最後のアブザン、レイハン/Reyhan, Last of the Abzan

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[[死亡]]した時に[[+1/+1カウンター]]を他の[[クリーチャー]]へ継承するという[[接合]]に似た[[効果]]を自軍へ与えてくれる、[[アブザン家/The Abzan Houses]]の最後の[[カン/Khan]]らしい[[能力]]を持つクリーチャー。
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[[統率者2016]]の[[共闘]]を持つ[[伝説のクリーチャー]]の一枚。[[死亡]]した時に[[+1/+1カウンター]]を他の[[クリーチャー]]へ継承するという[[接合]]に似た[[効果]]を自軍へ与えてくれる、[[アブザン家/The Abzan Houses]]の最後の[[カン/Khan]]らしい[[能力]]を持つ。また、[[統率者]]に対しては死亡のみならず[[戦場]]から[[統率]][[領域]]への移動にも対応しており、[[手札]]や[[ライブラリー]]への[[バウンス]]でも[[誘発]]させることができる。
  
 
最低限自身のカウンターを移動でき、能力が自己完結している。[[単体除去]]を打たれても他に[[クリーチャー]]がいれば総戦力が減らないため、擬似的な[[除去耐性]]を持っていると言えるだろう。しかし、最大限このカードを活かすなら、やはり他のクリーチャーも、アブザン家などの+1/+1カウンターを用いるものを採用したい所。
 
最低限自身のカウンターを移動でき、能力が自己完結している。[[単体除去]]を打たれても他に[[クリーチャー]]がいれば総戦力が減らないため、擬似的な[[除去耐性]]を持っていると言えるだろう。しかし、最大限このカードを活かすなら、やはり他のクリーチャーも、アブザン家などの+1/+1カウンターを用いるものを採用したい所。
  
[[統率者2016]]内の[[共闘]]持ちでは同じく+1/+1カウンターを使う[[オジュタイの龍語り、イーシャイ/Ishai, Ojutai Dragonspeaker]]と相性が良い。[[固有色]]に[[白]]と[[青]]が加わることで+1/+1カウンターの扱いに長けたアブザン家の白いカードと[[シミック連合/The Simic Combine]]の青いカードを使用できるようになるのも嬉しいところ。[[長久]]、[[鼓舞]]、[[移植]]、[[進化]]とさまざまな[[キーワード能力]]が使えるためデッキ構築の幅が広がる。それ以外では、+1/+1カウンターを集めたクリーチャーを[[粗野な牧人、ブルース・タール/Bruse Tarl, Boorish Herder]]で強化するのも良いだろう。+1/+1カウンター絡みの能力を持つクリーチャーを、[[魂の守護者、ラーボス/Ravos, Soultender]]で使い回す([[接合]]持ち[[アーティファクト・クリーチャー]]なら[[求道の達人、サイラス・レン/Silas Renn, Seeker Adept]]でも可)というのも良い。
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[[統率者2016]]内の[[共闘]]持ちと組むなら、同じく+1/+1カウンターを使う[[オジュタイの龍語り、イーシャイ/Ishai, Ojutai Dragonspeaker]]と相性が良い。[[固有色]]に[[白]]と[[青]]が加わることで+1/+1カウンターの扱いに長けたアブザン家の白いカードと[[シミック連合/The Simic Combine]]の青いカードを使用できるようになるのも嬉しいところ。[[長久]]、[[鼓舞]]、[[移植]]、[[進化]]とさまざまな[[キーワード能力]]が使えるためデッキ構築の幅が広がる。それ以外では、+1/+1カウンターを集めたクリーチャーを[[粗野な牧人、ブルース・タール/Bruse Tarl, Boorish Herder]]で強化するのも良いだろう。+1/+1カウンター絡みの能力を持つクリーチャーを、[[魂の守護者、ラーボス/Ravos, Soultender]]で使い回す([[接合]]持ち[[アーティファクト・クリーチャー]]なら[[求道の達人、サイラス・レン/Silas Renn, Seeker Adept]]でも可)というのも良い。
  
+1/+1カウンターの移動先がなくなってしまうと無駄になってしまうため、特に[[全体除去]]はケア出来るようにしたい。
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+1/+1カウンターの移動先がなくなってしまうと無駄になってしまうため、特に[[全体除去]]はケアできるようにしたい。
  
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*「クリーチャーが死亡するか統率領域に置かれるたび」という珍しい[[誘発条件]]になっているが、これは初出当時の統率者のルールを考慮したものである。当時、統率者が領域を移動した際に[[統率]]領域へ置くルールは、どの領域への移動であっても一律で[[置換]]していた。そのため、「死亡するたび」のみだった場合は統率者が死亡した際、統率領域に戻すと+1/+1カウンターを諦めなければならなくなる(詳細は[[統率者戦#旧ルール]]を参照)。「統率領域に置かれるたび」を追加することで、この解決を図ったのである。
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**現在のルールでは[[追放]]された場合にカウンターを残せなくなったため、やや弱体化した。
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==ルール==
 
*カウンターは[[最後の情報]]を参照して同じ数を[[置かれる|置く]]だけで、[[動かす|移動させる]]わけではない。[[接合]]持ちが死亡すればそれぞれ置かれていた数のカウンターを参照し実質2倍になるし、[[歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Grave]]が死亡した場合も髑髏茨はカウンターを失わない。
 
*カウンターは[[最後の情報]]を参照して同じ数を[[置かれる|置く]]だけで、[[動かす|移動させる]]わけではない。[[接合]]持ちが死亡すればそれぞれ置かれていた数のカウンターを参照し実質2倍になるし、[[歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Grave]]が死亡した場合も髑髏茨はカウンターを失わない。
 
*[[-1/-1カウンター]]との相互作用に注意。[[状況起因処理]]によるカウンターの相殺と[[タフネス]]が0以下になることによる死亡が同時に起こった場合、カウンターの数の最後の情報は相殺前のものになる({{CR|704.7}})。
 
*[[-1/-1カウンター]]との相互作用に注意。[[状況起因処理]]によるカウンターの相殺と[[タフネス]]が0以下になることによる死亡が同時に起こった場合、カウンターの数の最後の情報は相殺前のものになる({{CR|704.7}})。
*+1/+1カウンターの移動元は自分のクリーチャーのみだが、移動先は他の[[プレイヤー]]のクリーチャーでも構わない。[[統率者戦]]ではそうした行為が生きる場面も多いため、忘れないようにしよう。
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*+1/+1カウンターの移動元は自分のクリーチャーのみだが、移動先は他の[[プレイヤー]]のクリーチャーでも構わない。[[統率者戦]]ではそうした行為が活きる場面も多いため、忘れないようにしよう。
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*統率者が死亡すると墓地を経由して統率領域に戻せるが、その際に能力が2回[[誘発]]することはない。[[誘発条件]]は「クリーチャー」であって「クリーチャー・カード」ではないからである({{CR|109.2}})。[[歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Grave]]が統率者だった場合に問題になるため注意したい。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==参考==
 
==参考==
 
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/its-time-talk-commander-2016-edition-2016-10-26 It's Time to Talk Commander (2016 Edition)!]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0017900/# 『統率者(2016年版)』の話をしよう] (Magic story Magic Creative Team著 2016年10月26日)
 
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/its-time-talk-commander-2016-edition-2016-10-26 It's Time to Talk Commander (2016 Edition)!]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0017900/# 『統率者(2016年版)』の話をしよう] (Magic story Magic Creative Team著 2016年10月26日)
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*[[カード個別評価:統率者レジェンズ]] - [[神話レア]](エッチング・フォイル仕様限定カード)
 
*[[カード個別評価:統率者2016]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:統率者2016]] - [[レア]]
 
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2021年1月27日 (水) 14:34時点における最新版


Reyhan, Last of the Abzan / 最後のアブザン、レイハン (1)(黒)(緑)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)

最後のアブザン、レイハンは+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
あなたがコントロールするクリーチャーが1体死亡するか統率領域に置かれるたび、それの上に+1/+1カウンターが1個以上置かれていた場合、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれの上に+1/+1カウンターを同じ個数置いてもよい。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)

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統率者2016共闘を持つ伝説のクリーチャーの一枚。死亡した時に+1/+1カウンターを他のクリーチャーへ継承するという接合に似た効果を自軍へ与えてくれる、アブザン家/The Abzan Housesの最後のカン/Khanらしい能力を持つ。また、統率者に対しては死亡のみならず戦場から統率領域への移動にも対応しており、手札ライブラリーへのバウンスでも誘発させることができる。

最低限自身のカウンターを移動でき、能力が自己完結している。単体除去を打たれても他にクリーチャーがいれば総戦力が減らないため、擬似的な除去耐性を持っていると言えるだろう。しかし、最大限このカードを活かすなら、やはり他のクリーチャーも、アブザン家などの+1/+1カウンターを用いるものを採用したい所。

統率者2016内の共闘持ちと組むなら、同じく+1/+1カウンターを使うオジュタイの龍語り、イーシャイ/Ishai, Ojutai Dragonspeakerと相性が良い。固有色が加わることで+1/+1カウンターの扱いに長けたアブザン家の白いカードとシミック連合/The Simic Combineの青いカードを使用できるようになるのも嬉しいところ。長久鼓舞移植進化とさまざまなキーワード能力が使えるためデッキ構築の幅が広がる。それ以外では、+1/+1カウンターを集めたクリーチャーを粗野な牧人、ブルース・タール/Bruse Tarl, Boorish Herderで強化するのも良いだろう。+1/+1カウンター絡みの能力を持つクリーチャーを、魂の守護者、ラーボス/Ravos, Soultenderで使い回す(接合持ちアーティファクト・クリーチャーなら求道の達人、サイラス・レン/Silas Renn, Seeker Adeptでも可)というのも良い。

+1/+1カウンターの移動先がなくなってしまうと無駄になってしまうため、特に全体除去はケアできるようにしたい。

  • 「クリーチャーが死亡するか統率領域に置かれるたび」という珍しい誘発条件になっているが、これは初出当時の統率者のルールを考慮したものである。当時、統率者が領域を移動した際に統率領域へ置くルールは、どの領域への移動であっても一律で置換していた。そのため、「死亡するたび」のみだった場合は統率者が死亡した際、統率領域に戻すと+1/+1カウンターを諦めなければならなくなる(詳細は統率者戦#旧ルールを参照)。「統率領域に置かれるたび」を追加することで、この解決を図ったのである。
    • 現在のルールでは追放された場合にカウンターを残せなくなったため、やや弱体化した。

[編集] ルール

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

統率者2016共闘を持つ神話レア伝説のクリーチャーサイクル。いずれも2色のクリーチャー

統率者2016共闘を持つレア伝説のクリーチャーサイクル。いずれも対抗色の2色クリーチャー

[編集] ストーリー

レイハン/Reyhanタルキール/Tarkirの人間女性。アブザン家/The Abzan Housesの大部分はドロモカ/Dromokaに降伏したが、レイハンは残った抵抗勢力を率いてアブザンのカン/Khanを名乗っている。

極少数の同志と共に最後の一人となるまでアブザンとして闘う道を選び、5氏族が集まり対策を会議した場にもアブザンの代表として出席。龍の襲来に対しても他のカンを守るべく闘った。

詳細はレイハン/Reyhanを参照。

[編集] 参考

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