クレリック

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=クレリック/Cleric=
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{{Otheruses|[[クリーチャー・タイプ]]|[[デッキ]]|クレリック (デッキ)}}
  
[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。つまりは僧侶。
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'''クレリック'''/''Cleric''は[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。[[職業]]タイプの1つであり、[[天使]]や[[デーモン]]など超常の存在を信仰する役職。
[[]]に多いが、[[オンスロート・ブロック]]では[[黒]]いクレリックが多数登場した。
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[[ダメージ]][[軽減]]や[[ライフ]][[回復]]、[[プロテクション]]に関する[[能力]]を持つものが多い。
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{{#card:Samite Healer}}
 
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{{#card:Mother of Runes}}
 
{{#card:Mother of Runes}}
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{{#card:Yawgmoth, Thran Physician}}
  
{{#card:Dark Supplicant}}
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初出は[[リミテッド・エディション]]の[[サマイトの癒し手/Samite Healer]]。[[オンスロート・ブロック]]において[[部族 (俗称)|部族]]として取り上げられ数を増やした。当初は[[ドルイド]]、[[モンク]]、[[シャーマン]]などもクレリックだったが順次派生していき、[[クリーチャー・タイプ#ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]で古いカードはクレリック・シャーマンなど併記する形で整理された。[[ゼンディカーの夜明け]]では[[パーティー]]を構成する4つの[[職業]]タイプのうちの1つに選ばれた。
  
[[オデッセイ・ブロック]]+オンスロート・ブロックの時期には、その防御力の高さをフルに利用して[[ステロイド]]などを食い物にした[[部族]][[デッキ]]も登場した。(下記参照)
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[[]]に多く(宗教)、次点で[[]]に多い(邪教崇拝)が、他の[[]][[無色]]の[[アーティファクト・クリーチャー]]にも少数存在する。[[ダメージ]][[軽減]]や[[ライフ]][[回復]]、[[プロテクション]]に関する[[能力]]を持つものが多い。
  
*[[伝説のクリーチャー]]は11体存在する([[ローウィン]]現在)。
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[[部族カード]]はオンスロート・ブロックで初登場し、[[腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator]]や[[星明りの聖域/Starlit Sanctum]]等多数のカードが登場した。[[オデッセイ]]では[[熟練の薬剤師/Master Apothecary]]、[[モーニングタイド]]では[[戦波の錬金術師/Battletide Alchemist]]などが登場した。[[ゼンディカーの夜明け]]では[[パーティー]]を構成するクリーチャー・タイプの一つとしてクレリックを参照するカードが多数登場した。続く[[カルドハイム]]でも、パーティーとの相互作用を狙ってか[[正義の戦乙女/Righteous Valkyrie]]が1枚のみ登場した。[[団結のドミナリア]]では[[ロード (俗称)|ロード]]として[[影の儀式の司祭/Shadow-Rite Priest]]が登場した。
  
==参考==
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クレリックを含む[[トークン]]を[[生成]]するカードに[[死盟の天使/Deathpact Angel]]、[[太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun]]、[[ハンウィアーの民兵隊長/Hanweir Militia Captain|ウェストヴェイル教団の指導者/Westvale Cult Leader]]などが存在する。(→[[トークン一覧]]
*[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?subtype%5B%5D=Cleric クレリック(Cleric)で検索]
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*[[クリーチャー・タイプ解説]]
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[[伝説の]]クレリックは[[両面カード]]の[[第2面]]も含め、[[Ravnica: Cluedo Edition]]現在67体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Cleric 「伝説の(Legendary)・クレリック(Cleric)」でWHISPER検索]]<ref group="注釈">Whisperデータベース未登録により、検索結果には[[Apothecary White]]が表示されません。</ref>))が、[[特性定義能力]]でクレリック扱いになっている[[パーティーの隊長、ブラコス/Burakos, Party Leader]]を含めると68体存在する。
=クレリック/Cleric(デッキ) [#deck]=
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[[オデッセイ・ブロック]]+[[オンスロート・ブロック]]期の[[スタンダード]]で、[[部族]]強化の一環で[[構築]]された[[クレリック]][[デッキ]]。
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クレリックに変化するカードとして[[進化した潜伏工作員/Evolved Sleeper]]が存在する。
  
通常は[[]][[]]で組まれることが多いが、たまに[[単色]]、もしくはどちらかを[[タッチ]]で入れているタイプも存在する。
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*[[オデッセイ・ブロック]]+オンスロート・ブロックの時期には、その防御力の高さをフルに利用して[[ステロイド]]などを食い物にした[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]も登場した(→[[クレリック (デッキ)]])。
  
{{#card:Master Apothecary}}
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==脚注==
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<references group="注釈"/>
  
{{#card:Edgewalker}}
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==参考==
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*{{WHISPER検索/サブタイプ|Cleric|クレリック(Cleric)}}
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Cleric}|クレリック(Cleric)}}
 +
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
  
{{#card:Starlit Sanctum}}
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[[Category:クリーチャー・タイプ|くれりっく]]
 
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[[白]]をメインとしたタイプのデッキは[[熟練の薬剤師/Master Apothecary]]、[[境を歩む者/Edgewalker]]などの強力なクレリックが登場したことによって誕生した。
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その特徴はクリーチャー主体とは思えないほどの圧倒的防御力。
+
その防御力を攻撃に活かすのが[[アクローマに仕える者/Akroma's Devoted]]、[[星明りの聖域/Starlit Sanctum]]である。
+
アクローマに仕える者はクレリックに[[警戒]]を与えるため、[[攻撃]]に参加しても[[プリベンター]]としての機能を失わせない。
+
星明りの聖域は膠着しやすい終盤戦を、[[ライフロス]]で決める。
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マジックで防御系は流行らないと言われたが、これは鉄壁の防御力と相手を倒す攻撃手段がそこそこ豊富にあることから、[[オンスロート・ブロック構築]]だけでなく[[スタンダード]]でも見かけることが出来た。
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[[黒]]をメインとしたものには[[闇の嘆願者/Dark Supplicant]]が投入され、[[フィニッシャー]]は例外なく[[闇の末裔/Scion of Darkness]]。序盤に闇の末裔を召喚することで高い攻撃力が得られる。
+
その一方で[[腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator]]や[[骨を組む者/Boneknitter]]で身を守りつつ[[陰謀団の執政官/Cabal Archon]]などの[[ライフロス]]でじわじわ攻めるといった戦い方もできる。
+
[[ゾンビ#deck|ゾンビ]]とクレリックをあわせ持つクリーチャーも存在したため、[[ゾンビデッキ]]との[[ハイブリッドデッキ]]も作られた。
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[[ドロー]]サポートには[[墓生まれの詩神/Graveborn Muse]]がよく使われる。
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[[ダールの降霊者/Daru Spiritualist]]と[[稲妻のすね当て/Lightning Greaves]]を組み込んで[[無限ライフ]]システムを搭載したデッキも存在した。
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==サンプルレシピ==
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*備考
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**[[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/events/jpfin02|The Finals02]] 初日4-1([[参考]])
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**使用者:[[森田雅彦]]
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**デザイン:[[藤田剛史]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[第7版]]、[[オデッセイ・ブロック]]+[[オンスロート]])
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{| class="wikitable"
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| aligen="center"|||LEFT:||
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|colspan="2"|''メインデッキ (60)''||
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|colspan="2" style="background:#ffddee"|''クリーチャー (31)''||
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|-
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|4||[[心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard]]||
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|4||[[雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer]]||
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|-
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|4||[[献身的な世話人/Devoted Caretaker]]||
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|4||[[鞭縄使い/Whipcorder]]||
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|-
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|4||[[熟練の薬剤師/Master Apothecary]]||
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|-
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|2||[[無私の浄霊者/Selfless Exorcist]]||
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|4||[[賛美されし天使/Exalted Angel]]||
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|1||[[陰謀団の執政官/Cabal Archon]]||
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|4||[[腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator]]||
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|colspan="2" style="background:#eeddff"|''呪文 (5)''||
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|4||[[燻し/Smother]]||
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|1||[[定員過剰の墓地/Oversold Cemetery]]||
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|colspan="2" style="background:#ddffee"|''土地 (24)''||
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|14||[[平地/Plains]]||
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|5||[[沼/Swamp]]||
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|4||[[真鍮の都/City of Brass]]||
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|1||[[星明りの聖域/Starlit Sanctum]]||
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|colspan="2" style="background:#ddeeff"|''サイドボード''||
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|2||[[浄化の瞑想/Cleansing Meditation]]||
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|1||[[天啓の光/Ray of Revelation]]||
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|1||[[復仇/Reprisal]]||
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|2||[[神の怒り/Wrath of God]]||
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|1||[[棺の追放/Coffin Purge]]||
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|2||[[闇への追放/Dark Banishing]]||
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|4||[[強迫/Duress]]||
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|1||[[仕組まれた疫病/Engineered Plague]]||
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|1||[[定員過剰の墓地/Oversold Cemetery]]||
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|}
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*[[レギオン]]さえ出ていない頃の、非常に初期のもの。
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*[[サイドボード]]に1枚挿しのカードが多いが、[[シルバーバレット]]戦略は採用されていない。
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==参考==
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*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/jpfin02/morita|森田雅彦インタビュー:クレリックデッキ]]
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*[[デッキ集]]
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2024年2月29日 (木) 10:48時点における最新版

クレリック/Clericクリーチャー・タイプの1つ。職業タイプの1つであり、天使デーモンなど超常の存在を信仰する役職。


Samite Healer / サマイトの癒し手 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを1点軽減する。

1/1


Mother of Runes / ルーンの母 (白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、あなたが選んだ1色の色に対するプロテクションを得る。

1/1


Yawgmoth, Thran Physician / スランの医師、ヨーグモス (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

プロテクション(人間(Human))
1点のライフを支払う,他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:クリーチャー最大1体を対象とする。それの上に-1/-1カウンターを1個置き、カードを1枚引く。
(黒)(黒),カード1枚を捨てる:増殖を行う。(望む数のパーマネントやプレイヤーを選び、その後すでにそこにあるカウンター1個につき、そのカウンターをもう1個与える。)

2/4

初出はリミテッド・エディションサマイトの癒し手/Samite Healerオンスロート・ブロックにおいて部族として取り上げられ数を増やした。当初はドルイドモンクシャーマンなどもクレリックだったが順次派生していき、クリーチャー・タイプ大再編で古いカードはクレリック・シャーマンなど併記する形で整理された。ゼンディカーの夜明けではパーティーを構成する4つの職業タイプのうちの1つに選ばれた。

に多く(宗教)、次点でに多い(邪教崇拝)が、他の無色アーティファクト・クリーチャーにも少数存在する。ダメージ軽減ライフ回復プロテクションに関する能力を持つものが多い。

部族カードはオンスロート・ブロックで初登場し、腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator星明りの聖域/Starlit Sanctum等多数のカードが登場した。オデッセイでは熟練の薬剤師/Master Apothecaryモーニングタイドでは戦波の錬金術師/Battletide Alchemistなどが登場した。ゼンディカーの夜明けではパーティーを構成するクリーチャー・タイプの一つとしてクレリックを参照するカードが多数登場した。続くカルドハイムでも、パーティーとの相互作用を狙ってか正義の戦乙女/Righteous Valkyrieが1枚のみ登場した。団結のドミナリアではロードとして影の儀式の司祭/Shadow-Rite Priestが登場した。

クレリックを含むトークン生成するカードに死盟の天使/Deathpact Angel太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sunウェストヴェイル教団の指導者/Westvale Cult Leaderなどが存在する。(→トークン一覧

伝説のクレリックは両面カード第2面も含め、Ravnica: Cluedo Edition現在67体存在する(「伝説の(Legendary)・クレリック(Cleric)」でWHISPER検索][注釈 1]))が、特性定義能力でクレリック扱いになっているパーティーの隊長、ブラコス/Burakos, Party Leaderを含めると68体存在する。

クレリックに変化するカードとして進化した潜伏工作員/Evolved Sleeperが存在する。

[編集] 脚注

  1. Whisperデータベース未登録により、検索結果にはApothecary Whiteが表示されません。

[編集] 参考

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