合体カード

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*合体カードは両面カードの一種である。[[巨大化した害獣/Overgrown Pest]]などの両面カードを参照する効果によって参照される。
 
*合体カードを見ることのできるプレイヤーは、その第1面と第2面を見てもよい。プレイヤーはいつでも、合体する2枚のカードのもう一方のオラクルや、組み合わせた第2面のオラクルを参照してもよい({{CR|108.1}})。
 
*合体カードを見ることのできるプレイヤーは、その第1面と第2面を見てもよい。プレイヤーはいつでも、合体する2枚のカードのもう一方のオラクルや、組み合わせた第2面のオラクルを参照してもよい({{CR|108.1}})。
 
*両面カードと異なり、合体カードは一度追放された後で合体するので、合体したターンは[[召喚酔い]]状態である。[[クリーチャー]]ならば[[速攻]]を持たないかぎり、攻撃できない。
 
*両面カードと異なり、合体カードは一度追放された後で合体するので、合体したターンは[[召喚酔い]]状態である。[[クリーチャー]]ならば[[速攻]]を持たないかぎり、攻撃できない。

2024年5月14日 (火) 23:42時点における最新版

合体カード/Meld Cardとは、異界月で初登場した両面カード群の呼称。

目次

[編集] 解説

通常の表面を持つ2枚のカードが特定の条件が揃うと合体し、2枚のカードの第2面を合わせて1枚の大判カードとなる。他の両面カードと同様、裏面が「デッキマスター」デザインになっていないカードである。


Gisela, the Broken Blade / 折れた刃、ギセラ (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel) ホラー(Horror)

飛行、先制攻撃、絆魂
あなたの終了ステップの開始時に、あなたが折れた刃、ギセラと《消えゆく光、ブルーナ/Bruna, the Fading Light》という名前のクリーチャーを1体コントロールしているとともにそれらのオーナーである場合、それらを追放し、その後それらを《悪夢の声、ブリセラ/Brisela, Voice of Nightmares》へと合体させる。

4/3


Bruna, the Fading Light / 消えゆく光、ブルーナ (5)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel) ホラー(Horror)

あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたの墓地から天使(Angel)クリーチャー・カード1枚か人間(Human)クリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれを戦場に戻してもよい。
飛行、警戒
(《折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade》と合体する。)

5/7
Brisela, Voice of Nightmares / 悪夢の声、ブリセラ
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) 天使(Angel)

飛行、先制攻撃、警戒、絆魂
あなたの対戦相手は、マナ総量が3以下の呪文を唱えられない。

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[編集] ルール

合体カードは、第1面(正面)と、合体後のカードの上半分か下半分である第2面(背面)を持つ。どのカードが組み合わさるかは総合ルールで規定されている。

第1面 第2面
折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade 悪夢の声、ブリセラ/Brisela, Voice of Nightmares
消えゆく光、ブルーナ/Bruna, the Fading Light
墓ネズミ/Graf Rats 騒がしい徒党/Chittering Host
夜深の死体あさり/Midnight Scavengers
ハンウィアー守備隊/Hanweir Garrison のたうつ居住区、ハンウィアー/Hanweir, the Writhing Township
ハンウィアーの要塞/Hanweir Battlements
ファイレクシアのドラゴン・エンジン/Phyrexian Dragon Engine ファイレクシアに下りし者、ミシュラ/Mishra, Lost to Phyrexia
ギックスに拾われし者、ミシュラ/Mishra, Claimed by Gix
マイトストーンとウィークストーン/The Mightstone and Weakstone プレインズウォーカー、ウルザ/Urza, Planeswalker
護国卿、ウルザ/Urza, Lord Protector
自然の聖域、アルゴス/Argoth, Sanctum of Nature ガイアの具現、ティタニア/Titania, Gaea Incarnate
ガイアの声、ティタニア/Titania, Voice of Gaea

[編集] デッキに入れる場合

合体カードがライブラリー手札といった非公開領域にあるとき、同じ領域にある他のカードと区別が付かないようにしなければならない。それゆえ合体カードをデッキに入れる場合、完全に不透明なスリーブを用いるか、差し替えカードを使わなければならない。

  • 差し替えカードに関する基本的なルールは差し替えカード#ルールを参照。
    • 特定の合体カードを差し替えカードで表す場合、その特定のカードについてデッキ内のすべての合体カードを差し替えカードで表さなければならない(マジック・イベント規定)。
    • デッキに4枚の差し替えカードを入れて1枚しかない合体カードを使いまわすような水増しはできない。差し替えカード1枚が合体カード1枚の代用品である。
  • トーナメントでは、スリーブが透けていて区別が付く状態になっていると、故意の違反として失格処分となる可能性があるので注意。マークドの項も参照。

[編集] 特性

合体カードは第1面と合体後の第2面を組み合わせた状態でそれぞれに独立した一連の特性を持つ。合体カードがゲームの外部にある場合や、戦場以外の領域にある間や、第1面を表にして戦場にある間は、それはその第1面の特性のみを持つ。合体カードの第2面は、その組を基にした合体したパーマネントの特性を参照するためにだけ使われる。

合体する組を構成する2枚のカードが1つの合体したパーマネントとして戦場にある間は、それらのカードによって表される1つのオブジェクトは、そのマナ総量がそれの2つの第1面のマナ総量の合計であることを除いて、その組み合わせた第2面の特性のみを持つ。あるパーマネントが合体したパーマネントをコピーしているなら、そのコピーのマナ総量は0である。

[編集] 合体したパーマネントが戦場を離れる

合体したパーマネントが戦場を離れる場合は、1つのパーマネントが戦場を離れ、2枚のカードが該当する領域に置かれる。戦場を離れた時点で、合体したカードは第1面に戻る。

  • 例:合体したパーマネントである《騒がしい徒党》が死亡したとする。「クリーチャーが1体死亡するたび」の誘発型能力は1回誘発する。「いずれかの領域からカードが1枚墓地に置かれるたび」の誘発型能力は2回誘発する。

合体したパーマネントがオーナー墓地ライブラリーに置かれるなら、そのプレイヤーは、それを表していた2枚のカードを望む順番に並べ変えてもよい。それがオーナーのライブラリーに置かれるなら、そのプレイヤーはその順番を公開しない。

プレイヤーが合体したパーマネントを追放するなら、そのプレイヤーはその時点で2枚のカードの間のタイムスタンプ順を決める。これはCR:613.7mの定める手順の例外である。

  • 例:映し身人形/Duplicantは「映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。」と「映し身人形によって追放されたカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形は、映し身人形によって最後に追放されたクリーチャー・カードのパワータフネスクリーチャー・タイプを持つ。これは多相の戦士でもある。」という能力を持つカードである。《映し身人形》の1つ目の能力によって、合体したパーマネントである《騒がしい徒党》を追放する際には、《映し身人形》のコントローラーが、最後に追放されたクリーチャー・カードが《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》のどちらなのかを選ぶ。

合体したパーマネントが戦場を離れる時点でそれがなる新しいオブジェクトを、ある効果が見つけることができるなら、その効果は両方のカードを見つける(CR:400.7)その効果によりそれらのカードに対して処理を行うなら、その処理はそれらのカードについてそれぞれ行う。

  • 例:まやかしの死/False Demiseは「エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。」という能力を持つオーラである。《まやかしの死》によってエンチャントされている《騒がしい徒党》が死亡したとする。その誘発型能力によって《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が戦場に戻る。
  • 例:来世への旅/Otherworldly Journeyは「クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。次の終了ステップの開始時に、そのカードをオーナーのコントロール下で、+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に戻す。」と書かれたインスタントである。プレイヤーが合体したパーマネントである《騒がしい徒党》を対象として《来世への旅》を唱えたとする。《騒がしい徒党》が追放される。次の終了ステップの開始時に、《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が、+1/+1カウンターがそれぞれ1個ずつ置かれた状態で戦場に戻る。

合体したパーマネントが他の領域に移動するなら、両方のカードがその領域に移動する。1つの領域変更に2つ以上の置換効果が適用され得るなら、2枚のうちの一方のカードに1つの置換効果を適用すると、両方のカードが影響を受ける。ただし、その合体したパーマネントが統率者であるなら、それはこのルールの例外になることがある(CR:903.9c)。

  • 例:「いずれかの領域からカードが対戦相手の墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。」という能力を持つ虚空の力線/Leyline of the Voidと、「いずれかの領域からカードがエンチャントされているプレイヤーの墓地に置かれるなら、代わりに、そのカードを公開してオーナーのライブラリーの一番下に置く。」という能力を持つ太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moonが戦場にある場合、《騒がしい徒党》のコントローラーが両方のカードの効果の影響を受けているなら、そのプレイヤーがそのイベントに適用する効果を1つ選び、《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》の両方が該当する1つの領域に移動する。

[編集] 裏向きの合体カード

第1面か第2面かということと、表向き裏向きかということは別のものである。合体カードは裏向きになることは有り得る。ただし、既に表向きになっている合体カードは裏向きにすることはできない。効果やルールがそうするよう指示した場合、それを無視する。

  • イクシドロン/IxidronETB能力は、合体カードのクリーチャーには何も行わず、通常のクリーチャーのみを裏向きにする。
  • 予示などで裏向きの状態で戦場に出す場合には、「第1面、裏向き」という状態で戦場に出る。それは他のカードと同じく表向きの特性は隠され、合体カードだと公開する必要はない。第1面のマナ・コストを支払うことで位相を表向きにすることができる。無論第1面であることは変わらない。

[編集] その他のルール

  • 合体カードは両面カードの一種である。巨大化した害獣/Overgrown Pestなどの両面カードを参照する効果によって参照される。
  • 合体カードを見ることのできるプレイヤーは、その第1面と第2面を見てもよい。プレイヤーはいつでも、合体する2枚のカードのもう一方のオラクルや、組み合わせた第2面のオラクルを参照してもよい(CR:108.1)。
  • 両面カードと異なり、合体カードは一度追放された後で合体するので、合体したターンは召喚酔い状態である。クリーチャーならば速攻を持たないかぎり、攻撃できない。
  • 統率者戦では、統率者に指定したカードが組み合わされたパーマネントも統率者として扱われる。
  • 合体した統率者が領域を移動する際にプレイヤーがそれを統率領域に移動することを選んだ場合、組み合わされていたカードの統率者でないカードは適切な領域へ、統率者は統率領域へ移動する。
  • 他の両面カードと異なり、統率者戦における固有色は第1面のみを参照する。第2面の情報は合体時のみ有効だからである。
  • ブースター・ドラフトにおいては、合体カードは通常の両面カードと同じように扱われる(両面カード#その他のルール参照)。
  • 第1面の文章欄右下には、第2面のP/T(合体後がクリーチャーの場合のみ)が、加えて合体する能力を持たない方のカードにはどのカードと合体するのかが印刷されている(カード画像)。これは注釈文であり、ルールに影響しない。

[編集] 旧ルール

  • 初出時は合体カードはルール上両面カードとは別の物として扱われていた。機械兵団の進軍発売に伴う総合ルール更新により、合体カードは両面カードの一種となった。

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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