エルフ (デッキ)

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{{Otheruses|デッキ|クリーチャー・タイプ|エルフ}}
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{{Otheruses|[[デッキ]]|[[クリーチャー・タイプ]]|エルフ}}
 
'''エルフ'''(''Elf''/''Elves'')は、[[エルフ]]を主体とした[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]の総称。
 
'''エルフ'''(''Elf''/''Elves'')は、[[エルフ]]を主体とした[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]の総称。
  
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特に[[オンスロート・ブロック]]以降は、[[ブロック構築]]から[[エターナル]]まで、幅広い場面で見られる[[デッキタイプ]]となった。
 
特に[[オンスロート・ブロック]]以降は、[[ブロック構築]]から[[エターナル]]まで、幅広い場面で見られる[[デッキタイプ]]となった。
  
==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期==
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==イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期==
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[[鉄葉ストンピィ]]の派生デッキの一種として、[[エルフ]]を中心とした[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]が[[地雷|ローグ]]として登場した。
  
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{{#card:Pelt Collector}}
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{{#card:Elvish Clancaller}}
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{{#card:Vanquisher's Banner}}
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[[ローテーション]]で[[キランの真意号/Heart of Kiran]]や[[不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable]]等を失った枠を、[[養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer]]や[[エルフの部族呼び/Elvish Clancaller]]で埋めてエルフデッキとして変化させたもの。基本的な動きは鉄葉ストンピィと同様、[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]からの[[マナ加速]]で[[鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion]]を叩きつけて素早く[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]する戦術に変わりない。こちらはエルフの部族呼び、[[勝者の戦旗/Vanquisher's Banner]]の[[全体強化]]8枚体制によって[[マナ・クリーチャー]]も戦力にできるようになっている。
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部族デッキを組むための主要なパーツは[[基本セット2019]]期の時点で揃っていたが、エルフデッキを組むには1[[マナ]]圏の戦力が不足しており、あえてエルフを軸にする必要もなかったため[[ファンデッキ]]止まりだった。[[ラヴニカのギルド]]で[[生皮収集家/Pelt Collector]]が登場したことで穴の開いていた1マナ圏に強力な戦力を獲得し、また追加の[[引く|ドロー]]源として[[獣に囁く者/Beast Whisperer]]も手に入れたことで大きく強化された。[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031192/ スタートダッシュ・ラヴニカ! その2「エルフ・ストンピィ」(スタンダード)]も参照。
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鉄葉ストンピィから重量級のフィニッシャーを抜いて全体強化とドローエンジンを追加する構成になっている為元のデッキより更に[[煤の儀式/Ritual of Soot]]に弱い。黒マナが含まれるデッキ相手には勝者の戦旗と獣に囁く者がうまく着地できるかが重要。
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**Competitive Standard League 2018-10-29, (5-0) ([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-standard-constructed-league-2018-10-29 参考])
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**使用者:VMania
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]])
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{{#MagicFactory: df318869}}
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==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期==
 
優秀な[[エルフ]]が複数登場したことで、[[スタンダード]]でも復権を果たす。
 
優秀な[[エルフ]]が複数登場したことで、[[スタンダード]]でも復権を果たす。
  
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[[暴走の先導/Lead the Stampede]]で[[ハンド・アドバンテージ]]を確保して息切れを防ぎ、獣相のシャーマンと[[シナジー]]する[[復讐蔦/Vengevine]]を採用して[[全体除去]]への耐性を向上させている。
 
[[暴走の先導/Lead the Stampede]]で[[ハンド・アドバンテージ]]を確保して息切れを防ぎ、獣相のシャーマンと[[シナジー]]する[[復讐蔦/Vengevine]]を採用して[[全体除去]]への耐性を向上させている。
  
その他の部分は[[デッキ]]によって様々。[[エルドラージの碑/Eldrazi Monument]]を[[エンドカード]]にして[[エルドラージの碑]]に寄せたもの、エルフによる加速に加えて[[原始のタイタン/Primeval Titan]]などを採用し[[エルドラージ]]召喚を可能にした[[エルドラージ (デッキ)|エルドラージ・ランプ]]との[[ハイブリッドデッキ]](このタイプは[[エルドラージ]]に引っ掛けて'''エルフドラージ'''と呼ばれる)などのバリエーションが存在する。
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その他の部分は[[デッキ]]によって様々。[[エルドラージの碑/Eldrazi Monument]]を[[エンドカード]]にして[[エルドラージの碑]]に寄せたもの、エルフによる加速に加えて[[原始のタイタン/Primeval Titan]]などを採用し[[エルドラージ]][[召喚]]を可能にした[[エルドラージ・ランプ#ゼンディカー・ブロック期|エルドラージ・ランプ]]との[[ハイブリッドデッキ]](このタイプは[[エルドラージ]]に引っ掛けて'''エルフドラージ'''と呼ばれる)などのバリエーションが存在する。
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
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{{#MagicFactory:df305379}}
 
{{#MagicFactory:df305379}}
 
 
==ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
 
==ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
 
 
[[エルフ]]が主要[[部族 (俗称)|部族]]に選ばれたこともあり、同[[環境]]の[[黒緑ビートダウン#ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|黒緑ビートダウン]]の中にエルフを中心にしたものが登場した。
 
[[エルフ]]が主要[[部族 (俗称)|部族]]に選ばれたこともあり、同[[環境]]の[[黒緑ビートダウン#ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|黒緑ビートダウン]]の中にエルフを中心にしたものが登場した。
  
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==オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期==
 
==オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期==
 
 
[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、史上最悪の[[装備品]]として名高い[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]と組み、'''[[エルフ&ネイル]]'''が登場する。
 
[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、史上最悪の[[装備品]]として名高い[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]と組み、'''[[エルフ&ネイル]]'''が登場する。
  
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==オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期==
 
==オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期==
 
 
[[オンスロート]]期の[[スタンダード]]では、[[オンスロート・ブロック]]の[[部族 (俗称)|部族]]支援によって強化され、[[トーナメント]]レベルとなる。この頃の[[デッキ]]は'''[[エルフ・ビート]]'''と呼ばれる。
 
[[オンスロート]]期の[[スタンダード]]では、[[オンスロート・ブロック]]の[[部族 (俗称)|部族]]支援によって強化され、[[トーナメント]]レベルとなる。この頃の[[デッキ]]は'''[[エルフ・ビート]]'''と呼ばれる。
  
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==エクステンデッド==
 
==エクステンデッド==
 
===ローウィン=シャドウムーア・ブロック~ミラディンの傷跡ブロック期===
 
===ローウィン=シャドウムーア・ブロック~ミラディンの傷跡ブロック期===
 
 
もともと優秀な[[エルフ]]を多く擁する[[カードプール]]ではあったが、特に[[ミラディン包囲戦]]で[[暴走の先導/Lead the Stampede]]という[[アドバンテージ]]手段を得たことで大きく強化され、[[メタゲーム]]の上位にまで躍進した。
 
もともと優秀な[[エルフ]]を多く擁する[[カードプール]]ではあったが、特に[[ミラディン包囲戦]]で[[暴走の先導/Lead the Stampede]]という[[アドバンテージ]]手段を得たことで大きく強化され、[[メタゲーム]]の上位にまで躍進した。
  
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{{#card:Rofellos, Llanowar Emissary}}
 
{{#card:Rofellos, Llanowar Emissary}}
  
[[エルフ]]と[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]を使用する事から、[[クレイドルエルフ]]と呼ばれる事が多い。
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[[エルフ]]と[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]を使用することから、[[クレイドルエルフ]]と呼ばれることが多い。
  
 
====サンプルレシピ====
 
====サンプルレシピ====
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
|-
 
|-
|colspan="2"|''メインデッキ(60)''||colspan="2"|''サイドボード(15)''
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
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!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (25)
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (25)
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*[[サイドボード]]の多くは[[生ける願い/Living Wish]]からの[[シルバーバレット]]用に割かれている。
 
*[[サイドボード]]の多くは[[生ける願い/Living Wish]]からの[[シルバーバレット]]用に割かれている。
 
*この[[デッキ]]については[[WotC]]のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]」も参照のこと。
 
*この[[デッキ]]については[[WotC]]のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]」も参照のこと。
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==ヒストリック==
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[[ヒストリック]][[環境]]にも存在する。[[緑単色デッキ|緑単]][[タッチ]][[黒]]の構成をとる。[[ヒストリック・アンソロジー]]や[[Jumpstart]]に収録された多数の[[ロード (俗称)|ロード]]は他環境に引けを取らない。
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{{#card: Elvish Warmaster}}
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{{#card: Allosaurus Shepherd}}
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{{#card: Realmwalker}}
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===サンプルリスト===
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*備考
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**[[『カルドハイム』チャンピオンシップ]] 第56位、ヒストリック部門7勝1敗([https://magic.gg/events/kaldheim-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/khmchamps/ 参考])
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**使用者:[[Simón Arboleda Escobar]]
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*[[フォーマット]]
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**[[ヒストリック]](~[[ヒストリック・アンソロジー|ヒストリック・アンソロジー4]])
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{{#MagicFactory: df320451}}
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==モダン==
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[[モダン]]では[[フォーマット]]制定当初から[[垣間見る自然/Glimpse of Nature]]が[[禁止カード|禁止]]されており、長らく目立った成果を上げることができなかった。しかし[[タルキール龍紀伝]]から[[集合した中隊/Collected Company]]を獲得したことで大きく強化され、活躍を見せるようになった。
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{{#card:Ezuri, Renegade Leader}}
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{{#card:Collected Company}}
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各種[[マナ・クリーチャー]]や[[遺産のドルイド/Heritage Druid]]&[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]コンビで[[マナ]]を、[[エルフの幻想家/Elvish Visionary]]で[[手札]]を確保しながら[[エルフ]]を並べ、最後は[[エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid]]や[[ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx]]による大量マナから[[背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader]]の[[全体強化]][[能力]]に繋げて押し切る。
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集合した中隊と[[召喚の調べ/Chord of Calling]]という2種類の[[サーチ]][[カード]]を擁するため、[[呪文滑り/Spellskite]]や[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]などの[[メタる|メタ]]能力を持つ[[クリーチャー]]を必要に応じて[[シルバーバレット]]することができる。この点を活かすべく他の[[色]](特に[[白]])を[[タッチ]]し、採用できるクリーチャーの幅を広げているものが多い。
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===サンプルレシピ===
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====タッチ白====
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*備考
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**[[グランプリシャーロット15]] 優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpcha15 参考])
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**使用者:[[Michael Malone]]
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*[[フォーマット]]
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**[[モダン]](~[[タルキール龍紀伝]])
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{{#MagicFactory:df313514}}
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*[[メインデッキ]]は[[緑単色デッキ|緑単色]]だが、[[サイドボード]]の[[ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender]]と[[静翼のグリフ/Hushwing Gryff]]のために白がタッチされている。
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====タッチ白黒====
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*備考
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**[[グランプリオクラホマシティ15]] 第12位 ([http://magic.wizards.com/en/content/grand-prix-oklahoma-city-2015 参考])
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**使用者:[[Chris Lopez]]
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*[[フォーマット]]
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**[[モダン]](~[[マジック・オリジン]])
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{{#MagicFactory:df314695}}
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*[[黒]]をタッチして[[群れのシャーマン/Shaman of the Pack]]を採用したタイプ。サイドボードでは白もタッチされている。
  
 
==レガシー==
 
==レガシー==
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{{#card:Fyndhorn Elves}}
 
{{#card:Fyndhorn Elves}}
  
[[オンスロート]]以降の強力な[[エルフ]]をはじめとして、[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]や[[Fyndhorn Elves]]を「追加の[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]」として採用しているものが一般的。大量の[[マナ加速]]から、エルフを次々に[[展開]]し、[[全体強化]]によって押し潰す戦略が基本となる。
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[[オンスロート]]以降の強力な[[エルフ]]をはじめとして、[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]や[[フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves]]を「追加の[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]」として採用しているものが一般的。大量の[[マナ加速]]から、エルフを次々に[[展開]]し、[[全体強化]]によって押し潰す戦略が基本となる。
  
 
弱点としては、相変わらずの[[リセット]]耐性の低さや、[[宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator]]擁する[[ゴブリン (デッキ)#レガシー|ゴブリン]]と違い、[[スロット]]を[[除去]]に割きづらいことが挙げられる。加速手段として大量のエルフを用いることも、他の[[呪文]]にスロットを割けない一因である。
 
弱点としては、相変わらずの[[リセット]]耐性の低さや、[[宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator]]擁する[[ゴブリン (デッキ)#レガシー|ゴブリン]]と違い、[[スロット]]を[[除去]]に割きづらいことが挙げられる。加速手段として大量のエルフを用いることも、他の[[呪文]]にスロットを割けない一因である。
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近年では、様々なタイプに派生が進んでいる。そのいずれも、エルフの弱点である単調さや、「マナはあるが、[[ロード (俗称)|ロード]]がいなくて[[殴る]]に殴れない」といった状況を打破するための手段として研究が進んでいる。[[アタッカー]]として有用なエルフを多く用いた、一種の[[ストンピィ]]と見ることができるタイプや、大量のクリーチャーを用いることを利用し[[適者生存/Survival of the Fittest]]を搭載したタイプなどが登場している。
 
近年では、様々なタイプに派生が進んでいる。そのいずれも、エルフの弱点である単調さや、「マナはあるが、[[ロード (俗称)|ロード]]がいなくて[[殴る]]に殴れない」といった状況を打破するための手段として研究が進んでいる。[[アタッカー]]として有用なエルフを多く用いた、一種の[[ストンピィ]]と見ることができるタイプや、大量のクリーチャーを用いることを利用し[[適者生存/Survival of the Fittest]]を搭載したタイプなどが登場している。
  
*適者生存を搭載したタイプは、柔軟性を高めるため3[[色]]程度に色を増やしていることが多い。エルフ以外のクリーチャーとして、[[サバイバル]]系デッキの定番、[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]や[[憤怒/Anger]]に加え、[[サイドボード]]には[[月の大魔術師/Magus of the Moon]]、[[ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg]]などを搭載することで柔軟性が増す。また[[鏡の精体/Mirror Entity]]と[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]と[[ティタニアの僧侶/Priest of Titania]]による無限パンプアップの[[ギミック]]を搭載することもある。
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*適者生存を搭載したタイプは、柔軟性を高めるため3[[色]]程度に色を増やしていることが多い。エルフ以外のクリーチャーとして、[[サバイバル]]系デッキの定番、[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]や[[憤怒/Anger]]に加え、[[サイドボード]]には[[月の大魔術師/Magus of the Moon]]、[[ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg]]などを搭載することで柔軟性が増す。また[[鏡の精体/Mirror Entity]]と[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]と[[ティタニアの僧侶/Priest of Titania]]による無限パンプアップの[[ギミック]]を搭載することもある。しかし、適者生存は2011/01/01よりレガシーの[[禁止カード]]に指定されてしまった。
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*旧[[エクステンデッド]]と同様[[垣間見る自然/Glimpse of Nature]]を採用した[[チェイン・コンボ]]型の[[親和エルフ]]も活躍している。詳細は[[親和エルフ#レガシー|親和エルフ]]のページを参照のこと。
  
===サンプルレシピ(初期)===
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===サンプルレシピ===
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====初期====
 
*備考
 
*備考
 
**デッキ名:'''Elves!'''
 
**デッキ名:'''Elves!'''
168行: 233行:
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
|-
 
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|colspan="2"|''メインデッキ(60)''||colspan="2"|''サイドボード(15)''
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
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!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (43)
 
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (43)
191行: 257行:
 
|4||[[深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow]]||||
 
|4||[[深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow]]||||
 
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|4||[[Fyndhorn Elves]]||||
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|4||[[フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves]]||||
 
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|3||[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]]||||
 
|3||[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]]||||
210行: 276行:
 
|}
 
|}
  
*なんとも驚きの[[レガシー]]版“純”エルフデッキ。[[マナ加速]]から[[手札]]補充、[[全体強化]]に至るまでほとんどの[[呪文]]がエルフである。[[メインデッキ]]の非エルフ呪文は[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]のみ。
+
*[[レガシー]]環境初期の“純”エルフデッキ。[[マナ加速]]から[[手札]]補充、[[全体強化]]に至るまでほとんどの[[呪文]]がエルフである。[[メインデッキ]]の非エルフ呪文は[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]のみ。
  
===サンプルレシピ(イーブンタイド後)===
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====イーブンタイド後====
 
*備考
 
*備考
 
**[[レガシー選手権08]] ベスト8
 
**[[レガシー選手権08]] ベスト8
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|1||[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]
 
|1||[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]
 
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|3||[[Fyndhorn Elves]]
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|3||[[フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves]]
 
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|4||[[遺産のドルイド/Heritage Druid]]
 
|4||[[遺産のドルイド/Heritage Druid]]
277行: 343行:
  
 
*[[スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite]]をはじめ、[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]や[[レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher]]などにより、従来の[[システムクリーチャー]]を多用する構成から、純粋な[[殴り合い]]にも若干耐性のある構成をとっている。また、[[ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald]]からの[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]などの[[ギミック]]も特徴的。
 
*[[スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite]]をはじめ、[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]や[[レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher]]などにより、従来の[[システムクリーチャー]]を多用する構成から、純粋な[[殴り合い]]にも若干耐性のある構成をとっている。また、[[ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald]]からの[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]などの[[ギミック]]も特徴的。
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==パウパー==
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[[マナ加速]]用のエルフは[[コモン]]に多いことから、[[パウパー]]でも一定数見られる。
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{{#card:Priest of Titania}}
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{{#card:Birchlore Rangers}}
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[[アンコモン]]の[[遺産のドルイド/Heritage Druid]]こそ使用不可であるが、[[樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers]]と[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]の組み合わせは健在。[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]と[[ティタニアの僧侶/Priest of Titania]]の組み合わせもあるのでマナは有り余るほど出る。そのマナから[[リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster]]や[[森林守りのエルフ/Timberwatch Elf]]、[[エルフの枝曲げ/Elvish Branchbender]]や[[エルフの先兵/Elvish Vanguard]]([[エターナルマスターズ]]以降)といったエルフの数が重要なエルフたちを高速展開する。[[バーン#パウパー|バーン]]や[[ストンピィ#パウパー|ストンピィ]]などが相手なら[[幸運を祈る者/Wellwisher]]も事実上の勝ち手段となり得るだろう。豊富なマナとクリーチャーの頭数を活かして[[ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow]]を[[除去]]の手段にするなど、柔軟な戦略を取れる。
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 +
[[引く|ドロー]]手段として[[青]]をタッチしての[[遠くの旋律/Distant Melody]]が長らく主流であったが、[[アイコニックマスターズ]]にて[[暴走の先導/Lead the Stampede]]がコモンで収録されたことから、現在では緑単色での構築が可能となっている。
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弱点はやはり[[全体除去]]。パウパーは全体除去の少ない環境であるが、[[電謀/Electrickery]]のような[[タフネス]]1のクリーチャーを狙い撃ちにするカードはそれなりにあり、タフネス1を多用するこのデッキにとっては致命傷になるので[[飛行]]対策も兼ねて[[蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor]]を採用することもある。それでも[[墓所のネズミ/Crypt Rats]]や[[クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman]]あたりはどうしようもないので、なかなか[[トップメタ]]まで上り詰めるまでは至らなかった。
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 +
しかし、遠くの旋律が暴走の先導に置き換わったことで全体除去後のリカバリーが可能になり、[[島/Island]]と[[森のレインジャー/Sylvan Ranger]]を使わなくてもよくなり安定性も向上。当時トップメタだったストンピィに相性が良いこともあり、一大勢力となった。
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===サンプルレシピ===
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====初期型====
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*備考
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**Pauper Challenge #809767 on 12/26/2009 2nd Place([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/809767 参考])
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**使用者:brian e
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*[[フォーマット]]
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**[[パウパー]](~[[エクソダス]])
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 +
{{#MagicFactory:df313209}}
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====タッチ青====
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*備考
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**Pauper Premier Event #6767373 on 02/24/2014 3rd Place([http://www.wizards.com/Magic/digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/6767373 参考])
 +
**使用者:cjlack92
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[神々の軍勢]])
 +
 +
{{#MagicFactory:df311700}}
 +
*[[ウィー=ゼロックス#Pauper|ウィー=ゼロックス]]すら霞む60枚デッキでの[[土地]]13枚。マナ加速への自信の表れと言える。
 +
 +
====緑単====
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*備考
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**Pauper Daily #8046338 on 03/06/2015 4-0([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2015-03-07 参考])
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**使用者:gravebornMews
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]] (~[[運命再編]])
 +
 +
{{#MagicFactory:df312617}}
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*緑単色のタイプ。こちらはそれ以上に少なくなんと土地10枚。
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*ティタニアの僧侶による大量マナや遠くの旋律による大量ドローは採用せず、[[森林守りのエルフ/Timberwatch Elf]]や[[エルフの枝曲げ/Elvish Branchbender]]で大型クリーチャーを調達し殴り倒すのが勝ち筋となる。
 +
 +
==== 緑単(アイコニックマスターズ後)  ====
 +
* 備考
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** Pauper Constructed League on 12/22/2017 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-constructed-league-2017-12-22 参考])
 +
** 使用者: Lacerdas
 +
* [[フォーマット]]
 +
** [[パウパー]](〜[[アイコニックマスターズ]])
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 +
{{#MagicFactory:df318307}}
 +
* [[暴走の先導/Lead the Stampede]]獲得後のリスト。[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]が0枚になり、数で押す構成が徹底されている。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!] ([[WotC]])
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!] ([[WotC]])
 +
* [http://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0019112/ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:エルフ(Pauper)]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 +
 +
{{DEFAULTSORT:えるふ}}
 +
[[Category:緑単色デッキ]]
 +
[[Category:ビートダウンデッキ]]
 +
[[Category:部族デッキ]]
 +
[[Category:緑単ビートダウンデッキ]]
 +
[[Category:スタンダードデッキ]]
 +
[[Category:エクステンデッドデッキ]]
 +
[[Category:ヒストリックデッキ]]
 +
[[Category:モダンデッキ]]
 +
[[Category:レガシーデッキ]]
 +
[[Category:パウパーデッキ]]

2021年3月30日 (火) 09:24時点における最新版

エルフ(Elf/Elves)は、エルフを主体とした部族デッキの総称。

目次

[編集] 概要


Priest of Titania / ティタニアの僧侶 (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):戦場に出ているエルフ(Elf)1つにつき(緑)を加える。

1/1


Wirewood Symbiote / ワイアウッドの共生虫 (緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

あなたがコントロールするエルフ(Elf)1体をオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。

1/1

小型展開しやすいエルフを大量に、それも高速で戦場に並べ、その物量とマナ・アドバンテージ対戦相手を圧倒する。これだけ大量のクリーチャーマナを同時に確保できるデッキは少なく、ならではということで病みつきになる人も多い。

エルフ達は基本的に小粒でありカードパワーで押し切るのが難しいため、全体強化手段か別途フィニッシャーを用意するのが普通である。また、展開力に非常に長けるがゆえに、全体除去に脆いのも共通した弱点である。

特にオンスロート・ブロック以降は、ブロック構築からエターナルまで、幅広い場面で見られるデッキタイプとなった。

[編集] イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期

鉄葉ストンピィの派生デッキの一種として、エルフを中心とした部族デッキローグとして登場した。


Pelt Collector / 生皮収集家 (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)

あなたがコントロールしている他のクリーチャーが1体戦場に出るか死亡するたび、そのクリーチャーのパワーが生皮収集家よりも大きい場合、生皮収集家の上に+1/+1カウンターを1個置く。
生皮収集家の上に+1/+1カウンターが3個以上置かれているかぎり、これはトランプルを持つ。

1/1


Elvish Clancaller / エルフの部族呼び (緑)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

あなたがコントロールしている他のエルフ(Elf)は+1/+1の修整を受ける。
(4)(緑)(緑),(T):あなたのライブラリーから《エルフの部族呼び/Elvish Clancaller》という名前のカード1枚を探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。

1/1


Vanquisher's Banner / 勝者の戦旗 (5)
アーティファクト

勝者の戦旗が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
あなたがコントロールしているその選ばれたタイプを持つクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたがその選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。


ローテーションキランの真意号/Heart of Kiran不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable等を失った枠を、養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturerエルフの部族呼び/Elvish Clancallerで埋めてエルフデッキとして変化させたもの。基本的な動きは鉄葉ストンピィと同様、ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesからのマナ加速鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Championを叩きつけて素早くビートダウンする戦術に変わりない。こちらはエルフの部族呼び、勝者の戦旗/Vanquisher's Banner全体強化8枚体制によってマナ・クリーチャーも戦力にできるようになっている。

部族デッキを組むための主要なパーツは基本セット2019期の時点で揃っていたが、エルフデッキを組むには1マナ圏の戦力が不足しており、あえてエルフを軸にする必要もなかったためファンデッキ止まりだった。ラヴニカのギルド生皮収集家/Pelt Collectorが登場したことで穴の開いていた1マナ圏に強力な戦力を獲得し、また追加のドロー源として獣に囁く者/Beast Whispererも手に入れたことで大きく強化された。スタートダッシュ・ラヴニカ! その2「エルフ・ストンピィ」(スタンダード)も参照。

鉄葉ストンピィから重量級のフィニッシャーを抜いて全体強化とドローエンジンを追加する構成になっている為元のデッキより更に煤の儀式/Ritual of Sootに弱い。黒マナが含まれるデッキ相手には勝者の戦旗と獣に囁く者がうまく着地できるかが重要。

[編集] サンプルレシピ

Elfball [1]
土地 (20)
20 森/Forest
クリーチャー (32)
4 獣に囁く者/Beast Whisperer
4 僧帽地帯のドルイド/Druid of the Cowl
4 エルフの部族呼び/Elvish Clancaller
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer
4 生皮収集家/Pelt Collector
4 鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion
4 茨の副官/Thorn Lieutenant
呪文 (8)
1 ビビアン・リード/Vivien Reid
3 冒険の衝動/Adventurous Impulse
4 勝者の戦旗/Vanquisher's Banner
サイドボード (15)
2 ビビアン・リード/Vivien Reid
3 金剛牝馬/Diamond Mare
3 再利用の賢者/Reclamation Sage
3 形成師の聖域/Shapers' Sanctuary
4 蔦草牝馬/Vine Mare


[編集] ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期

優秀なエルフが複数登場したことで、スタンダードでも復権を果たす。


Arbor Elf / 東屋のエルフ (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):森(Forest)1つを対象とし、それをアンタップする。

1/1


Fauna Shaman / 獣相のシャーマン (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)

(緑),(T),クリーチャー・カード1枚を捨てる:あなたのライブラリーからクリーチャー・カード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。

2/2


Elvish Archdruid / エルフの大ドルイド (1)(緑)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

あなたがコントロールする他のエルフ(Elf)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(T):あなたがコントロールするエルフ1つにつき(緑)を加える。

2/2

ラノワールのエルフ/Llanowar Elves東屋のエルフ/Arbor Elfジョラーガの樹語り/Joraga Treespeakerといったマナ・エルフを高速で並べて猛烈にマナ・ブースト獣相のシャーマン/Fauna Shamanで必要なエルフをサーチし、エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid等で全体強化して一気に押し切る。

暴走の先導/Lead the Stampedeハンド・アドバンテージを確保して息切れを防ぎ、獣相のシャーマンとシナジーする復讐蔦/Vengevineを採用して全体除去への耐性を向上させている。

その他の部分はデッキによって様々。エルドラージの碑/Eldrazi Monumentエンドカードにしてエルドラージの碑に寄せたもの、エルフによる加速に加えて原始のタイタン/Primeval Titanなどを採用しエルドラージ召喚を可能にしたエルドラージ・ランプとのハイブリッドデッキ(このタイプはエルドラージに引っ掛けてエルフドラージと呼ばれる)などのバリエーションが存在する。

[編集] サンプルレシピ

Elves [2]
土地 (20)
20 森/Forest
クリーチャー (36)
4 東屋のエルフ/Arbor Elf
4 銅角笛の斥候/Copperhorn Scout
4 エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid
4 背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader
4 獣相のシャーマン/Fauna Shaman
4 ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker
2 ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
2 森のレインジャー/Sylvan Ranger
3 復讐蔦/Vengevine
1 狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental
呪文 (4)
4 暴走の先導/Lead the Stampede
サイドボード (15)
1 忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
1 皮背のベイロス/Leatherback Baloth
4 活力の力線/Leyline of Vitality
3 自然の要求/Nature's Claim
1 強情なベイロス/Obstinate Baloth
3 呪文滑り/Spellskite
2 ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter

[編集] ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

エルフが主要部族に選ばれたこともあり、同環境黒緑ビートダウンの中にエルフを中心にしたものが登場した。


Wren's Run Vanquisher / レンの地の克服者 (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)

この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたの手札にあるエルフ(Elf)・カードを1枚公開するか(3)を支払う。
接死(これが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)

3/3


Profane Command / 不敬の命令 (X)(黒)(黒)
ソーサリー

以下から2つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失う。
・あなたの墓地にある、マナ総量がX以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。
・クリーチャーを最大X体まで対象とする。ターン終了時まで、それらは畏怖を得る。(それらは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)


詳細は黒緑エルフを参照のこと。

また、それとは別路線で、遺産のドルイド/Heritage Druidの爆発力を活かした親和エルフも登場、こちらも一定の戦果をあげている。


Heritage Druid / 遺産のドルイド (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

あなたがコントロールするアンタップ状態のエルフ(Elf)3つをタップする:(緑)(緑)(緑)を加える。

1/1

[編集] オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期

ミラディン・ブロック期のスタンダードでは、史上最悪の装備品として名高い頭蓋骨絞め/Skullclampと組み、エルフ&ネイルが登場する。


Skullclamp / 頭蓋骨絞め (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが死亡するたび、カードを2枚引く。
装備(1)((1):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。このカードはつけられていない状態で戦場に出て、クリーチャーが戦場を離れても戦場に残る。)



Tooth and Nail / 歯と爪 (5)(緑)(緑)
ソーサリー

以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
・あなたの手札からクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。
双呪(2)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)


[編集] オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期

オンスロート期のスタンダードでは、オンスロート・ブロック部族支援によって強化され、トーナメントレベルとなる。この頃のデッキエルフ・ビートと呼ばれる。


Timberwatch Elf / 森林守りのエルフ (2)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf)

(T):クリーチャー1体を対象とする。それは、ターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは、戦場に出ているエルフ(Elf)の数である。

1/2


Caller of the Claw / 鉤爪の統率者 (2)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf)

瞬速
鉤爪の統率者が戦場に出たとき、このターン戦場からあなたの墓地に置かれたトークンでないクリーチャー1体につき、緑の2/2の熊(Bear)クリーチャー・トークンを1体生成する。

2/2

[編集] エクステンデッド

[編集] ローウィン=シャドウムーア・ブロック~ミラディンの傷跡ブロック期

もともと優秀なエルフを多く擁するカードプールではあったが、特にミラディン包囲戦暴走の先導/Lead the Stampedeというアドバンテージ手段を得たことで大きく強化され、メタゲームの上位にまで躍進した。


Elvish Archdruid / エルフの大ドルイド (1)(緑)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

あなたがコントロールする他のエルフ(Elf)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(T):あなたがコントロールするエルフ1つにつき(緑)を加える。

2/2


Lead the Stampede / 暴走の先導 (2)(緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚見る。あなたはその中から望む枚数のクリーチャー・カードを公開してもよい。それらの公開したカードをあなたの手札に加える。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。


ラノワールのエルフ/Llanowar Elves東屋のエルフ/Arbor Elfなどのマナ・クリーチャーからエルフの大ドルイド/Elvish Archdruidジョラーガの戦呼び/Joraga Warcallerといった様々なロード展開強化された大量のエルフ達で速やかに勝負を決めるエルフらしいエルフ。

親和エルフからは遺産のドルイド/Heritage Druidイラクサの歩哨/Nettle Sentinelコンビが受け継がれている。また献身のドルイド/Devoted Druid2体と背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leaderによる無限マナ無限強化コンボが搭載されることも。

その爆発力は環境随一だが、全体除去に非常に弱く、マッチ2ゲーム目以降は苦しい戦いを強いられることが多い。グランプリ神戸11では参加者数4位を誇るも、2日目に駒を進めたデッキはごくわずかであった。

[編集] オンスロート・ブロック~アラーラの断片ブロック期

モーニングタイド期のスタンダードではローグデッキのひとつに過ぎなかった親和エルフが劇的に強化され、プロツアーベルリン08では上位を独占している。


Heritage Druid / 遺産のドルイド (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

あなたがコントロールするアンタップ状態のエルフ(Elf)3つをタップする:(緑)(緑)(緑)を加える。

1/1

[編集] テンペスト・ブロック~オンスロート・ブロック期

ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissaryを並べ、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleなどによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。


Llanowar Elves / ラノワールのエルフ (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):(緑)を加える。

1/1


Rofellos, Llanowar Emissary / ラノワールの使者ロフェロス (緑)(緑)
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):あなたがコントロールする森(Forest)1つにつき(緑)を加える。

2/1

エルフガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleを使用することから、クレイドルエルフと呼ばれることが多い。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60) サイドボード
クリーチャー (25) 3 繁殖力/Fecundity
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves 1 エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist
4 極楽鳥/Birds of Paradise 1 黄塵地帯/Dust Bowl
3 錯乱した隠遁者/Deranged Hermit 3 束縛/Bind
1 エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist 1 ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
3 貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth 1 起源/Genesis
4 ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary 1 マスティコア/Masticore
3 スカイシュラウドの密猟者/Skyshroud Poacher 1 帰化/Naturalize
3 マスティコア/Masticore 1 スパイクの飼育係/Spike Feeder
呪文 (12) 1 系図の石版/Slate of Ancestry
4 獣群の呼び声/Call of the Herd 1 ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan
4 生ける願い/Living Wish
2 帰化/Naturalize
2 系図の石版/Slate of Ancestry
土地 (23)
2 黄塵地帯/Dust Bowl
18 森/Forest
3 ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle

[編集] ヒストリック

ヒストリック環境にも存在する。緑単タッチの構成をとる。ヒストリック・アンソロジーJumpstartに収録された多数のロードは他環境に引けを取らない。


Elvish Warmaster / エルフの戦練者 (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)

他のエルフ(Elf)1体以上があなたのコントロール下で戦場に出るたび、緑の1/1のエルフ・戦士(Warrior)クリーチャー・トークン1体を生成する。この能力は、毎ターン1回のみ誘発する。
(5)(緑)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのエルフは+2/+2の修整を受け接死を得る。

2/2


Allosaurus Shepherd / アロサウルス飼い (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)

この呪文は打ち消されない。
あなたがコントロールしている緑の呪文は打ち消されない。
(4)(緑)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしているエルフ(Elf)・クリーチャーの基本のパワーとタフネスは5/5になり、それの他のクリーチャー・タイプに加えて恐竜(Dinosaur)になる。

1/1


Realmwalker / 領界渡り (2)(緑)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

多相(このカードはすべてのクリーチャー・タイプである。)
領界渡りが戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
あなたはいつでもあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。
あなたはあなたのライブラリーの一番上からその選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えてもよい。

2/3

[編集] サンプルリスト

Elves [3]
土地 (21)
4 花盛りの湿地/Blooming Marsh
4 闇孔の小道/Darkbore Pathway
9 森/Forest
4 草むした墓/Overgrown Tomb
クリーチャー (35)
3 アロサウルス飼い/Allosaurus Shepherd
4 ドゥイネンの精鋭/Dwynen's Elite
4 エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid
4 エルフの部族呼び/Elvish Clancaller
4 エルフの戦練者/Elvish Warmaster
4 傲慢な完全者/Imperious Perfect
2 ヤスペラの歩哨/Jaspera Sentinel
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 領界渡り/Realmwalker
2 スケムファーの報復者/Skemfar Avenger
呪文 (4)
4 集合した中隊/Collected Company
サイドボード (15)
2 激しい恐怖/Crippling Fear
1 祖先の象徴/Icon of Ancestry
3 再利用の賢者/Reclamation Sage
1 漁る軟泥/Scavenging Ooze
4 形成師の聖域/Shapers' Sanctuary
4 思考囲い/Thoughtseize

[編集] モダン

モダンではフォーマット制定当初から垣間見る自然/Glimpse of Nature禁止されており、長らく目立った成果を上げることができなかった。しかしタルキール龍紀伝から集合した中隊/Collected Companyを獲得したことで大きく強化され、活躍を見せるようになった。


Ezuri, Renegade Leader / 背教の主導者、エズーリ (1)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)

(緑):他のエルフ(Elf)1体を対象とし、それを再生する。
(2)(緑)(緑)(緑):あなたがコントロールするエルフ・クリーチャーは、ターン終了時まで+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。

2/2


Collected Company / 集合した中隊 (3)(緑)
インスタント

あなたのライブラリーの一番上から6枚のカードを見る。その中から、マナ総量が3以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。


各種マナ・クリーチャー遺産のドルイド/Heritage Druidイラクサの歩哨/Nettle Sentinelコンビでマナを、エルフの幻想家/Elvish Visionary手札を確保しながらエルフを並べ、最後はエルフの大ドルイド/Elvish Archdruidニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyxによる大量マナから背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader全体強化能力に繋げて押し切る。

集合した中隊と召喚の調べ/Chord of Callingという2種類のサーチカードを擁するため、呪文滑り/Spellskite漁る軟泥/Scavenging Oozeなどのメタ能力を持つクリーチャーを必要に応じてシルバーバレットすることができる。この点を活かすべく他の(特に)をタッチし、採用できるクリーチャーの幅を広げているものが多い。

[編集] サンプルレシピ

[編集] タッチ白

Elves [4]
土地 (18)
5 森/Forest
4 剃刀境の茂み/Razorverge Thicket
4 魂の洞窟/Cavern of Souls
3 ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
クリーチャー (34)
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
4 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 遺産のドルイド/Heritage Druid
4 エルフの幻想家/Elvish Visionary
4 エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid
3 背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader
1 呪文滑り/Spellskite
1 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 獣相のシャーマン/Fauna Shaman
1 永遠の証人/Eternal Witness
1 再利用の賢者/Reclamation Sage
1 エルフのチャンピオン/Elvish Champion
1 スラーグ牙/Thragtusk
呪文 (8)
4 集合した中隊/Collected Company
4 召喚の調べ/Chord of Calling
サイドボード (15)
1 呪文滑り/Spellskite
1 再利用の賢者/Reclamation Sage
3 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
3 内にいる獣/Beast Within
2 引き裂く突風/Fracturing Gust
2 四肢切断/Dismember
1 ナイレアの弓/Bow of Nylea
1 静翼のグリフ/Hushwing Gryff
1 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender

[編集] タッチ白黒

Elves(Modern) [5]
土地 (18)
4 魂の洞窟/Cavern of Souls
2 草むした墓/Overgrown Tomb
1 寺院の庭/Temple Garden
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
3 森/Forest
2 地平線の梢/Horizon Canopy
3 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (33)
4 遺産のドルイド/Heritage Druid
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
4 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
3 エルフの幻想家/Elvish Visionary
2 ドゥイネンの精鋭/Dwynen's Elite
1 呪文滑り/Spellskite
4 エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid
2 背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader
1 エルフのチャンピオン/Elvish Champion
4 群れのシャーマン/Shaman of the Pack
呪文 (9)
2 暴走の先導/Lead the Stampede
4 集合した中隊/Collected Company
3 召喚の調べ/Chord of Calling
サイドボード (15)
1 呪文滑り/Spellskite
1 臓物の予見者/Viscera Seer
1 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
1 再利用の賢者/Reclamation Sage
1 永遠の証人/Eternal Witness
2 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
2 シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast
2 四肢切断/Dismember
2 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
2 引き裂く突風/Fracturing Gust

[編集] レガシー

レガシーでも一定の勢力が見られるデッキである。


Quirion Ranger / クウィリーオン・レインジャー (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) レインジャー(Ranger)

あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。

1/1


Fyndhorn Elves / フィンドホーンのエルフ (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):(緑)を加える。

1/1

オンスロート以降の強力なエルフをはじめとして、クウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerフィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elvesを「追加のラノワールのエルフ/Llanowar Elves」として採用しているものが一般的。大量のマナ加速から、エルフを次々に展開し、全体強化によって押し潰す戦略が基本となる。

弱点としては、相変わらずのリセット耐性の低さや、宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator擁するゴブリンと違い、スロット除去に割きづらいことが挙げられる。加速手段として大量のエルフを用いることも、他の呪文にスロットを割けない一因である。

近年では、様々なタイプに派生が進んでいる。そのいずれも、エルフの弱点である単調さや、「マナはあるが、ロードがいなくて殴るに殴れない」といった状況を打破するための手段として研究が進んでいる。アタッカーとして有用なエルフを多く用いた、一種のストンピィと見ることができるタイプや、大量のクリーチャーを用いることを利用し適者生存/Survival of the Fittestを搭載したタイプなどが登場している。

[編集] サンプルレシピ

[編集] 初期

メインデッキ (60) サイドボード
クリーチャー (43) 4 繁殖力/Fecundity
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves 4 ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot
4 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger 4 津波/Tsunami
4 ティタニアの僧侶/Priest of Titania 3 エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist
4 血統のシャーマン/Bloodline Shaman
4 ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote
4 部族の腕力魔道士/Tribal Forcemage
4 森の伝書使/Sylvan Messenger
4 宝石の手の徘徊者/Gempalm Strider
4 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
4 フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves
3 エルフのチャンピオン/Elvish Champion
呪文 (0)
土地 (17)
2 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
2 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
9 森/Forest
4 ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle

[編集] イーブンタイド後

メインデッキ (60)
クリーチャー (41)
1 鉤爪の統率者/Caller of the Claw
1 カメレオンの巨像/Chameleon Colossus
3 フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves
4 遺産のドルイド/Heritage Druid
4 傲慢な完全者/Imperious Perfect
3 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
3 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
3 スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite
4 森の伝書使/Sylvan Messenger
3 ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald
4 狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shaman
4 レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher
プレインズウォーカー (2)
2 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
土地 (17)
7 森/Forest
2 ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
サイドボード
4 クローサの掌握/Krosan Grip
3 真髄の針/Pithing Needle
4 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte

[編集] パウパー

マナ加速用のエルフはコモンに多いことから、パウパーでも一定数見られる。


Priest of Titania / ティタニアの僧侶 (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):戦場に出ているエルフ(Elf)1つにつき(緑)を加える。

1/1


Birchlore Rangers / 樺の知識のレインジャー (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid) レインジャー(Ranger)

あなたがコントロールするアンタップ状態のエルフ(Elf)を2体タップする:好きな色のマナ1点を加える。
変異(緑)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)

1/1

アンコモン遺産のドルイド/Heritage Druidこそ使用不可であるが、樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangersイラクサの歩哨/Nettle Sentinelの組み合わせは健在。クウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerティタニアの僧侶/Priest of Titaniaの組み合わせもあるのでマナは有り余るほど出る。そのマナからリス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster森林守りのエルフ/Timberwatch Elfエルフの枝曲げ/Elvish Branchbenderエルフの先兵/Elvish Vanguardエターナルマスターズ以降)といったエルフの数が重要なエルフたちを高速展開する。バーンストンピィなどが相手なら幸運を祈る者/Wellwisherも事実上の勝ち手段となり得るだろう。豊富なマナとクリーチャーの頭数を活かしてヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow除去の手段にするなど、柔軟な戦略を取れる。

ドロー手段としてをタッチしての遠くの旋律/Distant Melodyが長らく主流であったが、アイコニックマスターズにて暴走の先導/Lead the Stampedeがコモンで収録されたことから、現在では緑単色での構築が可能となっている。

弱点はやはり全体除去。パウパーは全体除去の少ない環境であるが、電謀/Electrickeryのようなタフネス1のクリーチャーを狙い撃ちにするカードはそれなりにあり、タフネス1を多用するこのデッキにとっては致命傷になるので飛行対策も兼ねて蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armorを採用することもある。それでも墓所のネズミ/Crypt Ratsクラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shamanあたりはどうしようもないので、なかなかトップメタまで上り詰めるまでは至らなかった。

しかし、遠くの旋律が暴走の先導に置き換わったことで全体除去後のリカバリーが可能になり、島/Island森のレインジャー/Sylvan Rangerを使わなくてもよくなり安定性も向上。当時トップメタだったストンピィに相性が良いこともあり、一大勢力となった。

[編集] サンプルレシピ

[編集] 初期型

Elves(Pauper) [6]
土地 (16)
11 森/Forest
1 島/Island
4 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (40)
4 樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers
4 エルフの枝曲げ/Elvish Branchbender
4 エルフの幻想家/Elvish Visionary
4 フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
4 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
4 森林守りのエルフ/Timberwatch Elf
4 幸運を祈る者/Wellwisher
呪文 (4)
4 遠くの旋律/Distant Melody
サイドボード (15)
4 本質の管理人/Essence Warden
4 滋養/Nourish
4 Thermokarst
3 活力の覆い/Wrap in Vigor

[編集] タッチ青

Pauper Elves [7]
土地 (13)
12 森/Forest
1 島/Island
クリーチャー (39)
4 樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers
3 エルフの神秘家/Elvish Mystic
2 フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves
3 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
4 ティタニアの僧侶/Priest of Titania
4 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
3 森のレインジャー/Sylvan Ranger
4 森林守りのエルフ/Timberwatch Elf
4 幸運を祈る者/Wellwisher
呪文 (8)
4 遠くの旋律/Distant Melody
2 蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor
2 ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow
サイドボード (15)
3 上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage
2 心の管理人/Heart Warden
2 一瞬の平和/Moment's Peace
4 散弾の射手/Scattershot Archer
4 Thermokarst

[編集] 緑単

Elves(Pauper) [8]
土地 (10)
10 森/Forest
クリーチャー (33)
2 エルフの枝曲げ/Elvish Branchbender
4 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 エルフの幻想家/Elvish Visionary
2 本質の管理人/Essence Warden
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
3 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
4 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
3 安寧砦の精鋭/Safehold Elite
3 散弾の射手/Scattershot Archer
4 森林守りのエルフ/Timberwatch Elf
呪文 (17)
4 ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
4 土地譲渡/Land Grant
3 魔力変/Manamorphose
3 怨恨/Rancor
3 蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor
サイドボード (15)
3 ブラストダーム/Blastoderm
3 上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage
2 本質の管理人/Essence Warden
2 ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow
2 幸運を祈る者/Wellwisher
1 蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor
1 夜の土/Night Soil
1 大祖始の遺産/Relic of Progenitus

[編集] 緑単(アイコニックマスターズ後)

Elves [9]
土地 (14)
14 森/Forest
クリーチャー (41)
2 樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers
2 エルフの枝曲げ/Elvish Branchbender
3 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 エルフの先兵/Elvish Vanguard
4 エルフの幻想家/Elvish Visionary
3 フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves
3 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster
4 ティタニアの僧侶/Priest of Titania
4 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
4 森林守りのエルフ/Timberwatch Elf
4 幸運を祈る者/Wellwisher
呪文 (5)
4 暴走の先導/Lead the Stampede
1 ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow
サイドボード (15)
1 空への斉射/Aerial Volley
2 本質の管理人/Essence Warden
2 帰化/Naturalize
2 滋養/Nourish
2 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
2 散弾の射手/Scattershot Archer
2 もつれ/Tangle
2 活力の覆い/Wrap in Vigor

[編集] 参考

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