ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena

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2023年3月22日 (水) 00:15時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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Phyrexian Arena / ファイレクシアの闘技場 (1)(黒)(黒)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。


ネクロポーテンス/Necropotenceヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargainに続いて新たに生み出されたスーサイドドローエンジン

ライフ1点が手札1枚に化けるのは、過去に先輩たちが実証したとおり、非常に効率がいい。 アップキープに1回誘発で固定されており、複数回起動して高速ドローしたり、また逆に手札や残りライブラリーや残りライフに応じて起動せずに調節したりができなくなったため、小回りは利かなくなっているが、1枚でも多くカード引ける効果が強力であることに変わりはない。 また、先輩たちと違ってドロー・ステップ飛ばされず通常のドローを引き続き行えるので、長期的に見れば、より効率よくドローを進めることが可能。 速攻やコンボのお供には向かなくなったものの、緩やかにゲームを進める黒ないし黒入りのコントロールデッキでなら、十分に活躍できる優秀なカードである。

強力なカードでありながら制限カード禁止カードにはなっておらず、第8版第9版と続けて基本セットに再録されており、強力すぎた先輩2枚の反省を経てうまくゲームバランスが取られたドローエンジンといえる。そのためか後述するこれの調整版、変形版ともいえるカードが多数登場している。

リミテッドでも充分にプレイアブルだが、構築のようにドレイン絆魂を併用できるとは限らないため劣勢になるとライフ喪失が痛い。優勢を維持し、膠着状態を打開する役目は果たしてくれるがボムとまではいえない。

関連カード

サイクル

アポカリプスの吸命カードサイクル。アポカリプスの各色に存在するサイクルの黒版。ライフと引き換えにカードを引く誘発型能力を持つ。いずれも基本セット再録されたことがある。

主な亜種

ターン追加でドローし、ライフを失う効果を持つ亜種。特筆が無いか起動型能力でない限りアップキープ誘発して強制1点ライフロス。マナ総量を参照するものは闇の腹心/Dark Confidantを、何度でも連続起動できるものはネクロポーテンス/Necropotenceを参照。

ストーリー

アポカリプス
ファイレクシア/Phyrexiaの闘技場にて、ヨーグモス/Yawgmothに操られたジェラード/Gerrardウルザ/Urzaの首を切り落とすシーンが描かれている(イラスト)。
コンスピラシー:王位争奪
新ファイレクシア/New Phyrexiaファイレクシア人に立ち向かうコス/Kothが描かれている(イラスト)。
A spark of resistance against a tide of corruption.
押し寄せる邪悪に立ち向かう抵抗の光。
ファイレクシア:完全なる統一
ファイレクシア:完全なる統一の注目のストーリーの1枚。
シェオルドレッド/Sheoldredの闘技場にて、ジェイス/Jaceは傷ついたヴラスカ/Vraskaを救出する。すでに完成化の兆候が表れていたヴラスカは自分が手遅れであることを悟り、愛しい人に残酷な選択を迫る――この場で自分を殺すか、この場から逃げるかを。ジェイスはそのどちらでもなく、幻影によってラヴニカ/Ravnicaの景色を作り出して見せ、ヴラスカの心を救うことを選んだ。「ありがとうな。素敵だよ」「愛しています」完璧な世界の中で身体を寄せ、ふたりの唇が触れ合った――――焼けるような冷たさに幻影が砕け散り、焼け焦げたファイレクシアの空の下へふたりは戻された。サソリのような湾曲した尾が彼を貫き、愛情とともにぎらつく油を注いでいた。[2]
甘くほろ苦い瞬間が訪れてもなお、ジェイスはまだ彼の愛するものを取り戻せると信じていた。そんな瞬間こそ、ヴラスカは必要としていたのだった。「ファイレクシアの栄光のために。」彼女は囁いた。

脚注

  1. Collecting Phyrexia: All Will Be One/『ファイレクシア:完全なる統一』をコレクションする(Feature 2023年1月17日 Mike Turian著)
  2. 新ファイレクシア急襲 メインストーリー第3話:信じがたい喪失(Daily MTG 2023年1月14日)

参考

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