統率者戦

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2010年7月6日 (火) 19:30時点におけるふみ (トーク | 投稿記録)による版
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エルダー・ドラゴン・ハイランダー/Elder Dragon Highlanderはカジュアル変種ルールの1つ。EDHと省略して呼ばれることもある。Magic Onlineではこれを基にした司令官戦多人数戦フォーマットとして制定されている。

目次

解説

ジェネラル(将軍)と呼ばれるカードをキーとするフォーマットである。ジェネラルはデッキを決定し、ゲームのルール上でも優遇された非常に重要な存在である。

ハイランダーのルールに準拠するため、サーチカードの重要性が高い。そのため、果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroなどのサーチ能力を持ったカードをジェネラルとすると非常に有効に働く。また、単色のジェネラルを選ぶと使用できるカードが狭まりデッキのカードパワーが下がる恐れがあり、一方で多色のジェネラルを選ぶと多色地形を1枚ずつしか入れられないためにデッキの安定性を損なう可能性もある。ジェネラルとデッキの方向性は密接に関係しているため、熟慮して選ぶ必要がある。

ルール

構築ルール

まず、ジェネラル(将軍)と呼ばれる伝説のクリーチャーカードを1枚選ぶ。ジェネラルのマナ・コストは、デッキ内に入れられるカードのマナ・シンボルを指定し、ジェネラルのマナ・コストに含まれないマナ・シンボル(混成マナ・シンボルも含む)を持ったカードをデッキに入れることはできない。デッキ内のカードはそのマナしか生み出せず、不適正な色マナを生み出す場合は代わりに無色マナを生み出す。

デッキ内には、通常のハイランダーと同様、基本土地カード以外は同じカード名のカードを1枚ずつしか入れることができない。枚数は、ジェネラルと合わせてちょうど100枚である。なお2010年6月20日現在のルールでは、陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minionラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissaryがジェネラルに指定できない。

使用カード

ヴィンテージで認められている全てのカードを使用でき、禁止カード制限カードも基本的にそれに準拠する。ただし、以下の特例が存在する。

以前は、丸砥石/Grindstone世界のるつぼ/Crucible of Worlds忍耐の試練/Test of Endurance裂け目掃き/Riftsweeperも禁止であったが、いずれも禁止解除されている。

  • パワー9が全て名を連ねている錯覚を受けるが、Timetwisterは使用可能である。誤解してる人が多いので注意。
  • マジック大会規定に記述されているフォーマットではないため、禁止カードも公式な規定ではなく、あくまで「禁止カードとすることが推奨されている」という扱いである。

ゲームルール

ゲームを開始する前に、各プレイヤーは自分のデッキのジェネラルを宣言し、それをコマンド領域に置く。ジェネラルであることは特性ではなくそのカードの持つ性質である。「ジェネラルであること」はコピーされず、継続的効果によって上書きされず、コントロール変更効果により失われない。

プレイヤーのライフ総量の初期値は40点である。

いずれかのプレイヤーが1体のジェネラルより21点以上の戦闘ダメージを与えられた場合、そのプレイヤーはゲームに敗北する。これは状況起因処理である。ライフとは個別にカウントされ、ライフを回復してもこの値はリセットされない。

  • この値はジェネラルごとに累計される。ジェネラルが1度戦場を離れても記憶され続け、再び戦場に出て同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えたならば、戦場を離れる以前のダメージと累計して「21点」をカウントする(「領域を移動したオブジェクトは新しいオブジェクトとして扱われる」というルールの例外)。
  • ジェネラルが異なるコントローラーより同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、以前のプレイヤーのコントロール下で与えた戦闘ダメージと累計して「21点」をカウントする。

ジェネラルがコマンド領域にある限り、そのオーナーはジェネラルを唱えることができる。ただし、この方法でそれまでにジェネラルを唱えた回数1回につき、追加コストとして(2)支払う必要がある。

  • Phelddagrifならば、1回目は(1)(緑)(白)(青)、2回目は(3)(緑)(白)(青)、3回目は(5)(緑)(白)(青)と増えていく。

ジェネラルがいずれかの領域から墓地または追放領域に置かれる場合、そのオーナーは代わりにジェネラルをコマンド領域に置くことを選んでもよい。これは置換効果である。

Partial Paris Mulligan

個々のカードを引ける確率を上げることなく土地事故を和らげるため、特殊なマリガンルールとしてPartial Paris Mulliganが設けられている。

ゲームを始めるときに各プレイヤーが手札を引いた後、通常のマリガンの代わりに以下の手順を行う。

  1. 各プレイヤーは先攻プレイヤーからターン順に自分の手札にあるカードを望む枚数だけ裏向き追放してもよい。
  2. 全プレイヤーが追放するかどうか選んだ後、カードを追放したプレイヤーはその追放したカードの枚数に1を引いた枚数のカードを引く。
  3. 少なくとも1枚のカードを追放したプレイヤーは、1に戻ってこの手順を繰り返してもよい。
  4. どのプレイヤーも追放しないことを選んだ場合、各プレイヤーは追放したカードを自分のライブラリーに戻して切り直す

選択ルール

EDH Sideboards(デッキ入れ替え枠)

この選択ルールを採用する場合、各プレイヤーは1枚のジェネラルと99枚のカードの他に10枚のカード用意することができる。

ジェネラルが選ばれた後、各プレイヤーはデッキのカードと1対1で入れ替えるための3分が与えられる。

  • デッキに入らなかったカードは願いなどで回収できる。

Victory Points(代替勝利条件)

いわゆる「最後まで残っていたプレイヤー」という勝利条件の代わりに、追加または代替の勝利方法を用意する選択ルール。

EDH公式サイトでは「1ターンに最大の戦闘ダメージを与えたプレイヤー」「マナ・プールに最も多くのマナを貯めたプレイヤー」「ジェネラルダメージによる勝利」「ジェネラルに最も多くのマナを費やしたプレイヤー」といった勝利方法が挙げられている。

Democratic Victory(民主的勝利)

勝利と社交的プレイングのバランスがとれたプレイヤーに報奨を与える手段として用意された選択ルール。

ゲームが終了したとき、各プレイヤーは最も楽しませた対戦相手1人に投票する。プレイヤーは最後まで残っていた場合は2点、1票につき1点を獲得し、その点数に対して賞品を提供する。

The League Rule(リーグルール)

デッキ構築に制限を加える選択ルール。複数のプレイヤーが同じジェネラルを選ぶことができず、他のプレイヤーがジェネラルとして選んだカードをデッキに入れることができない。

その他

  • 以前はジェネラルに関する規定として「リーグルール」と「オープンルール」の2種類がありどちらかを選ぶ必要があったが、2009年9月20日のEDHルール改正で選択制は廃止され、標準のルールではいずれも適用されないようになった(リーグルールに関しては#The League Rule(リーグルール)を参照)。
    • オープンルールでは、リーグルールのようなデッキ構築段階での制限はない代わりに、「ジェネラルはいわゆるレジェンド・ルールの影響を受けなくなる」という特殊ルールが追加されていた。同伝説のクリーチャー戦場にある場合、ジェネラルでないもののみが墓地に置かれ、ジェネラルならば墓地には置かれない。双方がジェネラルならばどちらも戦場に残る。
  • 2009年9月20日のEDHルール改正で変更されるまでは、ジェネラルを置く領域コマンド領域の代わりに追放ゲーム外)領域を用い、マリガンはPartial Paris Mulliganではなく通常の多人数戦用マリガンが用いられていた。
  • ジェネラル以外にも伝説のクリーチャーカードを入れても構わない。
  • 基本的に多人数戦で行われ、ライフだけでなくジェネラルからの戦闘ダメージも記録する必要があるため、メモ帳は必須と言える。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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