永遠神ケフネト/God-Eternal Kefnet

提供:MTG Wiki

2019年5月17日 (金) 10:28時点におけるつらら (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

God-Eternal Kefnet / 永遠神ケフネト (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 神(God)

飛行
各ターン、あなたはあなたの最初のカードを引くに際し、それを公開してもよい。これによりあなたがインスタントやソーサリーであるカードを公開するたび、そのカードをコピーする。あなたはそのコピーを唱えてもよい。そのコピーを唱えるコストは(2)少なくなる。
永遠神ケフネトが死亡するか戦場から追放領域に置かれたとき、あなたはこれをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置いてもよい。

4/5

永遠衆/Eternalとなったケフネト/Kefnet奇跡に似たターン最初に引いたインスタントソーサリーコピーして唱えることができる能力を持つ伝説のゾンビ

目次

解説

コストを軽減してコピーを唱えるため、適正なカードをドローすれば毎ターンハンド・アドバンテージテンポ・アドバンテージを稼ぐことができる。

とはいえ、インスタント・ソーサリーに特化したデッキでも成功率が高いとは限らない。ドロー・ステップ打ち消しは意味がないし、潜水/Dive Downのような後出ししてこそ本領を発揮するカードなら下手に公開しない方がいい場合もある。原則的に唱えたターンでは能力を使えないことから即効性も低く、単純に強いという能力ではない。

しかし、サイクル共通の優れたマナレシオおよびライブラリーに戻る能力だけでも十分強力。ダブルシンボル4マナでデメリットなしの4/5飛行という驚異的なサイズであり、戦場にいるだけでコピーの成否に関係なくフィニッシャーたりえる。

インスタントのドロー呪文とは相性が良い。状況に依存しない効果の一つであるとともに、それらを対戦相手のターン中に唱えることで能力を誘発できる。同時に、除去されてライブラリーに戻ってから戦場に復帰するまでの速度も加速できる。

リミテッドではコピーの成功は期待しにくいが、このサイズおよびマナレシオの飛行クリーチャーを延々と使い回せるだけで反則的なのは言うまでもない。

対策

永遠神(と猪の祟神、イルハグ/Ilharg, the Raze-Boar)の除去耐性はサイクル全体で共通するが、デッキ問わず対処が難しい。
これまでの神は破壊不能などの耐性であったため追放除去で容易に対処できたが、今回はただ追放しても3ターン後にはまた出てきてしまう。
破壊不能持ちと同様の対処手段はある程度有効だが、下記の通りいずれも穴がある。
エンチャントで無力化する
バントゥロナスイルハグの3柱については、光明の縛め/Luminous Bondsなどの攻撃制限だけで無力化できる。
カズミナの変成/Kasmina's Transmutationなどで能力を失わせてしまえば、どの神にも有効なうえ除去耐性も無くなる。
コントロールを奪う
除去しつつ戦力を得ることができ一石二鳥。
相手に除去されても能力の選択権はこちらにあるので、そのまま残せばよい。
墓地に落ちた段階で他の領域に移動させる
ライブラリーに戻る能力は誘発型能力なので、対応してライブラリーや追放領域に動かす。
追放した場合は他の領域に動かすのは難しいので注意。
ライブラリー破壊で墓地に落とす
除去した後、永遠神の投入/Enter the God-Eternals正気泥棒/Thief of Sanityで墓地に落とす。
正気泥棒で奪った場合は、唱えずに追放領域に隠しておくのも有効。
シャッフル衝動対応して除去を使う
水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsに対応して除去する。
可能性の揺らぎ/Shimmer of Possibilityなどでは結局手札に加わってしまうので注意。
打ち消し手札破壊でそもそも場に出させない
どの神にも通用するが、ビビアンのアーク弓/Vivien's Arkbow新生化/Neoformで直接場に出されるパターンにも対応できない。
野生の律動/Rhythm of the Wild時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerで打ち消しを封じられることがある。

ルール

カードの公開

  • カードを公開するかどうかは、カードを引いてカードの表面を確認した後に決める。公開するなら手札にある他のカードと混ざる前に公開すること。
    • カード・タイプは公開するかどうかとは関係ない。インスタントやソーサリーであっても公開しなくてもよいし、逆にパーマネント・カードでもそれを公開してもよい。もちろん、パーマネント・カードを公開しても何も起こらない。
  • 「各ターン」なので、他のプレイヤーのターンでもドローカードなどで最初に引いたカードを公開することができる。
  • 公開したカードは、永遠神ケフネトの能力が解決されるまで、手札で公開されたままになる。
  • カードを複数枚引く行為は常に、カードを1枚引く行為の繰り返しとみなす(CR:120.2)。たとえば、あるターンにおいてあなたがまだ一切カードを引いていない状態であなたがカードを3枚引くという呪文を唱えた場合、あなたはカードを一度に1枚ずつ引く。これにより引かれた1枚目のカードのみ、ケフネトの能力で公開してもよい。
  • 灯の分身/Spark Doubleなどでケフネトを2体以上コントロールしている場合や、奇跡を持つカードを引いた場合は、あなたはそれを望む回数公開し、それぞれの能力を誘発させてよい。
  • 何らかの呪文を唱えている間に(あるいは能力を起動している間に)カードを引いた場合、そのカードは唱える手順(起動する手順)が終了するまで裏向きのままになるが、唱える手順(起動する手順)が完了した後に、それをケフネトの能力で公開してよい(CR:401.5)。

唱えるタイミング

  • カードを公開する事で誘発型能力が誘発し、ドロー・ステップでのドローであればステップで最初に優先権を得る前、呪文や能力によってカードを引いたのであればその解決後にスタックに能力が置かれる。
  • コピーは手札に作られるため、唱えたコピーは「手札から唱えた」ことになる(CR:706.12)。
  • 能力が解決中に唱えるよう指示している(CR:608.2f)ため、優先権カード・タイプによる制約(自分メイン・フェイズスタックが空といった)とは関係なく唱える事ができる。
  • ケフネトの誘発型能力が解決中にのみ、あなたはそれを唱えることができる。あなたがその時点でそれを唱えることを望まない(または適正な対象がないなどの理由で唱えられない)場合、能力の解決後にコピーは手札から消滅する(CR:706.10a)。
  • ケフネトの誘発型能力の解決前に公開したカードが手札を離れた場合、最後の情報を元にカードのコピーが作られる。

その他の能力

関連カード

サイクル

灯争大戦サイクル。いずれも神話レア伝説のクリーチャーで、戦場から墓地追放領域に置かれたときにライブラリーの一番上から3枚目に戻る誘発型能力を持つ。

猪の祟神、イルハグ以外はゾンビで、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの配下となったアモンケット/Amonkhet神々を表している。

ストーリー

詳細はケフネト/Kefnetを参照。

参考

QR Code.gif