衝動的ドロー

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衝動的ドロー/Impulsive drawは、「あなたライブラリーの一番上カードをN枚追放し、ターン終了時までそれをプレイしてもよい」という能力を指す開発部[1]


Abbot of Keral Keep / ケラル砦の修道院長 (1)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)

果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
ケラル砦の修道院長が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードをプレイしてもよい。

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解説

初めて登場したのはアイスエイジエルキンの壷/Elkin Bottleの能力。その後それを元ネタとして基本セット2014紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromasterの±0忠誠度能力が作られた。当時の役割の少なさを補うために赤に移行された能力で、本来は赤の役割ではないドローを期間を区切って一時的なものにすることで赤らしさを保ち、他のの邪魔をすることもなく赤のカラーパイが広げられた[2][3]紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster#開発秘話も参照。

2021年現在では赤は衝動的ドローの1種色とされ[4]、この能力を持った赤のカードが継続的に作られている。

追放したカードをプレイできる期限は「ターン終了時まで」が基本だが、溶岩との融和/Commune with Lavaでは「次のあなたのターンの終了時まで」続く他、反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defianceの1つ目の+1忠誠度能力では能力の解決中に呪文を唱える必要がある。いずれの能力でも、衝動的ドローの一種として扱われている[1][5]。また、カードによっては、呪文唱えられる土地はプレイできないものもある(→#ルール)。

ルール

  • 「そのカードをプレイしてもよい。」とは、そのカードが土地であればプレイしてもよく、呪文であれば唱えてもよいという意味である。「そのカードを唱えてもよい。」という効果の場合、追放された土地カードをプレイすることはできない。
  • 手札からではなく追放領域からプレイできる以外の、土地のプレイと呪文を唱えることに関する手順や制限はすべて従わなければならない。
  • 唱えた呪文は、解決されれば通常通りパーマネント呪文戦場に出て、インスタントかソーサリーならば墓地に置かれる。
  • 示された期間が終わってもプレイされていないカードは、追放されたままになる。

主なカード

特記しない限り1枚追放で、使用期限はそのターン終了時まで。太字は使用期限が「次のあなたのターン終了時まで」持続する。マナ・コストを支払うことなく唱えるものは野生の呼び声/Call of the Wildの項を参照。

脚注

  1. 1.0 1.1 A Few More Words from R&D/開発部語辞典2016Making Magic 2016年11月7日 Mark Rosewater著)
  2. Working Your Core/『基本』的な働き(Making Magic 2013年7月8日 Mark Rosewater著)
  3. Every Fire Begins with a Spark/どんな大火も灯から(Making Magic 2013年7月11日 Dave Guskin著)
  4. Mechanical Color Pie 2021/メカニズム的カラー・パイ 2021年版(Making Magic 2021年10月18日 Mark Rosewater著)
  5. Hooked on Draconics, Part 1/龍詞に魅せられて その1(Making Magic 2015年3月16日 Mark Rosewater著)
  6. If red is supposed to be the impulsive color why...Blogatog 2015年4月12日 Mark Rosewaterのブログ)

参考

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