捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector

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[[ルーター]]に近い[[能力]]を持つ[[伝説の]][[人間]]・[[アドバイザー]]。本来[[捨てる|捨てた]]筈の[[カード]][[墓地]]に行かず[[追放]]されてしまうが、[[変身する両面カード]]でもあり、[[第2面]]になると[[マナコスト]]を支払わずに[[プレイ]]できる。
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[[伝説のクリーチャー]]から[[伝説のエンチャント]]へと[[変身する両面カード]]。最初は[[伝説の]][[人間]]・[[アドバイザー]]であり、[[ルーター]]だが[[カード]][[捨てる]]のではなく[[追放]]してしまう。ルーティング後に6[[マナ]]を支払えば[[変身]]し、追放したカードを[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく唱え]]たりプレイしたりできる。
  
[[第1面]]は完全な[[システムクリーチャー]]であり、[[変身]]までに相応の[[マナ]]が必要となるため、序盤は単にルーターとして使うことになる。この際に追放したカードは、これ自体が[[除去]]されてしまえばそのままになるため、最序盤に置いた場合は再利用を前提にせず、将来的にも不要となる可能性が高いものを選んで追放しておきたい。ちなみに変身条件はこの能力の[[起動]]とセットになっており、例えマナが潤沢にあったとしても、1回はこれを起動させなければ変身することは不可能。
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[[第1面]]は完全な[[システムクリーチャー]]であり、変身までに相応の[[マナ]]が必要となるため、序盤は単にルーターとして使うことになる。追放したカードはこれ自体が[[除去]]されてしまえばそのままになるため、最序盤に置いた場合は再利用を前提にせず、将来的にも不要となる可能性が高いものを選んで追放しておきたい。
  
第2面ではいきなり[[エンチャント]]へ変貌。第1面で追放したカードの他、[[アップキープ]]ごとに[[ライブラリー]]の一番上のカードを追加で追放し、更にそれらをコスト不要で[[唱える|唱えたり]]プレイしたりできる。自分の[[ターン]]に1枚ずつと少々悠長ではあるものの、ほぼ確実に[[アドバンテージ]]に繋がり、通常であれば大量のマナが必要となる[[コンボ]]も軽く決められるようになる。ただし前述した通り、これ自体が[[破壊]]されてしまえば追放してあったカードはそのまま。エンチャントとなったことで多少安全にはなったとはいえ、基本的に出し惜しみはせず、強力なカードから順にプレイしていきたいところ。
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[[第2面]]では第1面で追放したカードのほか、[[アップキープ]]ごとに[[ライブラリーの一番上]]のカードを追放していき、それらもコスト不要で[[唱える|唱え]]たり[[プレイ]]できるようにする。[[あなた]]の[[ターン]]に1枚ずつと少々悠長ではあるものの、ほぼ確実に[[アドバンテージ]]に繋がり、通常であれば大量のマナが必要となる[[コンボ]]も軽く決められるようになる。ただしこれ自体が除去されてしまえば追放してあったカードは使えなくなってしまう。一般的に[[エンチャント]]は[[クリーチャー]]より除去されにくいので多少安全にはなったが、基本的に出し惜しみはせず、強力なカードから順に使用していきたいところ。
  
除去の少ない[[リミテッド]]では強力な[[ボム]]になりうる。序盤はルーターで[[マナ基盤]]を安定させ、変身後は実質的に[[手札]]が増える能力により、圧倒的なアドバンテージを獲得可能。一方で[[クリーチャー]]としては脆弱極まりなく、[[]][[火力]]の基準である[[炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt]]であっさり追放されてしまうのは忘れずに。
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[[構築]]と比較して除去が少なくゲームスピードも遅い[[リミテッド]]では強力な[[ボム]]になりうる。序盤はルーターで[[事故]]を防ぎ、変身後は[[カード・アドバンテージ|カード]][[テンポ・アドバンテージ|テンポ]]の両方で圧倒的なアドバンテージを獲得可能。一方で[[クリーチャー]]としては脆弱極まりなく、[[戦闘]]はほぼ不可能なうえ[[炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt]]や[[牙の天稟/Gift of Fangs]]のような[[コモン]]の1マナ除去で処理されるので注意。
  
*[[第1面]]の[[能力]][[裏向き]][[追放]]した[[カード]]を、[[第2面]]の能力で[[プレイ]]したり[[唱える|唱えて]]よい。
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==ルール==
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;捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector
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*[[変身]]は[[起動型能力]]の[[解決]]の一部として行う。[[マナ]][[支払う]]かどうかを選ぶ前に[[カード]]を[[引く|引い]]て[[追放]]する。
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**起動型能力が解決され始めたら、[[対応して]]新たに[[呪文]]を[[唱える|唱え]]たり[[マナ能力]]でない起動型能力を[[起動]]することはできない。
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;ハーキンの眼識/Hauken's Insight
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*[[第2面]]の[[常在型能力]]は[[第1面]]の起動型能力・および第2面の[[誘発型能力]]と[[関連している能力]]である。第1面の能力で[[裏向き]]に追放したカードを、[[第2面]]の能力で[[プレイ]]したり唱えてよい。
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**このカードが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]たあと、これにより追放されていたカードはプレイできなくなる。別のハーキンの眼識を出しても、それは以前のハーキンの眼識とは関連を持たない[[オブジェクト]]である。
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*追放したカードをプレイするタイミングは通常の[[ルール]]の許諾に従う。[[インスタント]]ではなく[[瞬速]]を持たない[[呪文]]は[[あなた]]の[[メイン・フェイズ]]で[[スタック]]が空のとき唱えることができる。[[土地]]はあなたがまだ土地のプレイ権を残しており、あなたのメイン・フェイズでスタックが空のときプレイできる。
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*この能力でプレイできるのは、あなたの各[[ターン]]につき「土地でないカード1枚」か「土地カード1枚」のいずれかである。どちらかをこの能力でプレイしたならば、もう片方もこのターン中はこの能力でプレイできない。
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*これにより[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]ことは[[代替コスト]]である。[[切除]]など他の代替コストを同時に適用することはできない。
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*マナ・コストに([[X]])を含む呪文をこれにより唱える場合、Xについての適正な選択は0だけである({{CR|107.3b}})。[[X#通常の方法以外でのマナ・コストの「X」の支払い]]の項も参照。
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*[[支払う|支払い]]を免除されるのはマナ・コストのみである。[[追加コスト]]や[[コスト増加カード|増加したコスト]]までは代替できず、[[総コスト]]を直接変更する効果も無視できない。
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**[[継ぎ接ぎの槍馬/Cobbled Lancer]]など強制の追加コストは必ず支払う必要があり、[[キッカー]]など任意の追加コストは支払うかどうかを選ぶことができる。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:イニストラード:真紅の契り]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード:真紅の契り]] - [[神話レア]]
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__NOTOC__

2021年11月25日 (木) 03:26時点における版


Jacob Hauken, Inspector / 捜査員、ジェイコブ・ハーキン (1)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)

(T):カード1枚を引き、その後あなたの手札にあるカード1枚を裏向きで追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを見てもよい。あなたは(4)(青)(青)を支払ってもよい。そうしたなら、捜査員、ジェイコブ・ハーキンを変身させる。

0/2
Hauken's Insight / ハーキンの眼識
〔青〕 伝説のエンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を裏向きで追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを見てもよい。
あなたの各ターン中に1回、あなたは、このパーマネントによって追放されているカードのうち、土地1つをプレイするか、呪文1つをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


伝説のクリーチャーから伝説のエンチャントへと変身する両面カード。最初は伝説の人間アドバイザーであり、ルーターだがカード捨てるのではなく追放してしまう。ルーティング後に6マナを支払えば変身し、追放したカードをマナ・コストを支払うことなく唱えたりプレイしたりできる。

第1面は完全なシステムクリーチャーであり、変身までに相応のマナが必要となるため、序盤は単にルーターとして使うことになる。追放したカードはこれ自体が除去されてしまえばそのままになるため、最序盤に置いた場合は再利用を前提にせず、将来的にも不要となる可能性が高いものを選んで追放しておきたい。

第2面では第1面で追放したカードのほか、アップキープごとにライブラリーの一番上のカードを追放していき、それらもコスト不要で唱えたりプレイできるようにする。あなたターンに1枚ずつと少々悠長ではあるものの、ほぼ確実にアドバンテージに繋がり、通常であれば大量のマナが必要となるコンボも軽く決められるようになる。ただしこれ自体が除去されてしまえば追放してあったカードは使えなくなってしまう。一般的にエンチャントクリーチャーより除去されにくいので多少安全にはなったが、基本的に出し惜しみはせず、強力なカードから順に使用していきたいところ。

構築と比較して除去が少なくゲームスピードも遅いリミテッドでは強力なボムになりうる。序盤はルーターで事故を防ぎ、変身後はカードテンポの両方で圧倒的なアドバンテージを獲得可能。一方でクリーチャーとしては脆弱極まりなく、戦闘はほぼ不可能なうえ炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt牙の天稟/Gift of Fangsのようなコモンの1マナ除去で処理されるので注意。

ルール

捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector
ハーキンの眼識/Hauken's Insight

関連カード

サイクル

イニストラード:真紅の契り神話レア変身する両面カードサイクル

参考

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