]]をコントロールしており、もう一方のプレイヤー(B)がしていない場合、[[沼]][[土地渡り|渡り]]を持つクリーチャーが[[ブロックされない]]のは(A)または(A)のコントロールするプレインズウォーカーや守っている[[バトル]]を攻撃することを選んだときのみである。
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*例3:[[道理の宿敵/Nemesis of Reason]]がプレイヤー(A)に攻撃したなら、(A)の[[ライブラリー]]のみを[[切削]]する。
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*例4:あなたは[[ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon]]を含め2体のクリーチャーをコントロールしている。攻撃側チームの一方のプレイヤー(A)はクリーチャー(a)のみ、もう一方のプレイヤー(B)はクリーチャー(b)と(c)の2体をコントロールしており、それら3体すべてで攻撃された。この場合、ゴブリンのうすのろがブロックに参加できるのは(a)をブロックすることを選んだ場合のみである。
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[[共有チーム・ターン]]の項目も参照。
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===勝敗===
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基本的には個人戦と同様に決まるが、いくつかの例外がある。
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*チームの共用ライフが0点以下になったチームは状況起因処理により敗北する。
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*チーム単位でのみ勝敗が存在し、プレイヤー個人での勝敗は存在しない。いずれかのプレイヤーが[[勝利]](敗北)となれば、そのチームが勝利(敗北)になる。また、効果によっていずれかのプレイヤーが勝利(敗北)できない場合、そのプレイヤーのチームは勝利(敗北)できない。
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**例えば、いずれかのプレイヤーがライブラリーが0枚のときにカードを[[引く|引こ]]うとしたら、そのプレイヤーは状況起因処理により敗北し、そしてそのプレイヤーのチームは敗北する。そのチームメイトのライブラリーにはカードが残っていたとしても関係ない。
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**例えば、いずれかのプレイヤーが[[白金の天使/Platinum Angel]]をコントロールしていた場合、そのプレイヤーとそのチームメイトは敗北せず、その[[対戦相手]]のチームは勝利しない。
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*プレイヤーが[[投了]]したら、そのチームは即座に[[ゲーム]]から離れ、そのチームの敗北となる。
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*[[毒カウンター]]はチームごとにカウントされる。チームで15個以上得た場合、そのチームは敗北する。
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==トーナメント==
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[[2005年]]10月1日から、[[トーナメント]]における多人数戦の対戦形式として[[構築]]・[[エターナル]]・[[リミテッド]]([[シールド]]のみ)で公認され、2005年11月12月に全世界一斉にトーナメントが行われた。しかし、日本では開催されなかった。
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[[2007年]]から、ついに[[プロツアー]]の種目になる。初の双頭巨人戦プロツアーは[[プロツアーサンディエゴ07]]。
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[[マッチ]]の勝敗は、1ゲームの勝敗で決まる。そのため、[[認定大会]]ではゲームの敗北のペナルティの代わりに[[マッチ・ポイント]]を1点失う裁定が下される。
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[[プレリリース]]でも双頭巨人戦が採用される会場もある。
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==禁止カード==
 
※[[リミテッド]]では適用されない。
 
※[[リミテッド]]では適用されない。
 
*対応する個人戦[[フォーマット]]での[[禁止カード]]
 
*対応する個人戦[[フォーマット]]での[[禁止カード]]
 
*[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]]
 
*[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]]
  
==[[制限カード]]==
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==制限カード==
 
※[[ヴィンテージ]]のみで適用。
 
※[[ヴィンテージ]]のみで適用。
 
*[[ヴィンテージ]]の個人戦での[[制限カード]]
 
*[[ヴィンテージ]]の個人戦での[[制限カード]]
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==過去のルール==
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===戦闘に関する過去のルール===
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現在のルールは[[ドミナリア]]発売に伴う[[2018年]]4月の総合ルール更新<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/dominaria-update-bulletin-2018-04-13 Dominaria Update Bulletin](News [[2018年]]4月13日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>により変更されたものである。それ以前のルールは以下の通り。
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*各チームの[[クリーチャー]]は、チームごとに他のチームを[[攻撃]]する。[[アクティブ・プレイヤー|アクティブ・チーム]]は「'''攻撃チーム'''」となり、そのチームの各プレイヤーは「[[攻撃プレイヤー]]」となる。同様に、非アクティブ・チームは「'''防御チーム'''」となり、そのチームの各プレイヤーは「[[防御プレイヤー]]」となる。
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*[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]の開始に際して、攻撃チームは[[攻撃クリーチャー]]を指定する。いずれかの防御プレイヤーが[[コントロール]]する[[オブジェクト]]の[[効果]]([[プロパガンダ/Propaganda]]など)によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃できない。アクティブ・チームの攻撃は一群で行ない、その攻撃クリーチャー群は全体として適正でなければならない。
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*[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]の開始に際して、防御チームは[[ブロック・クリーチャー]]を指定する。防御チームによる[[ブロック]]は一群で行ない、ブロック・クリーチャーは全体として適正でなければならない。
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*[[戦闘ダメージ・ステップ]]開始に際して、攻撃チームは攻撃クリーチャーがどのように[[戦闘ダメージ]]を[[割り振る]]かを宣言する。防御チームに割り振る場合、攻撃チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーに戦闘ダメージを割り振る。攻撃チームの割り振り宣言が終わったら、防御チームが同様に割り振る。
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*[[単発的効果]]や[[特性定義能力]]が防御プレイヤーを参照する場合、その効果あるいは[[能力]]の[[コントローラー]]が選んだいずれか1人の防御プレイヤーのみを参照する。攻撃プレイヤーについても同様である。
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**例えば、[[道理の宿敵/Nemesis of Reason]]の[[誘発型能力]]は、[[解決]]時に選んだ防御チームのうちのいずれか一方のプレイヤーの[[ライブラリー]]を[[削る]]。
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*他のあらゆる場合において防御プレイヤーとは両プレイヤーのことを指す。肯定的比較([[土地渡り]]のように「防御プレイヤーが~であるかどうか」を見る場合)、相対的比較([[ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon]]のように「防御プレイヤーよりも~かどうか」を見る場合)については、それぞれの防御プレイヤーについて比較を行い、いずれかが真であればその解は真である。また、否定的比較([[シー・モンスター/Sea Monster]]のように「防御プレイヤーが~でないかどうか」を見る場合)については、対応する肯定的比較が偽である場合(すなわち両方が「~でない」場合)に真となる。これらは攻撃プレイヤーについても同様である。
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**例えば、防御プレイヤーのいずれかが[[沼]]をコントロールしている場合、沼渡りを持つクリーチャーはブロックされない。また、攻撃プレイヤーのいずれかよりも多くのクリーチャーをコントロールしている場合、ゴブリンのうすのろはブロックに参加できる。
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===その他の過去のルール===
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*2006年10月に「[[先攻]]チームにも最初のターンのドロー・ステップは存在するが、ドローできるのは一方のプレイヤーだけ」というルールに変更された。しかし、2007年5月に元に戻された。
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*毒カウンターに関しては、かつてはプレイヤーごとにカウントしており、個人戦と同様10個で敗北になっていた。[[2011年]]4月からの総合ルール更新<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/march-18-2011-dci-banned-restricted-list-announcement-2011-03-18 March 18 2011 DCI Banned & Restricted List Announcement]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0004787/ 2011年3月18日制限禁止リスト告知](News 2011年3月18日 [[WotC]]著)</ref>により、現在のルールになった。
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==その他==
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*各チーム3人以上でゲームを行うこともできる。
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**このようなゲームは'''三頭巨人戦'''、'''四頭巨人戦'''と呼ばれることもある。
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**「n頭巨人戦」では、共用ライフの初期値は15×n点とし、チームで計5(n+1)個の毒カウンターを得たら敗北する。
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*フォーマット名と[[カード名|同名]]のカードが登場した。(→[[双頭巨人/Two-Headed Giant]])
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*[[バトルボンド]]は双頭巨人戦を強く推奨した[[カード・セット]]である。
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==脚注==
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<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/twoheads.html|双頭巨人戦 ルール概要]]
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*[http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/twoheads.html 双頭巨人戦 ルール概要] (文:[[進藤欣也]])
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*[[共用ライフ]]
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*[[多人数戦]]
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
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{{#cr:810}}

2023年11月23日 (木) 19:56時点における最新版

双頭巨人戦/Two-Headed Giantは、多人数戦変種ルールの1つで、CR:810に定められている。2人1組の2チームで対戦を行う形式。しばしば2HGと略される。

目次

[編集] ルール

それぞれのチームは、テーブルの片側に並んで座る。どう座るかはそれぞれのチームが決める。

  • 共有チーム・ターンにおいて、ゲーム中になんらかの意見が揃わなかった場合、主プレイヤー(各チームで一番右に座っているプレイヤー)が最終的な決定権を持つ。

ライフは共有されるが、それ以外のリソースマナ手札カードなど)は共有されない。ただし、チームメイトとの意思疎通は自由である。

その他の特徴について以下に述べる。

[編集] ライフ

ライフは各チームで共有される。これを「共用ライフ」と呼ぶ。共用ライフ総量の初期値は30点であり、チームの共用ライフが0点以下であるチームは、状況起因処理により敗北する。

詳しくは共用ライフの項目を参照。

[編集] ターンの進行

ターンは、プレイヤーごとではなくチームごとに進行する。詳しくは共有チーム・ターンの項目を参照。

また追加のルールとして、先攻チームは最初のターンのドロー・ステップ飛ばす

制限時間切れによるエクストラターンは、通常の5ターンではなく3ターンとなる。

[編集] 戦闘

共有チーム・ターン」の戦闘ルールを用いる。具体的には、攻撃側チームの攻撃クリーチャーは防御側チームのどのプレイヤーかプレインズウォーカーや守っているバトルを攻撃するか選ぶ。防御側チームは、チームのどのプレイヤーを攻撃しているかに関わらずチームを攻撃しているクリーチャーを協力してブロックすることができる。

能力などが参照する「攻撃プレイヤー」および「防御プレイヤー」は、それらの内1人のプレイヤーだけを指す。チーム全体を単一のプレイヤーとみなすわけではない。

  • 例1:防御側チームの一方のプレイヤー(A)がプロパガンダ/Propagandaコントロールしている場合、もう一方のプレイヤー(B)を攻撃することを選ぶのならばマナを支払う必要はない。
  • 例2:防御側チームの一方のプレイヤー(A)が沼/Swampをコントロールしており、もう一方のプレイヤー(B)がしていない場合、渡りを持つクリーチャーがブロックされないのは(A)または(A)のコントロールするプレインズウォーカーや守っているバトルを攻撃することを選んだときのみである。
  • 例3:道理の宿敵/Nemesis of Reasonがプレイヤー(A)に攻撃したなら、(A)のライブラリーのみを切削する。
  • 例4:あなたはゴブリンのうすのろ/Goblin Goonを含め2体のクリーチャーをコントロールしている。攻撃側チームの一方のプレイヤー(A)はクリーチャー(a)のみ、もう一方のプレイヤー(B)はクリーチャー(b)と(c)の2体をコントロールしており、それら3体すべてで攻撃された。この場合、ゴブリンのうすのろがブロックに参加できるのは(a)をブロックすることを選んだ場合のみである。

共有チーム・ターンの項目も参照。

[編集] 勝敗

基本的には個人戦と同様に決まるが、いくつかの例外がある。

  • チームの共用ライフが0点以下になったチームは状況起因処理により敗北する。
  • チーム単位でのみ勝敗が存在し、プレイヤー個人での勝敗は存在しない。いずれかのプレイヤーが勝利(敗北)となれば、そのチームが勝利(敗北)になる。また、効果によっていずれかのプレイヤーが勝利(敗北)できない場合、そのプレイヤーのチームは勝利(敗北)できない。
    • 例えば、いずれかのプレイヤーがライブラリーが0枚のときにカードを引こうとしたら、そのプレイヤーは状況起因処理により敗北し、そしてそのプレイヤーのチームは敗北する。そのチームメイトのライブラリーにはカードが残っていたとしても関係ない。
    • 例えば、いずれかのプレイヤーが白金の天使/Platinum Angelをコントロールしていた場合、そのプレイヤーとそのチームメイトは敗北せず、その対戦相手のチームは勝利しない。
  • プレイヤーが投了したら、そのチームは即座にゲームから離れ、そのチームの敗北となる。
  • 毒カウンターはチームごとにカウントされる。チームで15個以上得た場合、そのチームは敗北する。

[編集] トーナメント

2005年10月1日から、トーナメントにおける多人数戦の対戦形式として構築エターナルリミテッドシールドのみ)で公認され、2005年11月12月に全世界一斉にトーナメントが行われた。しかし、日本では開催されなかった。

2007年から、ついにプロツアーの種目になる。初の双頭巨人戦プロツアーはプロツアーサンディエゴ07

マッチの勝敗は、1ゲームの勝敗で決まる。そのため、認定大会ではゲームの敗北のペナルティの代わりにマッチ・ポイントを1点失う裁定が下される。

プレリリースでも双頭巨人戦が採用される会場もある。

[編集] 禁止カード

リミテッドでは適用されない。

[編集] 制限カード

ヴィンテージのみで適用。

[編集] 過去のルール

[編集] 戦闘に関する過去のルール

現在のルールはドミナリア発売に伴う2018年4月の総合ルール更新[1]により変更されたものである。それ以前のルールは以下の通り。

  • 各チームのクリーチャーは、チームごとに他のチームを攻撃する。アクティブ・チームは「攻撃チーム」となり、そのチームの各プレイヤーは「攻撃プレイヤー」となる。同様に、非アクティブ・チームは「防御チーム」となり、そのチームの各プレイヤーは「防御プレイヤー」となる。
  • 攻撃クリーチャー指定ステップの開始に際して、攻撃チームは攻撃クリーチャーを指定する。いずれかの防御プレイヤーがコントロールするオブジェクト効果プロパガンダ/Propagandaなど)によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃できない。アクティブ・チームの攻撃は一群で行ない、その攻撃クリーチャー群は全体として適正でなければならない。
  • ブロック・クリーチャー指定ステップの開始に際して、防御チームはブロック・クリーチャーを指定する。防御チームによるブロックは一群で行ない、ブロック・クリーチャーは全体として適正でなければならない。
  • 戦闘ダメージ・ステップ開始に際して、攻撃チームは攻撃クリーチャーがどのように戦闘ダメージ割り振るかを宣言する。防御チームに割り振る場合、攻撃チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーに戦闘ダメージを割り振る。攻撃チームの割り振り宣言が終わったら、防御チームが同様に割り振る。
  • 単発的効果特性定義能力が防御プレイヤーを参照する場合、その効果あるいは能力コントローラーが選んだいずれか1人の防御プレイヤーのみを参照する。攻撃プレイヤーについても同様である。
  • 他のあらゆる場合において防御プレイヤーとは両プレイヤーのことを指す。肯定的比較(土地渡りのように「防御プレイヤーが~であるかどうか」を見る場合)、相対的比較(ゴブリンのうすのろ/Goblin Goonのように「防御プレイヤーよりも~かどうか」を見る場合)については、それぞれの防御プレイヤーについて比較を行い、いずれかが真であればその解は真である。また、否定的比較(シー・モンスター/Sea Monsterのように「防御プレイヤーが~でないかどうか」を見る場合)については、対応する肯定的比較が偽である場合(すなわち両方が「~でない」場合)に真となる。これらは攻撃プレイヤーについても同様である。
    • 例えば、防御プレイヤーのいずれかがをコントロールしている場合、沼渡りを持つクリーチャーはブロックされない。また、攻撃プレイヤーのいずれかよりも多くのクリーチャーをコントロールしている場合、ゴブリンのうすのろはブロックに参加できる。

[編集] その他の過去のルール

  • 2006年10月に「先攻チームにも最初のターンのドロー・ステップは存在するが、ドローできるのは一方のプレイヤーだけ」というルールに変更された。しかし、2007年5月に元に戻された。
  • 毒カウンターに関しては、かつてはプレイヤーごとにカウントしており、個人戦と同様10個で敗北になっていた。2011年4月からの総合ルール更新[2]により、現在のルールになった。

[編集] その他

  • 各チーム3人以上でゲームを行うこともできる。
    • このようなゲームは三頭巨人戦四頭巨人戦と呼ばれることもある。
    • 「n頭巨人戦」では、共用ライフの初期値は15×n点とし、チームで計5(n+1)個の毒カウンターを得たら敗北する。
  • フォーマット名と同名のカードが登場した。(→双頭巨人/Two-Headed Giant
  • バトルボンドは双頭巨人戦を強く推奨したカード・セットである。

[編集] 脚注

  1. Dominaria Update Bulletin(News 2018年4月13日 Eli Shiffrin著)
  2. March 18 2011 DCI Banned & Restricted List Announcement/2011年3月18日制限禁止リスト告知(News 2011年3月18日 WotC著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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